レシチンの効果と効能、作用について
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2018年12月12日ヒスチジンは必須アミノ酸の一つであり、子供の場合のみ必須アミノ酸となっています。
ヒスチジンの名前の由来はギリシャ語で「組織」という意味です。
このヒスチジンの主な働きは赤血球、白血球の形成を促し、貧血やアレルギー疾患を改善する役割があります。
また、子供の時には成長を促す役割も果たすため、不足すると成長障害などを引き起こす可能性があります。
特にこのヒスチジンは乳幼児期では不足しやすいため注意が必要になっています。
ただし、大人になると体内でヒスチジンを合成できるようになるため心配がいらなくなります。
ヒスチジンは貧血やアレルギー疾患を改善し、成長を促進だけでなく、以下のような効果効能があります。
目次
ヒスチジンの主な効果/効能/作用
・慢性関節炎を緩和する(血管を拡張させる働きがあるため)
・ダイエット効果がある(脂肪燃焼効果があるため)
・食欲を抑制する(食欲を抑えるヒスタミンを合成するため)
ただし、ヒスチジンの過剰摂取は強いかゆみや、じんましんなどの症状を引き起こす場合があります。
そのため、ヒスチジンの摂取量の目安は、1日当たり体重1kgに対して10mgとなっています。
つまり、自分の体重が60kgであれば600mgの摂取が必要となります。
こうしたヒスチジンを多く含む食品は、カツオやマグロなどの魚類に多く含まれています。
そして、ヒスチジンを摂取する際の注意点は「生のまま」摂取するのが効率良く摂取する方法となります。
ヒスチジンをもっと詳しく解説
【ヒスチジンとは?】
ヒスチジンとはアミノ酸の1つです。
子供はヒスチジンを体内で合成できないので必須アミノ酸になりますが、大人になると体内で合成できるようになります。
ヒスチジンは体内で特に成長に関与するアミノ酸になるので、成長期の乳幼児には欠かせません。
神経機能をサポートするだけではなく、慢性関節炎の症状緩和や、ストレス軽減など様々な効果が期待できます。
またヒスチジンはアレルギーを引き起こすヒスタミンの材料となる成分ですが、脳内に入るとヒスタミンに変化します。
ヒスチジンとはギリシャ語で「組織」という意味。子供の発育期には欠かせないアミノ酸でありながら、子供には合成できません。
ただ大人になると合成できるようになるので、体内で合成できるものの、必須アミノ酸として分類されています。
子供の成長にとって欠かせないヒスチジンですが、以前は子供は準必須アミノ酸、大人では非必須アミノ酸と扱われていました。
しかし子供では成長に欠かせませんし、大人でもヒスチジンが不足してしまうと、体内の窒素バランスが崩れ、神経系に異常がでたり、皮膚疾患が起こったりする場合もあるので1985年から必須アミノ酸に分類されています。
ヒスチジンは2アミノ3プロピオン酸のことであり、塩基性アミノ酸の一種になります。
タンパク質中では金属との結合部位となって、水素結合やイオン結合を介して高次構造の維持に重要な役割を果たしています。
高等動物においては、ヒスチジンの体内での分解速度が極めて遅いことが分かっています。そのため再利用率が著しく高いです。
【ヒスチジンを多く含む食品とは?】
ヒスチジンが多く含まれる食品は以下の通りです。
・マグロ
・カツオ
・ぶり
・サバ
・サンマ
・子牛肉
・鶏むね肉
・豚赤身肉
・乳製品(チーズ、ヨーグルト、ドライミルク)
・大豆製品(大豆、きなこ)
特にヒスチジンは青魚に多く含まれます。
カツオ100gあたり約2500mg、サバ100gあたり1250mg、イワシ100gあたり1000mgものヒスチジンが含まれているのです。
ヒスチジンの1日摂取目安量は大人で体重1kgに対して約10mgです。
体重60kgの人であれば600mgになりますので、青魚を食べれば十分にヒスチジンを摂取できます。
ヒスチジンは必須アミノ酸になるので、摂取量が不足すると様々な体の不調をもたらします。
特に子供は大人と違い、ヒスチジンを体内で合成することができません。
ヒスチジンが不足してしまうと、成長不良や神経機能の低下につながります。
成長に関与しているアミノ酸はヒスチジン以外にもあるのですが、ヒスチジンが不足すると子供は発育阻害の状態になってしまうでしょう。
またヒスチジン不足によって問題が起こるのは子供だけではありません。
大人の場合でも、ヒスチジンの不足によって皮膚トラブル、肥満などを引き起こす可能性があるので、できるだけ積極的に食事から摂取する必要があるでしょう。
【ヒスチジンの副作用は?】
ヒスチジンは体内でも合成される必須アミノ酸ですので、基本的に副作用は起こりません。
口からヒスチジンを摂取する分には安全性が示唆されています。
ただヒスチジンは体内でヒスタミンに変換されるので、ヒスチジンを過剰に摂取するとアレルギー症状を進行させてしまう恐れがあります。
ヒスチジンを過剰に摂取すると、その分ヒスタミンの生成量が多くなるため、ヒスタミンの血中濃度が増加します。
ヒスタミンは神経伝達物質として働いていますが、アトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー症状がある方は、ヒスタミン血中濃度が増えることでじんましん、強いかゆみなどを引き起こしてしまいます。
場合によっては、ショック症状を引き起こす可能性もあり、過剰反応が心配です。
ヒスタミンは免疫系の伝達を行う神経伝達物質でありながら花粉でくしゃみがでたり、鼻水がでたり、アトピーで体がかゆくなったりするのは全てヒスタミンによって起こっています。
外から入ってきた抗原に対して、体が過剰に反応してしまい、ヒスタミンが大量に分泌されるとアレルギー症状が引き起こされます。
ヒスタミンの働きは、外部からの抗原から体を守るための、人間が本来持っている防衛反応の1つなので仕方ないのですが、ヒスチジンの過剰摂取には気を付けたいですね。
また妊娠中や授乳中におけるヒスチジンの摂取は安全性が確認されていないので、食品以外からの摂取は避けておいた方が安心です。
その他、相互作用に関しては葉酸欠乏症の人がヒスチジンを摂取すると、ホルムイミノグルタミン酸が蓄積しやすくなります。
医師に相談してから、服用するようにしましょう。
【ヒスチジンの効果・効能とは?】
ヒスチジンの効果・効能は以下の通りです。
・成長促進効果
・ダイエット効果
・脳神経を保護する効果
・透析による貧血の治療効果
・慢性関節炎の緩和
・紫外線による皮膚ダメージを軽減する効果
それぞれまとめてみましょう。
<成長促進効果>
ヒスチジンは子供の発育に不可欠な必須アミノ酸になります。
成長を促進するために積極的な摂取が必要になります。ヒスチジンが不足すると発育不良になってしまいます。
<ダイエット効果>
ヒスチジンは交感神経を刺激するヒスタミンに変換されます。このヒスタミンは神経機能に働きかけ、脂肪細胞においても交感神経を刺激してくれます。
交感神経が刺激された脂肪細胞は脂肪燃焼が促進されるため、脂肪が燃えやすく痩せる体質に変わり、ダイエットにつながります。
またヒスタミンには食欲抑制効果も期待されています。
ヒスタミンは鼻づまりや痒みなどのアレルギー症状を引き起こす厄介な印象が強いですが、脳に入ると満腹中枢に作用して食欲を抑制する働きが得られます。
脳内には空腹感や満腹感を感じる摂取中枢と満腹中枢があります。
食べても食べても空腹感を感じてしまうのは、摂取中枢が活発になっているためです。
食欲を抑制するためには、満福中枢を活発にしてあげることが重要です。
食事の時に、よく噛んで食べると、噛むという刺激によってヒスタミンの分泌は活発になります。
ヒスタミンが脳内に入って、満福中枢を刺激してくれると、お腹がいっぱいになったという満腹感が高まるため、食欲の抑制につながります。
ヒスタミンを体内に取り入れても、脳の手前にある血液脳関門という器官を通れないため、ダイエットには効果を発揮してくれません。
そこでヒスタミンの原料となるヒスチジンを摂取することでダイエット効果が得られるのです。ヒスチジンは血液脳関門を通過できます。
ヒスチジンによって生成されたヒスタミンによって、食欲抑制効果と、脂肪燃焼効果という2つの肥満防止作用が期待できるでしょう。
ダイエットしたい方にヒスチジンはおすすめの成分です。
<脳神経を保護する効果>
ヒスチジンは脳梗塞など急性期の脳虚血疾患による脳組織が死滅するのを抑制する働きがあるということが分かってきています。
これはヒスチジンの神経機能補助の役割によるものです。脳神経を保護することから、虚血性脳障害の予防につながります。
ヒスチジンが不足すると、体内の窒素バランスが崩れて神経系に異常が現れるので積極的な摂取が望ましいです。
<透析による貧血の治療効果>
ヒスチジンは最近の研究で、透析による貧血の治療に効果を発揮することが分かっています。
ヒスチジンは赤血球を形成する時に必要になるので、ヒスチジンを摂取することで赤血球の形成が促進され、貧血の治療をサポートしてくれます。
<慢性関節炎の緩和>
ヒスチジンは体内で交感神経を刺激するヒスタミンに変換されます。
このヒスタミンは外傷や薬など外部からの刺激に応じて血管を拡張する働きがあります。
血管が拡張することによって、膝や肘、肩などの慢性的な関節炎の痛みやストレスをやわらげてくれます。
<紫外線による皮膚ダメージを軽減する効果>
ヒスチジンは、紫外線によって受ける皮膚のダメージや刺激を軽減させる働きがあります。
そのため、シミやそばかすができにくく、皮膚がん予防にもつながります。