アルギニンの効果と効能、作用について その1
2019年1月23日アントシアニンだけでなく亜鉛も豊富だった!美肌にも効果的な「ビルベリー」サプリを体験♪
2019年1月24日アルギニンとはアミノ酸の一種であり、様々な機能を持っています。
私達が健康に生きていく上で欠かせないアミノ酸の一種アルギニンの特徴と効果・効能をまとめてみましょう。
目次
【アミノ酸とは?】
アルギニンはアミノ酸の1つですが、そもそもアミノ酸とは何でしょうか?
私達人間の体の約20%はタンパク質でできています。
このタンパク質を作っているのが「アミノ酸」なのです。
タンパク質はアミノ酸が数百以上つながったもので、その種類は10万種類以上にも及ぶといわれています。
一方アミノ酸は20種類で、この20種類のアミノ酸のつながり方によって様々なタンパク質に変化していくのです。
アミノ酸が主成分となるタンパク質は、臓器や血液を作る元となります。
またホルモンや抗体、酵素などもタンパク質で作られており、生体内反応に幅広く関わっています。
つまりタンパク質は
・体を作る
・体を動かす
役割があり、生命活動のほとんどをつかさどっているのです。
私達が生きていく上で絶対に不可欠なタンパク質を作っているアミノ酸は命の元ともいえますね。
【アミノ酸の一種アルギニンとは?】
20種類あるアミノ酸の1つであるアルギニンは、血管などの機能を正常に保つために必要なアミノ酸です。
アルギニンはタンパク質合成に関与しているだけではなく、アルギニン単体でも重要な働きをもたらしています。
そのため「超アミノ酸」と呼ばれることも。
アルギニンは成長期の子供は食べ物から補充しなくてはいけない必須アミノ酸です。
しかし大人になると体内でグルタミン酸から生成することができるので、非必須アミノ酸になります。
ただアルギニンの生成能力は大人になってもそれほど十分ではないため、健康な体を維持するためには不足分を食べ物などから摂取する必要があるため、
準必須アミノ酸と分類されています。
このアルギニンは成長ホルモン分泌に深く関与しており、アルギニンを補給すると筋肉の補修、増強が促進されます。
また血管を拡張するために必要な一酸化窒素を生成する働きもあるので、運動時に血流不足になった場合、アルギニンを摂取すると血管が拡張されるため効果的です。
血管を広げて血液を通りやすくするための重要な働きを果たしているのはアルギニンなのです。
そのほか、体の余分なアンモニアを除去する作用や、免疫力をアップする作用も報告されています。
ED(勃起不全)、不妊症、認知症、骨粗しょう症予防にも効果があります。
さらに最近ではアルギニンに老化予防に効果があることもわかってきています。
老化はタンパク質、遺伝子、脂質などが糖化することで、その働きが弱くなるために起こるといわれています。
この「糖化」をアルギニンは抑制する働きがあるので、老化予防に有効なのです。
【アルギニンはどのような食べ物に多く含まれている?!】
アルギニンは多くの食品に含まれていますが、特に含有量が多いのはこちらです。
・ゼラチン
・湯葉
・かつお節
・凍り豆腐
・きなこ
・大豆
・鶏肉
・豚肉
などです。
成長期の子供にとっては体内で生成できない必須アミノ酸になるので、食事で積極的に摂取しなければなりません。
ただ子供がアプリメントなどでアルギニンを摂取することは推奨されておらず、過剰摂取になると巨人症などになるリスクもあります。
そのため、妊娠中、授乳中の方もアルギニンのサプリメントでの摂取は避けるようにしましょう。
食品でアルギニンを摂取する場合には、大豆・大豆製品、鶏肉・豚肉などの肉類で摂取するのがおすすめです。
アルギニンの効率的な摂取方法としては
・就寝前の摂取
・運動前後の摂取
があります。
<就寝前の摂取>
成長ホルモンは夜寝ている間に多く分泌されます。
アルギニンは成長ホルモンの原料となるので、就寝前に摂取することで成長ホルモンの分泌促進、代謝促進につながります。
<運動前後の摂取>
アルギニンは疲労回復をサポートする効果があるので、運動前後に摂取することで疲労感を解消できるでしょう。
【アルギニンが不足するとどうなる?過剰摂取は問題?!】
アルギニンが体内で不足すると、アルギニン欠乏症を引き起こします。
また逆に過剰するとアルギニン過剰症を引き起こしてしまいます。
<アルギニン欠乏症>
アルギニンが欠乏すると、成長ホルモン分泌量が減少してしまうので、成長が遅れます。
さらに免疫力の低下にもつながるので、病気にかかりやすく、生活習慣病にもなりやすいでしょう。
<アルギニン過剰症>
サプリメントなどでアルギニンを大量に摂取してしまうと、アルギニン過剰症を引き起こしてしまうことも…
幼児や子供にアルギニンを大量に摂取してしまうと、巨人症になるリスクが高まります。
【アルギニンの効果・効能とは?】
アルギニンの効果・効能は以下の通りです。
・アンチエイジング効果、美容効果
・保湿効果
・血流改善効果
・生活習慣病の予防
・疲労回復効果
・免疫力アップ
それぞれの効果・効能を詳しく解説していきましょう。
<アンチエイジング効果、美容効果>
アルギニンは成長ホルモンの原料となり、成長ホルモンの分泌を促進します。
成長ホルモンの分泌量が増えるだけではなく、体内で生成されるコラーゲン量を増やし、肌にハリ、弾力を与えてくれます。
肌にハリ、ツヤがよみがえれば、柔軟性を失って硬くなった肌にできるしわ、たるみが改善されるので、アンチエイジング効果が期待できるでしょう。
またアルギニンは、肌の血流を増やして、血色をよくしてくれるので、くすみやクマが消え、透明感のある美しい肌へと導いてくれます。
このような効果があるのは、アミノ酸の中でもアルギニンだけ!
<保湿効果>
アルギニンにはコラーゲン生成を促進する作用があります。
肌のコラーゲン量が増えると、潤いが保たれ、角質層を保湿する効果が得られます。乾燥が気になる人はアルギニンを積極的に摂取したいですね。
肌が乾燥していると肌のバリア機能が低下し、肌荒れを起こしやすくなってしまいます。
アルギニン入りのクリームでアトピー性皮膚炎や肌荒れが改善したという報告も多いです。
<生活習慣病の予防>
アルギニンは体内で一酸化窒素を生成する作用があります。
この一酸化窒素は血管を拡張し、血流を改善してくれます。
血流改善効果によって、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病予防の効果が期待できます。
また血流を改善することで冷え性なども解消されます。
<疲労回復効果>
アルギニンは、運動時に生成される疲労物質のアンモニアを除去する働きがあります。
アンモニアは運動した時に感じる疲労原因の1つであり、アンモニアの増加が抑制されることで、疲労を感じにくくなります。
アルギニンは疲労回復サポート効果に優れています。
<免疫力アップ>
アルギニンには、ウイルスや細菌を食べる免疫細胞「マクロファージ」を活性化させる作用があります。
このマクロファージは体に侵入してきた最近やウイルスを食べてくれる白血球の一種であり、免疫機能には欠かせません。
この働きによって、外部から侵入する抗原を排除し、免疫力を高めてくれます。
手術後の回復を促し、感染症や合併症の発生率を下げるために、アルギニンが加えられた輸液が一般的に使用されています。
<ED(勃起不全)改善>
精液の80%はアルギニンからできています。そのためアルギニンが不足してしまうと、ED(勃起不全)などの性障害や不妊症につながってしまいます。
またアルギニンには一酸化窒素を生成して、血流を改善する働きがあるので、男性機能を活性化させます。
一酸化窒素には勃起機能を改善する環状グアノシン一リン酸を活性化する働きがあり、男性の精力剤としても活用されているんですよ。
男性にとって必要不可欠なアルギニンを積極的に摂取することで、ED(勃起不全)を改善できるでしょう。
アミノ酸などがバランスよく配合されたニュージーランド産のローヤルゼリーやスピルリナが人気です。