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2018年9月2日悪玉菌とは腸内に存在する菌(腸内細菌)のうち、からだにとって有害な働きをするもののことをいいます。
通常、腸内細菌は約1000兆個存在し、「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類に分類できます。
健康な成人においての腸内細菌の割合は、善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7とされています。
日和見菌には優勢となる菌に加担する性質があるため、腸内環境において悪玉菌が優勢な状態では悪玉菌が作用しやすくなります。
悪玉菌の主な働きとして、腸内腐敗や毒素、発がん性物質の産生、ガスの産生などが挙げられます。
さらに、善玉菌の働きを抑制してしまいます。
そのため、悪玉菌が増加すると腸の働きが悪くなり、便秘や下痢が起こりやすくなります。
悪玉菌によって生成される毒素(アンモニアやアミン、硫化水素など)が血液を循環することで、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルが起こることもあります。
また、近年では悪玉菌にはさまざまな病気を引き起こす可能性があることが注目されています。
風邪やインフルエンザにはじまり、生活習慣病、ガンなどのリスクを高めることがさまざまな研究から明らかにされています。
さらに、腸内環境の良し悪しがメンタルにも影響を及ぼすことがあります。
これらのことから、悪玉菌を減らすことで腸内環境を整え、善玉菌優勢の状態にしておくことが推奨されています。
悪玉菌の働きは、腸の不調や肌トラブル以外にも以下のようなものが挙げられます。
悪玉菌の主な効果/効能/作用
・善玉菌の増殖を抑える
・肥満を促進する(腸の不調、代謝悪化による)
・肌老化の促進(肌トラブル含め)
・口臭やガスが臭う(有害物質による)
・倦怠感や疲労(有害物質による)
・病原菌、ウイルスへの抵抗力低下
・免疫機能の低下
・腸管運動の抑制
・消化吸収作用の抑制
・大腸がんや乳がん、肝がんリスクを高める(発がん性物質による)
・うつ病、自閉症の発症(セロトニンの減少)
・生活習慣病リスクの上昇
・花粉症、アレルギー、小児アレルギーの発症(神経系の乱れ)
・認知症リスク上昇(脳機能の低下)
このように、悪玉菌は私たちのからだにとって非常に多くの有害作用を持つことが分かります。
しかしながら、悪玉菌は加齢とともに増加傾向になるため、悪玉菌が好む(エサとなる)食品をできるだけ避けることが大切となります。
同時に、善玉菌を含む食品やサプリメント(プロバイオティクス)で積極的に摂取していく必要があります。
悪玉菌が好む主な食品は以下になります。
・肉類(タンパク質、アミノ酸)
・インスタントラーメン
・食品添加物の多い食品
・脂分の多い食品
・甘いお菓子、スナック菓子、冷凍菓子、炭酸飲料(糖分)
・酒
これらの食品の摂りすぎには十分注意し、偏食傾向にある方は食生活を見直しましょう。
悪玉菌の主な種類
・ブドウ菌
・黄色ブドウ球菌
・ウェルシュ菌
・大腸菌(有毒株)
・クロストリジウム菌
・ピロリ菌
・ETBF菌(超悪玉菌)
悪玉菌は食生活のほかにもストレスや運動不足などが原因で増加することがあるため、日ごろからストレス解消や体を動かす習慣を付けることも心がけると良いです。
また、喫煙や睡眠不足も悪玉菌の増加と因果関係があるとされています。
タバコを控え、十分な睡眠時間を確保することも大切です。