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2018年10月5日コラーゲンの効果と効能、作用について その3
2018年10月6日コラーゲンとは、人間の体の骨や軟骨、靭帯、腱、血管、真皮などを構成するタンパク質の一種です。
人間の体の約20%を占めるタンパク質は約10万種存在し、コラーゲンはこのうち約30%を占めています。
一般的にコラーゲンには「美肌効果がある」とイメージされがちですが、これは体内に存在するコラーゲンの約40%が皮膚に存在し、皮膚全体の約70%がコラーゲンで構成されているためです。
しかし加齢と共に体内でのタンパク質合成機能が弱まるほか、動物性食品の摂取量が減少することなどによって体内のコラーゲン量が徐々に不足するため肌のハリや弾力、潤いが失われていくことから現在では多くの美容化粧品の原料にコラーゲンが活用されています。
この他にもコラーゲンはサプリメントなどの健康食品分野や、人工皮膚・人工血管・人口軟骨・インプラントといった医療分野など、幅広い分野で活用されています。
◆コラーゲンの種類
コラーゲンは、1本あたり約10万もの繊維状のタンパク質が3本集まり螺旋状の鎖を構成しています。
人間の体内には28種類のコラーゲンが存在していますが、鎖の構造の違いによってI型、II型、III型・・・と28の型に分類されています。
体内に存在するコラーゲンの約40%が皮膚に存在しますが、この約40%のコラーゲンは9種類の型で構成されており、I型コラーゲンが最も多い90%を占めていますが、ここでは代表的な5つの型をご紹介します。
・I型コラーゲン…骨や皮膚の真皮に多く存在し、骨の弾力を維持する働きや皮膚の強さを生み出す働きがある。
・II型コラーゲン…関節や軟骨に多く存在するほか、目の角膜や硝子体にも存在する。
・III型コラーゲン…大動脈などの欠陥や真皮、子宮など主に臓器に存在し、組織に柔軟性を与える。
・IV型コラーゲン…皮膚の基底層に存在し、基底膜の骨格構造を支えることで真皮と表皮を繋ぎとめる働きがある。
・V型コラーゲン…血管や胎盤、平滑筋に存在するほか、I型やIII型コラーゲンが存在する組織にも少量存在する。
このようにコラーゲンは構造の違いから様々型に分類され、1つ1つの型がそれぞれ重要な役割を担っていますが、コラーゲン自体の構造は加熱することで崩れランダムに変化するという性質があり、「コラーゲンの変性」と呼ばれています。
変性したコラーゲンは分子の大きさによっていくつかの種類に分類され、主にゼラチン、アテロコラーゲン、コラーゲンペプチド、非変性コラーゲンなどがあります。
・ゼラチン…牛や豚などの皮膚や骨、または魚類から抽出したコラーゲンを高温で変性させたもので、ゼリーやサプリメント、化粧品の原料として活用されている。
・アテロコラーゲン…コラーゲンの両端を酵素処理して抗原性を極端に低くさせたもので、医療用インプラントや再生医療における組織の足場、一部の化粧品の原料として活用されている。
・コラーゲンペプチド…コラーゲンを酵素処理して低分子化させたもので、体内での吸収率が高いことからサプリメントなどの健康食品や化粧品の原料として活用されている。
・非変性コラーゲン…コラーゲンを編成させずに抽出したもので、II型非変性コラーゲンは関節の炎症に対し抑制効果が認められているほか、シニア向けの健康食品やサプリメントの原料として活用されてる。
このようにコラーゲンは全身のあらゆる細胞に存在しますが、加齢と共に体内量が減少し「体の老い」と感じる様々な悪影響が現れ始めます。
そのため積極的な補給が望ましいコラーゲンですが、実際に体内でどのような働きをしているのか、補給することでどんな効果が得られるのかについては「コラーゲンの効果と効能、作用について その3」で詳しくご紹介します。