プラセンタが含む成分と成長因子(グロスファクター)の関係性

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科学的に美肌効果があるとして注目のシーププラセンタ

 

加齢に伴い、多くの女性の悩みの一つとなっているのが肌の乾燥によるたるみやシワです。

老化トラブルが悪化していくと見た目も一気に老けてしまうため、普段のスキンケアでも肌に不足してしまっている美容成分を補えるエイジングケアが行えるスキンケア化粧品を利用している方が増えてきています。

ただ加齢に伴う肌質の変化は、スキンケアだけではなく体の内側から栄養素や美容成分をバランス良く摂取することも重要になるため、食生活の改善や美容サプリメント、ドリンクを利用して不足した美容成分を摂取する方法が注目されています。

エイジングケアが出来る美容成分は豊富にありますが、その中でも近年特に注目されているのがプラセンタを利用した化粧品や美容サプリメントです。

 

プラセンタは動物の胎盤から採取された栄養素で、人間の生命活動に必要とされる豊富な栄養素がたっぷり配合されていることから、健康面でも美容面でも効果が高いとして注目されています。

一般的に国内で流通されているプラセンタ製品の大半は、豚や馬の胎盤から採取された成分を利用しています。

 

しかし海外で豚や馬よりも美肌効果があるとして人気があるのが「シーププラセンタ」です。

このシーププラセンタは羊の胎盤から採取されており、特徴として人間の体の成分に限りなく近いことから、美容成分や栄養成分が体内に吸収されやすく、すばやく馴染むので美肌効果を短期間で実感することが出来ることです。

羊は他の動物に比べて免疫力がとても高い生物です。

そのため生育環境の中で投薬をすることが極端に少なく、免疫力の高い羊から採取されたシーププラセンタは体への副作用が起こりにくいです。

純度の高い状態で抽出することが出来るため、より高い美容効果を体にもたらしてくれる特徴を持っているのです。

 

 

シーププラセンタの美肌に効果のある成分とは?!

 

シーププラセンタにはたくさんの栄養成分が含有しています。

そのたくさんの栄養成分の働きによって様々な効果が得られるのです。

シーププラセンタに含まれる栄養成分をまとめてみましょう。

 

プラセンタに含まれる配合成分はこちらです。

・タンパク質
・脂質、脂肪酸
・糖質
・ミネラル類
・ビタミン類
・核酸
・酵素
・アミノ酸
・成長因子(グロスファクター)

 

それぞれの成分の詳細です。

 

<タンパク質>

体の細胞や組織、臓器、血液、ホルモンなどを作る成分であり、不足すると筋力低下など体の不調となって現れてきます。

 

<糖質>

細胞の構造を維持するため、体のエネルギー源になるために必要不可欠な栄養素です。

 

<脂質、脂肪酸>

プラセンタにはコレステロール、ラウリン酸、バルチミン酸、ホスファチジン酸などの脂質・脂肪酸を含有しています。

脂質は細胞膜や角膜、ホルモンなどを生成する栄養成分になります。

またビタミンA、ビタミンE、ビタミンDの吸収をサポートする作用もあります。

 

<ミネラル類>

プラセンタにはミネラル類としてカルシウム、ナトリウム、カリウム、リン、マグネシウム、亜鉛、鉄などを含有しています。

ミネラル類は血液や体系の調整などに必要不可欠であり、タンパク質、糖質、脂質、ビタミンと並んで五大栄養素となっています。

 

<ビタミン類>

プラセンタにはビタミン類として、ビタミンB1、B2、B6、B12、ビタミンC、D、E、ナイアシンなどを含有しています。

ビタミンは体の様々な生理機能を調整する作用があり、基礎代謝、新陳代謝をスムーズにする働きがあります。

抗酸化作用があるので、美肌に導いてくれ、アンチエイジング効果が得られます。

 

<核酸>

遺伝子の修復や、新陳代謝を調整する働きがあるのでアンチエイジングにつながります。

プラセンタにはDNA、RNA、および代謝産物が含まれています。

アンチエイジング効果の高い核酸にはビタミンよりも強力な抗酸化作用もあります。

 

元々、核酸は肝臓で合成されますが、加齢とともにその生成量は減少します。

40歳を超えたあたりから急激に生成量が減少するため、体の老化が進行してしまいます。

核酸は若さを維持するためには欠かせないアンチエイジング成分になります。

 

<酵素>

シーププラセンタには、アルカリホスファターゼ、酸性ホスファターゼ、ヒアルロニターゼ、アデノシン三リン酸など100種類以上の酵素が含有されています。

酵素には食べ物を消化するために必要な消化酵素と、生きるために必要なエネルギーを生成する代謝酵素の2種類があります。

 

この酵素が不足すると、代謝が低下し、肥満傾向になり生活習慣病を引き起こしたり、免疫力が低下したりします。

 

<アミノ酸>

シーププラセンタのアミノ酸組成はヒトのアミノ酸組成と非常によく似ています。

またシーププラセンタに含まれるアミノ酸は単体から構成されており、組成もよく似ていることから、体内への吸収率が非常に優れています。

プラセンタには、ロイシン、リジン、スレオニン、バリン、イソロイシン、グリシン、アルギニン、アラニンなど20種類以上のアミノ酸が含まれています。

 

<成長因子(グロスファクター)>

プラセンタ特有の配合成分と言えば、成長因子です。

成長因子は特定の細胞の増殖や分化を促進するタンパク質成分になります。

細胞の増殖や新陳代謝を促すスイッチのような働きをしています。

この成長因子は少量でも効果を発揮してくれます。

シーププラセンタに含まれる成長因子は、

・肝細胞増殖因子(HGF)

・上皮細胞増殖因子(EGF)

・神経細胞増殖因子(NGF)

・繊維芽細胞増殖因子(FGF)

・インシュリン様成長因子(IGF)

・インターロイキン1、2、3、4

になります。

 

そして、

シープラセンタには以下のような美肌効果が得られます。

・アンチエイジング効果
・保湿効果(肌の乾燥改善)
・美白効果(シミ、くすみの改善)
・しわ改善
・たるみ解消

 

これらの美肌効果に関与しているのが、先ほどお話しした成長因子(グロスファクター)です。

特に上皮細胞増殖因子(EGF)と繊維芽細胞増殖因子(FGF)は美肌効果に直接的に作用しています。

上皮細胞増殖因子は、上皮細胞の増殖を促進してくれるので、肌細胞のターンオーバーサイクルが整い、新しい肌に生まれ変わりやすくなります。

 

古い角質層が剥がれ、新しい肌細胞へと生まれ変わることで、シミ、くすみを消して、透明感のある肌へと導いてくれます。

繊維芽細胞増殖因子は、繊維芽細胞の増殖を促します。

この繊維芽細胞は、肌のハリ・ツヤに必要不可欠な弾力成分であるコラーゲン、エラスチン、保湿に欠かせないヒアルロン酸などの美容成分を生成する細胞です。

 

この繊維芽細胞が増殖することで、体内で生成されるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸量が増加します。

その結果、肌にハリ、ツヤ、潤いが蘇りますので、保湿効果、たるみ解消、しわ改善などのアンチエイジング効果が得られるのです。

 

 

 

シーププラセンタの細胞成長因子の美容への働き

 

シーププラセンタにはタンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素の他、酵素や核酸、アミノ酸などもバランスよく含まれています。

その中でも一番注目すべき美容効果が期待できる成分と言えば「細胞成長因子」です。

細胞成長因子はグロスファクターとも呼ばれており、プラセンタ特有の成分と言えます。

この細胞成長因子とは動物の体内において、特定の細胞の増殖や文化を促進する内因性のタンパク質のことを言います。

細胞成長因子は、生理学的、細胞学的過程の調節に働いていて、標的となる細胞の表面の受容体タンパク質に特異的に結合することで、細胞間信号物質として働きます。

 

シーププラセンタに含まれる細胞成長因子の働きによって、体の様々な細胞が成長、増殖していきます。

その働きによって、アンチエイジング効果、美容効果、免疫力アップ、アレルギー症状改善、更年期障害、生理前症候群の症状改善など様々な効果をもたらしてくれます。

 

次にシーププラセンタに含まれる細胞成長因子の効果についてまとめてみます。

 

<繊維芽細胞増殖因子(FGF)>

皮膚の真皮層にある繊維芽細胞の増殖を促進します。

この繊維芽細胞は肌の弾力成分であるコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンを生成する細胞です。

繊維芽細胞を増殖させることで、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成量もアップし、肌にハリ、弾力が蘇ります。

シワやたるみ改善にも効果的です。

 

<上皮細胞増殖因子(EGF)>

表皮細胞の増殖を促し、ターンオーバーサイクルを促進してくれます。

肌が潤い、キメの細かい美しい肌を手に入れることができるでしょう。

また気管支、肺、角膜などの上皮細胞増殖作用もあります。

 

<インスリン様成長因子(IGF)>

細胞の再生を促し、内臓器官の修復を行ってくれます。

筋肉細胞の活性化の促進にも効果があるので、筋肉量アップにもつながります。

 

<神経細胞増殖因子(NGF)>

神経細胞の増殖を促進し、自律神経の乱れを調整します。

またホルモンバランスを調節する作用もあるので、更年期障害の治療薬としても用いられています。

その他、うつ病などの精神疾患にも効果を発揮してくれます。

 

<肝細胞増殖因子(HGF)>

肝細胞を増殖させ、臓器や皮膚の修復を促します。

細胞の増殖、修復、再生に効果を発揮してくれるので、慢性肝機能障害の治療薬としても使用されています。

 

<コロニー形成刺激因子、インターロイキン>

白血球の幹細胞の増殖を促進することで、免疫力を高めます。

自然治癒力が上がるので、細菌やウイルスに対抗する力が付き、病気にかかりにくくなります。

 

このようにシープラセンタに含まれる細胞成長因子には様々な美容効果が期待できます。