
酵素の効果と効能、作用について その1
2018年11月25日
クロレラの効果と効能、作用について その1
2018年11月25日酵素は私達人間が生きていく上で必ず必要になるものです。
ここでは酵素についてと、酵素の効果・効能をまとめていきましょう。
目次
【酵素ってなに?】
酵素とは生命活動の主役であり源です。
消化や代謝など人間の生命活動には酵素が欠かせません。
酵素は、体内で生成されるものもあれば、食品に含まれるものもあり、その数は5000種類にも及ぶといわれています。
それぞれの酵素が特定の働きをしており、手を動かす、ものを考える、消化を助ける、代謝を促すなどの活動に使われているのです。
酵素の主成分はタンパク質であり、体の中で起こる様々な化学反応の手助けをしています。
酵素の特性として、タンパク質が主成分なため、熱による変性を受けてしまいます。
つまり加熱によって酵素の構造が変化して、機能を失ってしまうのです。
48度以上の熱を壊れると変性するため、酵素を食品から摂取する時には加熱していない状態で摂取しなければ意味がありません。
また酵素は限られた環境条件下でしか働きません。
酵素は人や動物の体内で働くので、35〜40度の温度が最もよく働きます。
さらに温度だけではなく、特定の範囲のpHの条件下(中世付近のpH)でしか、酵素は働くことができません。
ただ例外もあり胃で働くペプシンと呼ばれる酵素は、胃酸による強い酸性下である胃の中で活発に働くのでpHが低い条件下で活性化されます。
【酵素の種類は?】
酵素には、体内で生成される潜在酵素と食物に含まれる食物酵素があります。
さらに潜在酵素は消化酵素と代謝酵素に分類されます。
それぞれの酵素の特性をまとめてみましょう。
<消化酵素とは?>
消化酵素は、私達が食べたものを消化、吸収する時に必要な酵素です。
私達が毎日食べるご飯や野菜などの食べ物を消化分解して、吸収するために働きます。
消化酵素にはアミラーゼやリパーゼ、プロテアーゼなどがあります。
それぞれの働きはこちらです。
アミラーゼ:唾液に含まれる消化酵素であり、でんぷんをブドウ糖に分解します。
プロテアーゼ:胃液に含まれる消化酵素であり、タンパク質をアミノ酸に分解します。
リパーゼ:膵液に含まれる消化酵素で、脂肪を脂肪酸に分解します。
消化酵素によって働く部位、分解する栄養素が異なりますので、どの酵素も消化において欠かせません。
<代謝酵素とは?>
代謝酵素は、体温調節、呼吸、心拍など人間の生命活動をサポートする酵素です。
代謝酵素の主な働きとしては
・基礎代謝:吸収された栄養素からエネルギーを作り出す
・新陳代謝:吸収された栄養成分を体中の細胞に届けて、細胞が有効に働くようにサポートする
・有害物質の除去:毒素を尿や汗で体外へ排出する
・免疫力を高める:風邪などをひきにくくする
・自然治癒力を高める:体の悪い部分を修復して、病気を治していく
<食物酵素とは?>
食物酵素は食物に含まれる酵素です。
体の外にある酵素で加熱されていない生の食べ物、発酵食品に多く含まれています。
食物酵素の含まれた食べ物を、加熱した食べ物と一緒に摂取すれば、消化吸収をサポートしてくれます。
食物酵素が多く含まれる食品には
・生の食べ物:野菜、果物、生の肉や魚
・発酵食品:みそ、納豆、ぬか漬け
などがあります。
この3つの酵素はそれぞれ別の働きをしますが、体内の特定の場所で大量の酵素が必要となり消費されてしあまうと、他の場所で必要となる酵素が不足してしまいます。
例えば消化酵素がたくさん使われてしまうと、代謝酵素の量が減り、基礎代謝が落ちてしまう…ということがあるのです。
体内で生成される酵素の量は決まっています。酵素の生成量が減ってしまうと、その後は食物酵素を積極的に摂取するしかないのです。
【酵素の効果・効能とは?】
酵素は私達が健康に生活するためには欠かせません。
ここでは酵素の主な効果についてまとめてみましょう。
酵素の主な効果はこちらです。
・新陳代謝向上による美肌効果
・基礎代謝向上によるダイエット効果
・消化力向上による胃もたれ改善
・自然治癒力向上による免疫力アップ
それぞれまとめてみましょう。
<新陳代謝向上による美肌効果>
代謝酵素の働きによって、新陳代謝が向上します。
新陳代謝が活発になると、肌細胞のターンオーバーサイクルが早まります。
ターンオーバーとは肌細胞の生まれ変わりのことであり通常であれば28日周期でターンオーバーは繰り返されますが、加齢とともにそのサイクルは遅くなってしまいます。
酵素の働きで新陳代謝が活発になれば、ターンオーバーが促進されて、新しい肌細胞へと生まれ変わるスピードが早くなります。
つまり古い角質が除去され、くすみやシミのない綺麗な肌になれ、美肌効果が得られますよ。
酵素を積極的に摂取すれば、若々しい肌を維持できるので、シミ、しわ、たるみの改善につながり、アンチエイジング効果が期待できます。
<基礎代謝向上によるダイエット効果>
酵素の働きによって基礎代謝が活発になると、脂肪燃焼効率がアップします。
脂肪燃焼効率がアップすれば、食べた食べ物もエネルギーとして消費されるので、脂肪が蓄積しにくい体へと改善できます。
つまり太りにくい痩せる体質になれるので、ダイエット効果が期待できます。
<消化力向上による胃もたれ改善>
消化酵素の働きによって、消化吸収がスムーズに行われるようになれば、胃もたれや慢性胃炎、逆流性食道炎などの症状も改善されます。
胃もたれにお悩みの方は、食物酵素を積極的に摂取したいですね。
<自然治癒力向上による免疫力アップ>
代謝酵素は代謝を高めることができますが、自然治癒力アップにもつながります。
自然治癒力が高まれば体の修復が早まり、免疫力が高まります。
免疫力がアップすれば、細菌やウイルス感染もしにくくなるでしょう。
特に酵素によるダイエット効果、美容効果は注目されており、酵素ドリンクダイエットや酵素美容液などは人気商品として数多くの種類が販売されています。
ダイエットはもちろんですが、健康的に痩せることができますし、基礎代謝、新陳代謝が高まることで健康的な体を維持できるでしょう。
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潜在酵素を減らさないために
酵素は一生の内につくられる量が決まっているので、節約することが、酵素不足をおさえるポイントとなります。
それには食生活と生活習慣の改善が有効だとされています。
現代の生活は便利なモノに溢れてはいるものの、ストレスを感じる人が増えています。
不便だった昔に比べてストレスを抱える人が多くなったという事実は、人間にとって一番大切なのが利便性ではないことを裏付けているような気がします。
しかし、文明が発展していくたびに、素晴らしい開発がされ、寿命が延びているという統計は喜ばしいものです。
だからこそ、健やかに暮らせることを目指したいものです。
<ストレスを抱えない>
ストレスを抱えると、体の中でさまざまな働きが制限されたり、機能を果たせなくなったりとあらゆる面に悪影響を及ぼします。
またストレスを受けたことによって、傷ついた細胞を修復するために働きすぎたことが、活性酸素を増やす原因ともなります。
酵素は活性酸素を退治する役割があるので、酵素不足を招きます。
<適度な運動を心がける>
運動不足は血流を滞らせ、栄養素が行きわたらなくなるほか、老廃物を回収する働きを招きます。
過度な運動は逆効果となりますが、ウォーキングなどの運動で適度に体を動かすことは必要です。
<質の良い睡眠>
睡眠中に体の修復を促すホルモンが出ているので、睡眠は非常に大切です。
しかし眠ったつもりでも、浅い眠りや途中覚醒などの問題があると充分な回復を図れません。
睡眠の質は寝る前の行動や食事など決まると言われています。
主な行動は、寝る前のスマホやパソコンなどのブルーライトを浴びることや食事を摂ることで胃が活発になることなどです。
就寝前はリラックスを心がけ、質の良い睡眠をとることを意識することが必要です。
<規則正しい生活>
規則正しい生活と言うのは、夜に眠り、朝に目覚めるということです。
人間の体は、夜になるとメラトニンが分泌され、自然に眠りに導くようになっているのですが、電気が通った便利な現代や労働条件などがその体のリズムを乱してしまっています。
しかし、人間の体はたくましく、朝の光を浴びれば体内のリズムがリセッとされることが分かっています。
たとえ、多忙で就寝が遅くなってしまっても、朝に光を浴びて、体内のリズムをきちんとリセットするという心がけを忘れず、1日1日の生活を自分で整えていくことが必要です。
<食生活を見直す>
美味しいものが溢れているのも現代、簡単に調理できることや、恵まれた環境であることから、お腹いっぱい食べてしまう傾向があります。
食欲を満たすことはもちろん悪いことではありません。
ある種のストレス解消法にもなるでしょう。
しかし、食事からの栄養素が多ければ多いほど、消化酵素の働きは増えてしまいます。
結果、潜在酵素を減らしてしまうことにつながりかねません。
よく噛んで、味わって食べると自然に満足感が得られます。
食べ物を盛るお皿にこだわったり、家族との会話を楽しんだりすることも食べ過ぎを防ぐのに良いと言われています。
食卓を彩り、食事の時間を楽しむのもきっと効果があるでしょう。
<酵素を含む食品は?>
潜在酵素をできるだけ減らさないために生活を見直せたら、食物酵素に注目してみましょう。
食物酵素はその名の通り、食物から得る酵素の事です。
食物酵素を積極的に摂ることで体内の酵素の働きを強めます。
食物酵素は、生の野菜や果実、発酵食品に多く含まれ、それ自体で、血液循環や消化を促進させるといったことや、体の機能を維持したり、調整したりして、エネルギーをつくりだす役割をします。
潜在酵素と似たような働きを持っているので、意識して摂取したいですね。
酵素を含む主な食品をまとめました。
・イチゴ
・キウイ
・バナナ
・イチジク
・パパイア
・パイナップル
・キャベツ
・山芋
・大根おろし
・味噌
・漬物
・ヨーグルト
・キムチ
どれもこれも日常で摂りやすいものばかりですね。
大根おろしなどは、焼き魚の付け合わせにしたり、ちりめんじゃこやレモンやカボスなどと合わせてそのまま食べたりと、摂取のハードルが低くて嬉しいですね。
<酵素を効率よく摂る方法>
大根おろしはすりおろしたものですが、実はすりおろすことが酵素を効率よく摂ることにつながっているのです。
野菜や果物はすりおろすことによって細胞膜が破れ、中に閉じ込められていた酵素が溢れ出して、活性化すると言われています。
果物をデザートとして取り入れ、おかずには大根おろしなどを付け合わせ、お味噌汁を飲むことで、酵素を摂取することができます。
<酵素の弱点>
酵素を摂るために注意したいことは、酵素は熱に弱いということです。
お味噌は優秀な発酵食品ですが、お味噌汁などをつくるときに、火を入れ過ぎないように気を付けたいですね。
酵素が耐えられる温度は50~70℃と言われています。
酵素は生きたまま食べることに意味があるので、充分に気を付けたいです。
加工食品も便利ですが、酵素は皆無ということがわかります。
便利な時代の副産物ですが、加工食品ばかりを食べることは控えましょう。
<酵素サプリメント>
酵素を摂取することが、体の不調やダイエットに効果を発揮することから、酵素配合のサプリメントがたくさん出ています。
中には好転反応と見られる症状や副作用の可能性なども多々報告され、少々不安が残ります。
安心と安全の保障があるサプリメントを選ぶために、メーカーの工程などに着目してください。
特に信頼のあるGMP認定と言う厚生労働省の支援を受けた認証制度をクリアした製品は安心と安全を約束してくれるでしょう。
<酵素と同じく注目したい補酵素、コエンザイム>
酵素は、特定した物質にだけ作用しないという基質特異性という特徴があり、栄養となるもとをうまく作用させる働きを担います。
そして、その働きをサポートする補酵素も重要な働きをし、私たちがエネルギーをつくり出すのに必要な物質です。
<コエンザイムQ10>
コエンザイムQ10は、酸化型(CoQ)と還元型(CoQH2)に2つの種類があります。
還元型のCoQ10は、体内のサビを取り、酸化ストレスから守る抗酸化作用があります。
CoQ10が興味深いのはその作用です。抗酸化として作用するとき、直接的と間接的と両方の方法で作用できることです。
たとえば、抗酸化作用がある成分と言えば、ビタミンEが有名ですが、ビタミンEがサビ取りをして、力をなくしたとしたとしたら、CoQ10が元の力に戻すという働きをします。CoQ10とビタミンE、ぜひ一緒に摂りたいですね。
<CoQ10の臨床応用から見るその可能性>
コエンザイムQ10の持つ、エネルギー生成を助ける作用、抗酸化作用が治療効果をもたらすとされ、高血圧、免疫改善、糖尿病、パーキンソン病、抗がん剤の副作用軽減、歯周病の疾患などへの臨床応用が期待されています。
治療の応用へと結びつけることで、酵素が生きるために非常に大切な物質であることがよくわかります。
<CoQ10の減少が老化を招く!>
コエンザイムQ10 も酵素と同じく、加齢によって減少することが分かっています。
コエンザイムQ10を含む食品は数多くあります。
青魚や肉類、大豆、クルミやアーモンドなどのナッツ類、ほうれん草などですが、体内で効果を発揮するためには大量に食べなければいけないので、効率よく摂れるサプリメントがおすすめです。
潜在酵素と食物酵素が充分に力を発揮できるようにサポートしてくれるのがコエンザイム(補酵素)です。
酵素も補酵素もバランスよく摂取して、老化を食い止めましょう。
<まとめ>
私たちの生命活動を維持するために必要不可欠な酵素と補酵素。
実は酵素には汚れや臭いなどといった物質を分解する働きもあります。
その働きを利用した洗剤などの製品も開発されています。
さらに、それらの洗剤は自然環境に優しいことが大きな特徴であり、自然破壊が大きな問題となっている地球に嬉しい製品です。
その他、植物の生育にも有効だということが確認されています。
まさに酵素の働きは人間の生命だけにとどまらず、動植物の生命、さらに環境保全への用途としてもその力を発揮しています。
まさに自然界に生きるものすべてにとっての酵素です。
これほどまでにも素晴らしい酵素と補酵素の働きをうまく取り入れて、健康を確かなものにし、健やかに過ごしていきたいですね。
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