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2018年11月5日アミノ酸の効果と効能、作用について その2
2018年11月5日前回はインフルエンザの感染経路や発症での損失について、また、インフルエンザ発症と紅茶の関係性についてご説明しました。
インフルエンザは外出すれば誰にでも感染の危険があります。
しかも、うがいや手洗い、マスクの着用だけでは完全に防ぐことはできません。
予防接種を打ったとしても発症の可能性はあります。
そこで注目されているのがインフルエンザへの紅茶の対抗力。
今回は、紅茶がインフルエンザウイルスを無効化する理由とメカニズム、飲み方の注意点などを解説していきます。
目次
紅茶がインフルエンザウイルスを99.9%無効化する理由とは?
インフルエンザは個人の損失だけでなく、会社や組織にも経済損失を与える可能性があります。
紅茶を飲むことでインフルエンザを予防できるのであれば、毎日の習慣を少し変えるだけで発症による損失が回避できます。
そもそも、なぜ紅茶にはインフルエンザの感染予防に良いとされているのでしょうか?
インフルエンザが人に感染するメカニズムと紅茶の関係性を見ていきましょう。
紅茶はインフルエンザウイルスの“スパイク”を無力にする!
インフルエンザウイルスの表面には400〜500個程度の突起が付いています。
これは、赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)という二つの物質が組み合わさってできたもので、「スパイク」と呼ばれています。
人がインフルエンザに感染するとき、ウイルスは自身のスパイクを使って呼吸器粘膜の細胞に吸着し侵入します。
つまり、スパイクがなければ感染することが難しいとも言い換えられます。
そして、紅茶特有の「紅茶ポリフェノール」には、インフルエンザウイルスのスパイクに付着する性質があります。
スパイクの機能を使用できなくなったウイルスは、結果的に人の細胞に吸着することができなくなり無力化されます。
紅茶がインフルエンザの感染力を奪うといわれているのは、このためです。
紅茶ポリフェノールは正式には「テアフラビン」と呼ばれており、紅茶特有の赤い色素を指します。
テアフラビンはただのポリフェノールではなく、緑茶などに含まれる「カテキン」が発酵されることでできる強い抗菌作用を持つものとされています。
試験により99.9%無効化することが確認された
実際に紅茶のインフルエンザウイルスへの対抗力を調べるための試験が行われています。
試験で使用されたのは市販されている紅茶ティーバッグ。
熱湯75mに茶葉1gを入れたものを1分間抽出させたものを試験液とし、ウイルスの感染性が確かめられました。
試験液と100万個もの新型インフルエンザウイルスを混ぜたところ、紅茶を入れていない動物細胞は10秒後に感染が確認されています。
一方、紅茶を入れたものは感染が確認されませんでした。
さらに、残存ウイルスに関しては、紅茶を入れない場合は100万個が残っており、紅茶(飲用濃度)を入れた場合は10個以下という結果が出ています。
しかも、紅茶を5倍程度に薄めた場合でも同様の結果がみられ、10倍に薄めた場合でも残存ウイルスは30個程度だったといいます。
この試験により、紅茶がインフルエンザウイルスを99.9%無効化することが明らかになりました。
紅茶で無効化されたウイルスは復活もしない!
試験液と動物細胞による試験だけでなく、生体であるマウスによる試験も行われています。
試験では、マウスに致死量のインフルエンザウイルスを経鼻接種させました。
その結果、ウイルスのみを接種したマウスは10日後にすべて死亡してしまいました。
一方、紅茶エキスに5分間反応させたウイルスを接種したマウスは、14日後もすべて生存していたというのです!
このことから、紅茶で無効化されたウイルスは、生体に侵入してもなお感染力が復活することはないと考えられています。
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紅茶は10秒でインフルエンザウイルスを殺す!その驚異の実力とは
紅茶とインフルエンザウイルスの試験から、その有効性は明らかになっています。
カテキンの進化形・テアフラビンをもつ紅茶の実力は計り知れません。
ここでは、インフルエンザ対策として紅茶をほかの飲み物に置き換えることはできるのか?
また、紅茶がどれほどウイルス感染に対して力を発揮するのかを解説していきます。
紅茶は緑茶やココアよりも感染防止力が高い!
「毎日紅茶ばかりじゃ飽きちゃうよ」
「ほかの飲み物でもインフルエンザ予防できるんじゃないの?」
と考えている方は少なくないでしょう。
確かに、インフルエンザの感染防止に効果があると謳われている飲み物はたくさんあります。
実際、緑茶やココア、生姜湯などでもインフルエンザを感染予防することが可能と考えられています。
しかしながら、その効力は紅茶には遥か及ばないといいます。
ある研究所では、インフルエンザ対策に良いとされるいくつかの飲み物をウイルス液と反応させるという試験が行われました。
その結果、紅茶の感染防止率はほぼ100%に近かったといいます。
一方、緑茶は約98%、ココアは約90%、生姜湯は77%という結果に留まりました。
紅茶は感染を阻止するスピードも速い!
紅茶のインフルエンザへの効果はそのスピード感にも注目が集まっています。
なんと、紅茶はウイルスの感染性をわずか10〜15秒で100%奪ってしまうというのです。
この即効性の高さはほかのどんな飲み物も適いません。
例えば、緑茶の場合、ウイルス感染率を限りなくゼロに近づけるまでに15分程度かかるという研究データがあります。
それでも100%阻止するとは言い切れません。
また、同データではコーヒーやココアなどとも比較されており、コーヒーが感染率を20%未満にするまでにかかる時間は約30分以上、ココアが感染率を60%未満にするまでにかかる時間も約30分以上という結果になっています。
満員電車に乗ったあとや人ごみを歩いたあとなどに何気なく飲む紅茶が、インフルエンザ感染を防いでくれるかもしれませんね!
紅茶にミルクを入れると意味がないって本当!?レモンや砂糖は問題ない?
他の飲み物に比べ、抗インフルエンザ効果が非常に高い紅茶ですが、紅茶の中に“あるもの”を入れると効果がなくなってしまうといわれています。
せっかく紅茶を飲む習慣をつけても、その効果が失われてしまっては元も子もありません。
紅茶の抗インフルエンザ効果をしっかり得られるように、飲み方の注意点などを解説していきます。
インフルエンザ対策にはミルクはNG!砂糖やレモンはOK
タイトルにもありますが、「紅茶にミルクを入れるとインフルエンザ対策の意味がなくなるのか?」という真偽について、答えは“YES”です。
もちろん、完全になくなるとは言い切れませんが、これにはれっきとした理由があります。
ミルクにはタンパク質が多く含まれています。
タンパク質は紅茶の有効成分であるテアフラビンを取り込んでしまう性質をもっています。
テアフラビンの性質からも、ウイルスのスパイクより先にミルクのタンパク質と結びついてしまうため、本来の効果が発揮できなくなります。
そのため、インフルエンザ対策として紅茶を飲むのであれば、ミルクティーは避けた方が良いといえます。
砂糖やレモンなどを入れる分には問題ないと考えられています。
特に、レモンにはクエン酸やビタミンCなどが多く含まれているため、紅茶との相乗効果も期待できるでしょう。
ストレート→ミルクティーの順なら効果が期待できる
飲み方次第ではミルクティーでもインフルエンザウイルスを無力化する効果が期待できます。
先にもご説明したように、紅茶はウイルスの感染性をわずか10〜15秒で100%失わせるといいます。
ただし、その量はなにもティーカップ1杯分でなくても良いのです。
「インフルエンザ対策もしたいけどミルクティーも飲みたい」という場合、紅茶をストレートで1〜2口程度飲んでからミルクを入れれば、テアフラビンはしっかりと体内に摂り込まれます。
また、紅茶の効果を持続させるためには20〜30分ごとにストレートもしくはレモンティーを飲むのがおすすめです。
紅茶うがいでもインフルエンザウイルスを無効化できる
紅茶は5〜10倍に薄めても抗インフルエンザ効果があると考えられています。
ですので、紅茶を飲む気分ではないときには、紅茶のティーバッグを水に浸し、“紅茶うがい”を実践するようにしましょう。
紅茶のティーバッグは使用済みのものでも構いません。
緑茶でのうがいもインフルエンザ予防効果が期待できますが、実際のところは水うがいとの大きな差はみられないとのデータも出ています。
通勤や通学の際には、紅茶をペットボトルや水筒に入れて持ち歩くと良いです。
いつでも飲めてうがいにも使えるので便利ですよ!
まとめ:紅茶の効果効能はさまざまです
さて、ここまで紅茶がインフルエンザウイルスを無効化することを解説してまいりました。
さまざまな研究・実験データから紅茶の抗インフルエンザ効果が明らかにされています。
インフルエンザが流行する季節、是非紅茶を飲む習慣を付けてみてください。
また、今回は紅茶のインフルエンザ予防効果に関してのご説明でしたが、紅茶にはほかにもさまざまな効果効能があります。
味や香りを楽しめるだけでなく、健康維持や美容にも役立つといわれる紅茶は、まだまだ奥が深そうです。
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