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私達が生きていく上で欠かせない3大栄養素と言えば「タンパク質、脂質、炭水化物」になります。

その中でも、タンパク質は筋肉、ホルモン、臓器、血液など私達の体を構成する成分です。

そのタンパク質を生成するのに必要なのがアミノ酸。
アミノ酸にはいくつもの種類がありますが、ここではアミノ酸の一種であるフェニルアラニンについて、その効果・効能、作用についてまとめてみましょう。

 

【アミノ酸とは?】

フェニルアラニンはアミノ酸の一種です。

アミノ酸は生命のみなもとであり、地球上に存在する栄養素の中で最も古いと言われています。

自然界には500種類ものアミノ酸が存在しており、私達人間の生命を維持するために必要な栄養素であるタンパク質を構成しているアミノ酸はわずか20種類のみ。

食事をしてタンパク質を摂取すると20種類のアミノ酸に分解されます。
その後、再びアミノ酸からタンパク質が再合成されるのです。

 

タンパク質を構成しているアミノ酸は20種類というお話をしましたが、その中で9種類は体内で合成することができません。

この9種類のアミノ酸を「必須アミノ酸」と呼び、フェニルアラニンも必須アミノ酸の1つになります。
必須アミノ酸をバランスよく含んだタンパク質は良質のタンパク質と呼ばれているんです。

必須アミノ酸は

・Lイソロイシン
・Lスレオニン
・Lトリプトファン
・Lバリン
・Lヒスチジン
・Lフェニルアラニン
・Lメチオニン
・Lリジン
・Lロイシン

の9種類であり、それぞれの必須アミノ酸は異なる働きをします。

 

 

【フェニルアラニンとは?】

フェニルアラニンは必須アミノ酸の1つであり、脳と神経細胞間の信号を伝達する役割を持っています。

つまり、フェニルアラニンは体内では神経伝達物質として働いているのです。
このフェニルアラニンは、肉類、業界類、卵、乳製品など様々な食品に含まれるたんぱく質に含有しています。

 

フェニルアラニンには

・L−フェニルアラニン
・DL−フェニルアラニン

の2種類が存在しており、フェニルアラニンと言った場合にはL−フェニルアラニンを指すことが多いでしょう。
どちらも似た名前ではあるものの、効果や特徴は異なります。

フェニルアラニンは必須アミノ酸に分類されているので、体内では合成することができません。

 

そのため、食事から栄養分として摂取しなければいけない成分であり、肝臓でチロシンに変換され、ノルアドレナリン、ドーパミン、エピネフリンなどの興奮性神経伝達物質を作り出しているのです。

 

興奮性の神経伝達物質は、精神を高揚させて血圧を上げる作用や、記憶力を向上させる作用などがあります。
精神活動に大きな影響を及ぼす神経伝達物質は、そのバランスが崩れてしまうとうつ病などの原因になることがよく知られているでしょう。

 

フェニルアラニンは、神経伝達物質を作るアミノ酸であることから、アルコール禁断症状の軽減や軽度のうつ病の治療に使われることもあります。
気持ちが落ち込んだり、ふさぎ込んだりする時には、フェニルアラニンのサプリを飲んで、神経伝達物質をたくさん作り出すようにアプローチするのも効果はあるでしょう。

 

動物性タンパク質や植物性タンパク質をバランスよく摂取していれば、フェニルアラニンが不足することはありません。
ただ、サプリメントを服用して、単体のアミノ酸を集中して摂取すると、様々な効果が期待できる場合もあります。
これはフェニルアラニンだけではなく、他のアミノ酸にも同様のことがいえるでしょう。

 

【フェニルアラニンの代謝について】

フェニルアラニンは中性アミノ酸に分類され、芳香族アミノ酸でもあります。

また、フェニルアラニンは表皮角質層に遊離の形で存在し、天然保湿因子(IMF)の主成分であるアミノ酸の構成成分です。

 

生体内では、エネルギーを産生するために、クエン酸回路と呼ばれる代謝回路が存在します。

このクエン酸回路が一周することで、ATPなどのエネルギーを産生するのですが、個々のアミノ酸では代謝分解によってクエン酸回路による中間体として組み込まれるのです。

 

フェニルアラニンは、フェニルアラニンからチロシン→フマル酸と変化します。

フェニルアラニンヒドロキシラーゼと呼ばれる酵素を触媒として、非可逆的にチロシンを合成し、そのチロシンの代謝経路をたどってフマル酸と呼ばれる中間体になるので。

 

【フェニルアラニンの効果・効能とは?】

フェニルアラニンの効果は以下の通りです。

それぞれまとめてみましょう。

 

<脳機能を高める効果>

フェニルアラニンは脳と神経細胞の間で信号を伝達する役割を果たす化学物質である「神経伝達物質」になる必須アミノ酸です。

体内でノルアドレナリンとドーパミンに変換され、神経伝達物質として働くことになります。
ノルアドレナリンやドーパミンは神経を興奮させる作用があり、やる気を出させてくれるので、気分の落ち込みや無気力さが緩和されるでしょう。

また脳機能を高めることによって

・記憶力の強化
・精神的な鋭敏さの強化

にもつながります。

 

<鎮痛効果>

フェニルアラニンには痛みを抑制する作用があるので、鎮痛効果が期待できます。人工的に合成されたDL−フェニルアラニンは、鎮静剤としても医療現場で広く利用されています。

神経痛、片頭痛、腰痛、慢性関節リウマチ、骨関節炎、外傷、筋肉痙攣、手術後の痛みなど、あらゆる慢性的な痛みを軽減させてくれるでしょう。

 

フェニルアラニンには脳内モルヒネと呼ばれるエルドルフィンの産生、活性を促進してくれます。
このフェニルアラニンによって、痛みを抑えることができるのです。

 

また、脳内モルヒネと呼ばれるエルドルフィンは、モルヒネとは異なり習慣性、毒性はなく、長期間の使用においても効果が落ちることはありません。

逆にフェニルアラニンは、繰り返し使うことによってより痛みを効果的に軽減できるという性質もあるのです。
抗うつ効果もあるため、一般的な鎮痛剤として知られているアスピリンが効かない人にもおすすめですよ。

 

<皮膚疾患の症状改善>

フェニルアラニンは、白斑治療に効果があります。

フェニルアラニンを経口摂取+紫外線β波の照射か、もしくは、フェニルアラニンの外用と紫外線?波の照射の組み合わせが一般的で、その治療によって白斑が消えるでしょう。

<うつ症状、不安感・緊張感の軽減>

フェニルアラニンはドーパミンやノルアドレナリンなど精神を高揚させる興奮性の神経伝達物質を生成するので、不安感や緊張感を軽減させ、気分の落ち込みが起こりやすいうつ症状を改善する効果があります。

またADHD(注意欠陥多動性障害)の症状改善にも効果があります。

 

<ダイエット時の空腹感を抑制する>

ダイエットをしている人は、食事制限をする場合が多いため、どうしても常に空腹感を感じているでしょう。

空腹時にフェニルアラニンを摂取すると即効性があり、すぐにやる気がみなぎり、元気がでます。
興奮状態になることで空腹感を感じにくくなるでしょう。また食欲自体を抑制する作用もあります。

 

【フェニルアラニンの副作用は?】

フェニルアラニンは、人にとって必要不可欠な必須アミノ酸に分類されているので、安全性は高く副作用はありません。

肉、魚、乳製品など様々な食品のタンパク質に含まれているフェニルアラニンは、人工甘味料であるアステルパーム配合の清涼飲料水やお菓子からも摂取が可能です。

 

人工甘味料であるアステルパームは、フェニルアラニンの他、アスパラギン酸を原料として生成されます。
砂糖や麦芽糖にフェニルアラニン、アスパラギン酸を加えたものが、シロップや顆粒状の甘味料として商品化されているのです。
そのほか、清涼飲料水、ビタミン剤、加工食品などにも添加されます。

 

フェニルアラニンは基本的にはたくさん摂取しても問題なく、過剰摂取の危険性も低いのですが、摂りすぎはよくありません。

フェニルアラニンには、血圧を上昇させる作用があるため、過剰摂取で高血圧になる可能性があります。
高血圧によって心筋梗塞や心臓病などのリスクが高まる恐れがあるので、妊娠中、授乳中の女性やフェニルケトン尿症の人は過剰摂取しないように摂取制限をする必要があるでしょう。

 

また、フェニルアラニンを脳内に取り込むため器官である血液脳関門には、必須アミノ酸のトリプトファンと同一のものが使われています。
そのため、フェニルアラニンを過剰に摂取してしまうと、トリプトファンの取り込みが阻害されることになり、セロトニンの生成量が減少してしまうのです。

 

フェニルアラニンをサプリメントなどで摂取する場合には、投薬・服薬中の方は医師への相談が推奨されています。

リウマチ、腰痛、片頭痛などの慢性的な痛みや、うつ病の症状を改善するために、フェニルアラニンを摂取する人が増えていますが、服薬との組み合わせによっては副作用を引き起こす可能性もあるのです。