腰痛の痛み緩和や再発防止にプラセンタを活用する
2020年4月15日プラセンタ注射とサプリの違いとサプリを飲むタイミングについて
2020年4月15日プラセンタは、美肌効果だけではなく、様々な効果が期待できます。
その中の1つが「更年期障害の症状緩和」です。
ここでは更年期障害へのプラセンタの効果についてまとめてみましょう。
目次
更年期とは?
更年期は、閉経前5年~閉経後5年の時期を言います。
この更年期の時期は、女性の体と心が移り変わる時期であり、妊娠できる年齢から妊娠できない年齢への移行期とされています。
更年期は45~55歳の約10年間をさします。日本女性の閉経年齢は50.5歳と言われています。
女性の多くは40歳を過ぎると卵巣機能が衰えてきます。
50歳前後になると、月経を周期的に起こすために必要な卵巣での女性ホルモン産生分泌が行われなくなるため、月経は消失し閉経します。
更年期障害とは?
更年期に入り、卵巣からホルモンが分泌されなくなると、下垂体ホルモンである卵胞刺
激ホルモン(FSH)や黄体化ホルモン(LH)の血中濃度が高くなり、ほてり、のぼせ・発汗、不眠などの症状が現れます。
このような症状を更年期障害と言います。
更年期障害のおもな症状はこちらです。
- ドライアイ
- 動悸、息切れ
- 肩こり、腰痛、関節痛
- のぼせ、ほてり、発汗、手足の冷え
- 食欲不振、吐き気、便秘、下痢、腹痛
- しびれ、知覚過敏
- ドライマウス
- 頭痛、めまい、耳鳴り、集中力の低下
- 不眠、不安感、疲労感、憂鬱感
- 皮膚の乾燥、かゆみ
- 月経異常、頻尿、外陰部のかゆみ
更年期障害は時期によって症状が変化する
更年期障害の症状は個人差が大きく、時期によっても症状が変化します。
更年期初期に起こる症状はこちらです。
- 月経異常:不規則になり、周期が長くなったり、短くなったりする。
- 精神神経症状:記憶力、集中力の低下、不眠、イライラ、頭痛、めまい
- 自律神経失調症:のぼせ、発汗(ホットフラッシュ)、ほてり、手足の冷え
更年期中期~後期に起こる症状はこちらです。
- 筋肉や骨格の衰え:肩こり、腰痛、関節痛
- 肌の衰え:しわ、シミ、くすみ
- 膣、膀胱の衰え:膣の萎縮、尿漏れ
更年期の時期によって更年期障害の症状は変わっていくことを覚えておきましょう。
プラセンタに含まれる栄養成分とは?
プラセンタには以下のような栄養成分が含まれています。
- アミノ酸(ロイシン、リジンなど20種類)
- たんぱく質(アルブミン、グロブリンなど20種類)
- ビタミン(ビタミンB1、B2、B6、B12、C、D、E、ナイアシン)
- ミネラル(カルシウム、ナトリウム、カリウム、リン、亜鉛、マグネシウム、鉄)
- 核酸(DNA、RNA、代謝産物)
- 糖質(ガラクトース、ショ糖)
- 酵素(アルカリホスファターゼ、産生ホスファターゼ)
- 脂質・脂肪酸(コレステロール、ラウリン酸)
このプラセンタに含まれる栄養成分の中でも、核酸は遺伝子を修復させて、新陳代謝を活性化させる働きがあります。
さらにプラセンタには更年期障害の症状改善には欠かせない成長因子(グロースファクター)も含まれています。
プラセンタに含有する成長因子は1つだけでなく、複数の成長因子が存在します。
プラセンタに含まれる成長因子は以下の通りです。
- NGF(神経細胞増殖因子)
- HGF(肝細胞増殖因子)
- EGF(上皮細胞増殖因子)
- FGF(繊維芽細胞増殖因子)
- CSF(コロニー形成刺激因子))
- IGF(インシュリン様成長因子)
- IL-1(インターロイキン1)
- IL-2(インターロイキン2)
- IL-3(インターロイキン3)
- IL-4(インターロイキン4)
プラセンタの薬理作用
プラセンタにはたくさんの薬理作用があります。
主な作用はこちらです。
- 自律神経調整作用:自律神経バランスを調整する
- 内分泌調整作用:ホルモンバランスを調整する
- 基礎代謝向上作用:基礎代謝を活発にして、細胞、臓器などの働きを高めていく
- 抗炎症作用:炎症を抑える
- 免疫賦活作用、免疫調節作用:免疫力を高める、免疫力の働きを正常に保つ
- 強肝、解毒作用:肝臓の働きを強化する、解毒作用を高める
- 活性酸素除去作用:活性酸素による体内酸化を防ぐ
- 血行促進作用:血液循環をよくする
更年期障害に対するプラセンタ
プラセンタは辛い更年期障害の症状を予防、改善する効果があります。
更年期に関して、プラセンタサプリはホルモンバランス乱れを整える働きがあります。
女性ホルモンの減少を抑えて、ホルモン生成を促進することで、ホルモンバランスの乱れを調整してくれるのです。
ホルモンバランスが整うことで、自律神経の不調を改善できます。
ホットフラッシュや頭痛などの更年期の症状は、女性ホルモン分泌を促す性腺刺激ホルモンと女性ホルモンの主成分であるエストラジオールの分泌量が大きくかかわります。
更年期はエストラジオールの値が低くなり、性腺刺激ホルモン値が高くなるので、2つのホルモン分泌量の差が大きくなってしまいます。
プラセンタには細胞増殖や新陳代謝を促進させる成長因子が多く含まれており、体の器官を活性化させることで更年期障害の症状を重くさせないようにしてくれるのです。
この成長因子には、エストラジオールと性腺刺激ホルモンの差が大きくならないように働きかける効果もあるのです。
自分の母親が更年期障害に苦しんだという場合、予防的に更年期障害が起こる閉経時期より前に、プラセンタサプリを飲んでおくと予防効果が高くなります。
プラセンタは自然治癒力を高める作用もあります。
閉経前後の症状におすすめなプラセンタ
女性の体はエストロゲンという女性ホルモンが分泌されることにより、思春期になると初経を迎えます。
性成熟期になると安定して妊娠や出産ができるようになりますが、一般的に50歳前後で閉経を迎えることでエストロゲンの分泌量が急激に減少してしまいます。
閉経の前後の期間を更年期と呼んでおり、心身にさまざまな影響が出てきてしまうのです。
エストロゲンの分泌量が低下することで高脂血症や動脈硬化、骨粗鬆症など病気のリスクも高まってしまいます。
40代後半になると月経周期の乱れや月経量の変化などが起こり、少しずつ閉経が近づいていきます。
閉経後はさらにエストロゲンが欠乏することにより、自律神経や脳機能、皮膚代謝、脂質代謝、骨代謝などにも影響が出てきます。
更年期になるとホットフラッシュやのぼせ、頭痛、動悸、眩暈、不安などといった症状が出ることが多いです。
はっきりしない症状も多く、悩みを抱えている女性も多いとされています。
そのような女性のおすすめなのがプラセンタです。
プラセンタとは胎盤から抽出したエキスのことであり、子宮の中の赤ちゃんに栄養を送ったり、酸素を送ったりしているということです。
胎盤には赤ちゃんの成長に必要な栄養が詰まっており、美容やアンチエイジング効果が注目されています。
羊由来のシーププラセンタには、ミネラルやビタミン、アミノ酸、タンパク質、酵素、脂質、糖質、成長因子などが含まれており、さまざまな効果が期待できます。
シーププラセンタが更年期の対策として注目される理由としては、自律神経を調節する作用やホルモン分泌を調整する作用があるためです。
婦人科では一般的にホルモン補充療法という治療が行われています。
有効な治療法ではありますが、薬を服用している人や脳卒中を起こしたことのある人、心筋梗塞を起こしたことのある人などはホルモン補充療法を行うことができません。
また、子宮筋腫や高血圧、肝機能障害がある場合、投与方法や投与量を慎重に調整する必要があります。
更年期障害への効果が最も期待できるプラセンタ商品とは?
プラセンタは美容や健康に効果があると女性に人気の成分のため、様々な商品が出回っています。
ゼリーやドリンク、クリーム(美容液)、サプリメントなどプラセンタが配合された商品は数多く存在しますが、更年期障害の症状改善におすすめなのはサプリメントタイプのプラセンタです。
プラセンタサプリは栄養価も純度も高い、高品質のプラセンタが配合されています。
プラセンタの即効性を求める場合には注射、長期的な更年期障害の改善を希望される場合はサプリメントがおすすめです。
保険適用も可能な更年期障害へのプラセンタ療法
プラセンタは多くの疾患、症状に対する薬理効果があります。
プラセンタ注射は、更年期障害、乳汁分泌不全の場合は、保険適応される場合がある治療法になります。
20以上の薬理作用がありプラセンタ療法の最大の魅力は、副作用が少ないことです。
更年期障害の治療としてよく行われるホルモン補充療法は人によって副作用が出る場合があるのですが、プラセンタ療法はホルモン補充療法に比べて副作用が発現しにくいです。
さらに継続して治療を続けることで効果が期待できる場合が多く、安全性も確立されているので安心して治療が行えます。
プラセンタ注射(メルスホモン)は厚生労働省から更年期障害に対する保険適用が許可されている医薬品になります。
ホルモン補充療法が行えない場合、プラセンタ注射が行われることが多いです。
この注射は更年期障害で受ける場合、保険が適用されることになります。
医療機関で行う注射はヒト由来の成分を使用し、皮下や筋肉に注射を打ちます。
効果の出方には個人差もありますが、2週間~1か月に1回の頻度で注射を受けることにより、気になる症状を改善できると言われています。
日本の医療機関で使用される製剤はメルスモンとラエンネックですが、更年期障害の治療で保険が適用されるのはメルスモンです。
また、全ての女性が保険適用になるというわけではなく、45歳~59歳の女性が受ける場合のみ保険が適用されるということです。
それ以外の年齢の女性や、美容目的で注射を受けたいという場合、自費診療となるので注意しましょう。
また、ラエンネックは慢性肝疾患の治療で使う場合に保険が適用されます。
最近ではプラセンタを配合したサプリメントやドリンクが多く販売されています。
サプリメントやドリンクにはヒトではなく豚や馬の胎盤が使用されています。
また、羊由来のシーププラセンタを使った商品も発売されており、注目されているということです。
サプリメントやドリンクでは成分量が少ないのではないかと考えている人もいるでしょう。
しかし、市販の商品でも十分な量を配合しているものはあります。
経口摂取したシーププラセンタは消化や吸収の過程を経ても効果があると分かっています。
シーププラセンタのサプリメントやドリンクを選ぶ場合、衛生面に配慮された農場で飼育された羊の胎盤から抽出されるものは安全性が高いと言えます。
一般的には製造メーカーごとに独自の安全基準を設けており、製造工程で微生物のチェックや滅菌処理なども行っているため、安心してシーププラセンタを摂取することができるのです。
更年期障害へのプラセンタ療法とは?
更年期障害は、閉経時期に女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急激に減少し、ホルモンバランスが崩れることによって様々な体の不調が現れる病気です。
更年期障害は人によって症状の出方、程度が全く違います。
更年期の時期であっても、生活に支障がでるような体の不調を全く訴えない方もいれば、起き上がるのもつらい…仕事に行けない…など生活に支障がでるほど、重症な方もいらっしゃいます。
更年期障害の症状がひどい場合には、病院での治療が有効です。
更年期障害の治療法としては・ホルモン補充療法・プラセンタ療法・漢方の服用などが一般的です。
ホルモン補充療法では、急激に減ってしまった女性ホルモンを補充することで、ホルモンバランスを整えていく治療法になります。
そして、もう1つ、人気のある治療法なのがプラセンタを使った「プラセンタ療法」です。
プラセンタ療法では、プラセンタ注射薬を皮下注射もしくは筋肉注射をすることで、更年期のつらい症状を改善してくれます。
更年期障害でプラセンタ注射をする場合は、保険が適用されますので3割負担(2割負担の場合もあり)での治療が可能です。
プラセンタにはタンパク質、脂質、糖質の三大栄養素の他に、アミノ酸、酵素、ビタミン、ミネラル、核酸、活性ペプチドなどもバランスよく含んでいます。さらにプラセンタ特有の成分として成長因子も含まれています。
成長因子はグロスファクターとも呼ばれ、胎児が発育するためには欠かせない成分です。
この成長因子は体の様々な細胞の成長、増殖を促進する作用がありますので、新陳代謝・基礎代謝向上や血流促進、ターンオーバーサイクルの調整など様々な効果が期待できます。
更年期障害の治療でも用いられる保険適用されたプラセンタ注射薬では、原料にヒトのプラセンタ(胎盤)を使用しています。
ヒト由来のプラセンタなので吸収率や浸透性も高いです。
またホルモン補充療法とは異なり、プラセンタ注射薬にはホルモンが一切配合されていないので、副作用も出にくく、安全性が高いです。
プラセンタ注射は、サプリに比べると即効性が期待できます。
エネルギー代謝促進、再生促進、解毒作用などの他に、整体防御能を賦活させ、免疫力を高めてくれます。
また抗ストレス作用、抗炎症作用、造血作用なども期待できます。
プラセンタを摂取することで自然治癒力が高まるため、疲れやすいなどの体質改善にも有効です。
プラセンタ療法では症状に応じて、1週間~2週間に1度、注射を行います。
また症状が安定してきたら2~3週間に1度くらいのペースでも十分に効果を発揮してくれるでしょう。
上記のように病院で行われる更年期障害の治療法と言えば、プラセンタ注射薬を用いた、プラセンタ療法になります。
では注射薬ではなく、サプリメントでは更年期症状の症状改善には効果がないのでしょうか?
結果からお話しすると、サプリメントでもプラセンタが配合されたサプリを毎日摂取すれば、更年期障害の症状改善には十分に効果を発揮してくれます。
もちろんサプリメントは注射薬に比べると即効性に劣ります。
しかし継続して毎日飲み続けることで、たくさんの栄養素は吸収できますし、更年期障害の症状改善に欠かせない成長因子もしっかりと体内に取り込むことができるでしょう。
またサプリメントは注射薬と違い、体への負担は非常に少なく、副作用も出にくいです。
病院へ通院する必要もなく、価格もリーズナブルなので、はじめてプラセンタを飲む!という人でも試しやすいでしょう。
サプリメントでは、ヒト由来ではなく、哺乳動物由来のプラセンタが配合されています。
その中でもシーププラセンタサプリ(羊由来 エキス) 25,000mgは羊由来のプラセンタです。
シーププラセンタはヒトのアミノ酸組成に非常によく似ているとため、成分の浸透性、吸収率が高く、サプリメントであっても効率よく有効成分を取り込めます。
サプリメントを選ぶ時には、吸収率がよい製品を選ぶべきです。
いくら高品質のサプリメントでも吸収が悪ければ、結果は同じです。
しっかりと効果を期待できるプラセンタサプリで、更年期障害の症状を改善していきましょう。
まとめ
プラセンタが更年期障害の症状緩和に役立つこと、おわかりいただけたでしょうか?
健康であっても歳を取り続ける限り、避けることのできない更年期も、生き生きと楽しく過ごすために、あなたもプラセンタを試してみませんか?