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アンチエイジングや美容効果で注目を浴びているプラセンタですが、プラセンタの効果はそれだけではありません。

更年期障害や生理前証拠群(PMS)、慢性肝疾患、アトピー性皮膚炎など様々な症状改善に効果を発揮します。
更年期障害や慢性肝疾患に対しては、プラセンタ治療が保険適用されています。

またそれ以外の症状に関しても自由診療で、プラセンタ治療を行う医療機関は非常に多いです。
それだけ高い効果が期待できるプラセンタは私たちの健康維持ためには欠かせない成分と言えるでしょう。

 

今回はプラセンタの効果の中でも「睡眠に関する効果」をまとめていきましょう。
プラセンタの睡眠に関する効果のまとめ前編として、不眠の種類と、睡眠とプラセンタの関係性について解説していきます。

 

 

【不眠の種類】

眠れない…という症状は、様々です。
夜寝る時になかなか寝付けないという人もいれば、眠りが浅く熟睡できないという人もいます。
一度目が覚めてしまうと、夜中でも眠れなくなってしまうという人もいるでしょう。

 

不眠とはよく眠れない日が続き、日中に眠気が起こったり、注意力が散漫したします。
また疲れやすくなったり、体調不良を引き起こしたりもします。
日本人の5人に1人は何らかの不眠症状に悩んでいるといわれています。

特に20~30代に始まり加齢とともに不眠症状に悩む人は増えていきます。
男性よりも女性に多く見られます。

不眠の種類は以下の通りです。

・入眠障害
・中途覚醒
・早朝覚醒
・熟眠障害

それぞれ解説していきます。

 

<入眠障害>

入眠障害とはなかなか寝付けない症状のこと。
お布団に入って、寝付くまでに30分~1時間以上のかかるタイプの人は入眠障害の可能性があります。
精神的な問題、ストレス、不安、緊張が強い時に、この入眠障害は起こりやすくなります。

 

<中途覚醒>

中途覚醒は夜中によく目が覚めてしまう症状のこと。
睡眠中に何度も目が覚めてしまい、一度起きてしまうとなかなか寝付けなくなる方は中途覚醒による不眠の可能性が高いです。
日本人の不眠症状の中で、この中途覚醒が最も多く、15~27%を占めています。
中高年になると、この中途覚醒の頻度が高まります。

 

<早朝覚醒>

早朝覚醒は朝早く目が覚めてしまう症状のこと。
起きる予定にしていた時間よりも2時間以上も早く目が覚めてしまい、その後眠れなくなってしまうタイプです。
この早朝覚醒は高齢者に多くみられる不眠症状です。

 

<熟眠障害>

熟眠障害は、ぐっすり眠った気がしない症状のこと。
睡眠時間は十分にとれているはずなのに、疲れがとれない、熟睡感が得られないという場合には、熟眠障害の可能性が高いです。
この熟眠障害は他の、睡眠障害と併発していることが多いです。

 

不眠症状は大きく分けてこの4つに分類されます。
1つの症状だけの場合もあれば、複数のタイプが併発されている場合も。
この不眠症状のタイプによって、対処方法や治療方法は異なりますので、自分の不眠症状を見極める必要があります。
プラセンタはこの4つの全ての不眠症状に対してアプローチすることが可能です。

 

【不眠の原因】

不眠症状にはいくつかのタイプがあることが分かりましたが、これらの不眠症状を引き起こす要因、原因も1つだけではありません。
たくさんの要因があって、不眠症状を引き起こしているのです。

不眠症状を引き起こす主な原因は、

・環境要因
・身体要因
・心理的要因
・生活習慣要因

の4つにわけることができます。
それぞれ解説していきましょう。

 

<環境要因>

環境要因として時差がある場所に行く、枕が変わる、気候や気圧の変化、明るさの影響、騒音などがあります。

時差ボケや夜勤などのシフト勤務などで昼夜逆転した生活を送ると体内時計が狂ってしまい、睡眠が妨害されてしまいます。
また眠る前にスマートフォンなどの電子機器を使用して、ブルーライトを見すぎると交感神経が活性化されて、興奮状態になり睡眠が妨害されることも…
寒さ、熱さ、明るさ、騒音など就寝時の環境も睡眠に大きな影響を与えるでしょう。

環境要因を改善することによって不眠症状は改善されます。

 

<身体的要因>

身体的要因として、怪我による痛み、アトピー性皮膚炎など皮膚病によるかゆみ、夜間の尿意(頻尿)など、体の症状によって眠りが妨げられてしまうことがあります。

痛みやかゆみがあると、なかなか眠れないという経験をしたことがある人は多いでしょう。
睡眠時無呼吸症候群も眠りを妨げる身体的要因になりますが、この症状は本人の自覚がないため、発見されないことも。

 

また加齢や性差によっても睡眠障害が起こりやすくなります。
男性よりも女性の方が不眠を訴えることが多いですし、加齢とともに睡眠の質は低下し、不眠に悩む人は増えていきます。

 

<心理的要因>

心の要因として、悩みやイライラ、不安、極度の緊張からの精神的ストレス、睡眠に対する強いこだわりなどから不眠症状を起こすケースがあります。

ストレスは快眠の最大の敵と言われており、人間関係、仕事に関する悩み、家族や収入に関してなど、日常生活に取り巻く何らかのストレスで悩んだり、イライラしたりすることが誰にでもあるでしょう。

この大小色々な心理的ストレスは、自律神経の交感神経を刺激して、活発化させます。
睡眠をとるためには副交感神経が優位にならなければいけないのに、交感神経が優位な状態が続き、睡眠を妨害していきます。

 

<生活習慣要因>

生活習慣の要因として、アルコール、ニコチン、カフェインの摂取、運動不足、薬の副作用などがあります。
寝る前にお酒やコーヒーを飲んだり、たばこを吸ったりすると睡眠の質は低下します。

アルコールには一時的な入眠作用はあるものの、覚醒作用があるため、アルコールを多量に飲むと、かえって眠りを浅くしてしまいます。
お茶やコーヒーに含まれるカフェインや、たばこに含まれるニコチンにもアルコールと同じように覚醒作用があるため、寝つきが悪くなり、眠りの質も浅くなってしまいます。

薬の副作用で不眠になる場合もあり、神経に作用する薬、抗ガン剤、ステロイド剤は不眠症状を起こしやすいです。

 

<精神医学的要因>

抑うつ症状やうつ病など、精神疾患を患っている場合、不眠症状はを引き起こしてしまいます。
眠れないだけではなく、憂鬱な気分が長く続く、何をしても楽しめないなどの症状がある場合、精神科や心療内科などを受診した方がよいかもしれません。

眠れないという不眠症状の背景には心の不調が関与している可能性は非常に高いです。

このように不眠の原因は様々ですが、全てに共通して言えるのが「睡眠」と「覚醒」のバランスが崩れていることが考えられます。
眠りたいと思っている時には、何らかの理由で体を覚醒させる機能が、睡眠を促す機能よりも上回ってしまうと、不眠症状が起きてしまいます。

不眠症状は健康上よくありません。
質のよい睡眠は健康的な生活には欠かせないものであり、早めに不眠改善をするべきです。

プラセンタは様々な要因でおこる不眠症状を改善するに効果的な有効成分ですよ。

 

 

【更年期障害による睡眠障害とは?】

閉経時期の女性におこる更年期障害。

その症状は様々で、個人差が大きいです。
更年期の主な症状としては、ほてり、のぼせ、息切れ、動機、頭痛、めまい、腰痛、肩こり、イライラ、不安感、不眠などがあります。
これらの症状は閉経に伴い女性ホルモンのエストロゲン分泌量が急激に減少するため、ホルモンバランスが乱れてしまうために生じます。

 

更年期障害で起こる不眠は、ほてりや発汗など血管運動を伴う神経症状が夜間に起き、睡眠が妨げられてしまうことが要因となります。
ほてりや発汗が起こると、熟睡することができず、眠りが浅くなる傾向があります。

また不安や抑うつなどの精神症状に伴い不眠が起こることもあります。
更年期は不安になったり、イライラしたり、精神が不安定になりやすく、そのことが原因で不眠をもたらしてしまうのです。

 

そのほか、更年期には女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンの生産量が減少するため、男性ホルモンが増えやすくなります。
すると一般男性に多いとされている、睡眠時無呼吸症候群など睡眠呼吸障害を起こす女性が増える傾向にあります。

更年期の不眠は様々な原因、症状があります。また更年期障害の症状として不眠が起きていると思っていたら、実は加齢が原因で起こる不眠であった・・ということもあります。

不眠の原因を正しく理解することで、適切な治療、対処を行うことができます。

プラセンタは不眠に対しても、更年期障害に対しても効果を発揮してくれるので、更年期障害の不眠症状改善にはしっかりとアプローチしてくれますよ。

 

 

【プラセンタは睡眠剤よりも安心?!】

不眠に悩んだ時に、その症状を解決する方法として、睡眠薬の服用があります。
睡眠薬は作用時間の長さによって超短時間型、短時間型、中間型、長時間型に分けられます。

寝つきが悪い不眠症状には超短時間作用型か短時間作用型の睡眠薬がおすすめですし、夜中や明け方に目が覚めてしまう場合には、中間作用型、長時間作用型の睡眠薬がおすすめです。
また非ベンゾジアゼピン系とベンゾジアゼピン系があります。

 

睡眠薬は睡眠を導入してくれる効果を発揮しますが、その反面、副作用も起こりやすいです。
例えばベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、

・持ち越し効果(翌朝以降も睡眠作用が持続してしまう。眠気、ふらつき、脱力、倦怠感など)
・記憶障害(記憶がなくなるなどの記憶障害を起こす)
・筋弛緩作用(筋肉を弛緩させるので立ち上げるときに力を入れにくい)
・奇異反応

などの副作用があります。

このように睡眠薬には副作用がつきものです。

一方プラセンタは、胎盤から抽出されたエキスなので、もともと体内にあった成分ばかりです。
プラセンタサプリに使用されているのは、ヒトプラセンタではなく、馬、豚、羊など。
安全性が確立されたプラセンタのみを配合しているので、副作用も起こりにくいです。

不眠でお悩みの方は、プラセンタサプリの摂取であれば、副作用を心配せずに不眠症状を改善することができるでしょう。

 

【プラセンタは不眠に効果あり】

プラセンタの効果の1つに不眠症状を改善する働きがあります。

これはプラセンタに自律神経バランスやホルモンバランスを整える働きがあるからです。

不眠はストレスや生活習慣、アルコール、環境などの様々な要因によって、自律神経の1つである交感神経が活発化して、交感神経優位の状態が続くために起こります。

眠る前やリラックスした状態のときには、自律神経の中でも副交感神経が優位な状態になるのが一般的です。
しかし交感神経が刺激されて優位な状態が続くと、副交感神経の働きが抑制されてしまうので、副交感神経が優位な状態にはなりません。
この状態では体は興奮状態なのでなかなか眠れませんし、眠りについたとしてもぐっすり眠ることはできないでしょう。

 

プラセンタには自律神経の交感神経と副交感神経のバランスを調整する作用があります。
これはプラセンタに含まれる成長因子(グロスファクター)の1つである神経細胞増殖促進因子(NGF)の働きによるもの。
神経細胞増殖促進因子は神経細胞を増殖させて、その働きを活性化します。

 

自律神経も神経細胞によって作られています。

つまり神経細胞が増殖することによって、交感神経と副交感神経の働きが活性化され、乱れていた自律神経のバランスが調整されます。
自律神経のバランスが調整されると、交感神経が優位な状態が続くということはありません。

朝など活動的な時間には交感神経が優位に働き、リラックスしている時、夜眠る時には副交感神経が優位に働くので、入眠しやすくなり、睡眠の質も改善されるでしょう。

また不眠を改善するには規則正しい食事を心がけることも重要です。

プラセンタには5大栄養素である

・タンパク質
・糖質
・脂質
・ミネラル類
・ビタミン類

の5種類が含まれます。

不規則な食事をしているとビタミンやミネラルが不足しがちですが、プラセンタには5大栄養素をはじめ、アミノ酸、酵素、核酸など様々な栄養素がバランスよく配合されているので、質のよい睡眠をとるために必要な栄養をしっかりとチャージできます。

 

プラセンタの睡眠改善に対する効果は

・自律神経バランスの調整
・ホルモンバランスの調整(睡眠ホルモン、幸せホルモンの分泌促進)
・リラックス効果(精神安定)

があります。

この効果のメカニズムなどは次の後編で詳しくご紹介しましょう。