ガンを撃退できる温熱療法とは?体を温めるとガンを排除できる?!

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平熱が36度以下の人、つまり体温が低い人は、免疫力が低下しやすく、風邪などをひいて体調を崩しやすいでしょう。

免疫力の低下だけではなく、ガンなどの病気にもかかりやすいです。

逆に言うと、体温を上げれば免疫力がアップするので、ガンにもなりにくくなります。

 

この体を温める方法は、ガン治療の現場でも積極的に行われていることをご存知ですか?
ここでは、体を温めてガン細胞を撃退する全身温熱療法についてまとめてみましょう。

 

【体をあたためる全身温熱療法とは?】

体が冷えていると血流悪化によって免疫力は低下しますし、ガン増殖は急激に進行してしまいます。

つまりガンの進行を抑制するためにも、ガン予防のためにも日頃から体を温めておくことはとても重要なのです。

 

全身温熱療法は誤差±0.1℃でコントロールすることで、深部体温を精密に管理する体温連動型の治療法になります。
ヨーロッパや日本では古くから健康長寿をもたらすものとして、温浴の温熱効果、末梢循環更新作用などが受け継がれてきました。
その作用を医療でも取り入れるために、2002年に深部体温制御装置が開発されたのです。

 

この深部体温制御装置は介護用特殊浴槽に温調ユニットとコンピューター等を組み込み、温水の温度を±0.1度の誤差でコントロールできる装置になります。
安全性も高く、副作用がでないガン治療法として注目されています。

 

【温浴よる全身温熱療法のメリット】

体を温める方法はいくつもありますが、全身温熱療法では温浴が用いられることが多いです。

温浴が用いられる理由としては、水の熱伝導率がよいことがあります。
水の熱伝導率は空気の約25倍にもなり、生体への熱エネルギー媒体として温水は効率的に体温を上昇させることができるでしょう。

 

また温水であれば、加温が均一に行われるので、火傷や褥瘡の危険性もありません。
体への侵襲性も低いため、治療温度での長時間の維持も可能であり、ガン患者さんにとっても負担が少ないですよ。

 

そのほか、温浴による全身温熱療法のメリットは

・他の治療との併用で、それぞれの治療効果の増強が期待できる
・治療回数などは患者さんの状態に合わせてスケジュール管理ができる
・体への負担が少ない
・心理的負担が少ない(日本人にはお風呂に入るという文化が古くからあるため)
・加温が均一
・どんなガン種にも適用できる

などがあります。

体の深部体温を2度上昇させれば、基礎代謝、新陳代謝は向上し、免疫力もアップします。
体内環境を整えることができれば、ガンの増殖を抑制し、ガン予防できるでしょう。

 

【なぜ温熱療法はガンに効果的なの?そのメカニズムは?】

平熱を高くして、体温を上昇させれば血行が良くなり、基礎代謝向上につながります。

すると、白血球の働きもよくなるので、免疫力がアップするでしょう。
これによって、ガン予防することができますが、温熱療法ではそもそものガン細胞自体にアクションを起こすこともできます。

 

ではなぜ温熱療法はガン細胞に対して効果があるのでしょうか?
これはガン細胞が熱い環境下では死んでしまうからです。

 

人の細胞は42.5度以上に温度が上がると急速に死んでしまいます。
そのため、体温が41度以上に上がることはありません。
そこで温熱療法においては、42.5度で細胞が死滅してしまう原理を利用して、ガン細胞の温度だけを選択的に上昇させて、ガンを死滅させる治療法になります。

 

42.5度以上になるとガン細胞は死滅しますが、ガン細胞だけではなく、ガン細胞の周囲にある正常な細胞もその熱によって死んでしまうのでは?と危惧する方もいるかもしれません。

しかし温熱療法では、正常な細胞は死なないような仕組みになっています。

 

これは正常組織でしゃ、ガン組織と同じように温められても、血管が拡張して血液が流れることで血液が熱を運び去ってくれるのです。
まるで車のラジエーターのような働きですね。
一方、ガン組織の中にある血管では、温度が上昇しても、血管が拡張することができないため、壊れた車のようにオーバーヒートしてしまうので、ガン細胞は熱くなり死んでしまうのです。

ただガン細胞は黙って死んでいくのではなく、なんとか生き残ろうと、熱による障害を軽くしようとします。

 

温められたタンパク質が変性すると、熱ショックタンパク70と呼ばれるたんぱく質を産生することで、熱による攻撃に立ち向かう体勢を作って、傷ついた細胞を修復するのです。
1度、温熱療法を行うと、この熱ショックタンパク70という物質が発現して、ガン細胞を熱の攻撃から守る温熱耐性を起こします。

 

熱ショックタンパク70があると、なかなかガン細胞は死滅しないので、熱ショックタンパク70の発現が減少した頃に、温熱療法を繰り返した方がより高い効果が期待できます。
そのため、温熱療法は毎日行うのではなく、週に1〜3回程度行うのが理想的でしょう。

 

【温熱療法はガンに負けない体つくりに欠かせない!】

温熱療法のガン細胞に対する効果については先ほど、高音状況下でガン細胞を死滅させる作用があるというお話をしました。
しかし温熱療法の効果はそれだけではありません。

ここでは温熱療法の効果をいくつかまとめてみましょう。

 

<好気的エネルギー産生を活性化させる>

生体エネルギーはATPと呼ばれ、細胞中のエネルギー産生工場場所であるミトコンドリアで行われます。

ミトコンドリアでは赤血球によって運ばれてきた酸素と食事から得られた養分から作られ、酸素を燃やしてエネルギーを生成するのです。
このエネルギーの75%は体温維持に使われていて、ストレスで血流が悪くなると酸素の運搬は滞り、エネルギー代謝も低下します。

 

エネルギー代謝が低下すると、体温を維持できなくなるので体温低下が起こるでしょう。
そこで温熱療法で、体の深部から温めることで、エネルギー工場であるミトコンドリアの数が増えます。

 

すると、自分で十分な熱エネルギーが作れるようになり、代謝活性の高い状態になれます。
冷えを改善して、体温を保つことで、ガンに負けない体になれますよ。

 

<体内調節系を刺激する>

温熱療法を行うことで、自律神経系、内分泌系、免疫系など体内調節系を刺激して、体をよりよい状態に保ちます。

体内では、自律神経系、内分泌系、免疫系が1日24時間、交互に作用しあって生命活動を支えており、体を温めることでこれらの機能に関わるパラメーターを刺激することができるのです。

それぞれの調節系への刺激をまとめてみましょう。

 

・自律神経系

自律神経が乱れてしまうと、ガン細胞が好む体内環境になってしまいます。

全身を温めると、自律神経バランスがリセットされ、正常化されるでしょう。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、血管を収縮させたり、拡張させたりすることで調節されています。

 

自律神経バランスが崩れてしまうと、冷えを招き、体温の低下につながるのです。
温熱療法では、自律神経に温熱刺激を加えて、交感神経と副交感神経のスイッチがスムーズに切り替わるようにしてくれます。

 

交感神経が優位な状態であれば、顆粒球が増えてリンパ球は減少します。
逆に副交感神経が優位になれば、リンパ球は増え、顆粒球は減少するのです。

顆粒球は活性酸素を大量に放出して、強い酸化力によって粘膜を破壊するため、顆粒球が増えすぎてしまうとガンになりやすいでしょう。

また交感神経が優位な状態が続くと、ガン細胞を撃退するリンパ球の数も減ってしまうので、ガン細胞の増殖を抑制しにくくなります。
自律神経が正しく働き、白血球のバランスが顆粒球60%、リンパ球35%の比率になれば、ガンに負けない強い体を維持できますよ。

 

・内分泌系

全身を温めて、体温を上昇させると、視床下部の視索前野に位置する体温調節中枢が皮膚温と深部体温の変化を感知します。

ニューロンが温度を温かさを感じると、下垂体前葉のホルモン産生細胞から、温度感受性の成長ホルモン、副腎皮質刺激ホルモンが分泌。
成長ホルモンが分泌されると、基礎代謝が活性化され、細胞の修復や、細胞の再生が促されるのでガン予防につながります。

 

・免疫系

温熱療法では、免疫細胞を活性化して、その数を増やします。

免疫細胞が増えれば、その分体内にいる異物を見つけて、排除する力が高まるので、ガンになりにくい体になれるでしょう。
また免疫を司る白血球には、リンパ球、単球、顆粒球がありますが、これらのバランスは自律神経によって支配されています。

 

ガン細胞やウイルス、細菌を撃退するリンパ球は副交感神経に支配されていて、炎症に関与する顆粒球は交感神経の支配下です。

 

ガン患者さんは健康な人に比べて、顆粒球に比べてリンパ球の比率が少ないことが分かっています。
白血球バランスをきちんと正常に維持することができれば、ガン予防につながるのです。

このように温熱療法はガン細胞を死滅させるだけではなく、自律神経や、免疫、内分泌系のバランスを保ち、体全体としてガン細胞に打ち勝つ強い体を維持できるようになるでしょう。

 

【体温を上げるサプリはある?!】

ガンの治療として温熱療法があるように、体温を上げることはガンに効果的です。

免疫力を高めて健康な体を維持するには、体温を高くする必要があるでしょう。

 

体温を上げるためには基礎代謝をアップさせて、積極的にエネルギー産生する必要があります。
基礎代謝を向上させるためには、血行を促進させる必要があるので、血液の流れがスムーズになるようなサプリを選びたいですね。

 

ヘルスライフ社のグレープシードサプリは、ビタミンEの50倍もの抗酸化作用があるグレープシードをたっぷりと含有したサプリであり、血行不良の改善に効果的です。

血流の悪さを改善すると、ポリフェノールの一種であるオリゴメック・プロアントシアニジンの働きによって、血液の流れがスムーズになり、基礎代謝の向上、体温アップにつながります。

 

またローヤルゼリーサプリやプラセンタサプリには、アミノ酸がたくさん含まれているので、血行促進効果があり、体温アップできるでしょう。

手軽に体温を上げたい方は、サプリの摂取がおすすめですよ。

 

<参考商品>