人気のスパイス!シナモンとニッキの違いって何?その違い、特徴を徹底解説

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シナモンと言えば、アップルパイやシナモンロールなどに用いられるスパイス。
チャイなどにも使われますし、馴染みのあるスパイスと言えます。

当店で取り扱っているティートータルの「アーユルヴェーダ アンチ ストレス ティー」にもシナモンが含まれていますし、マヌカハニーなどのはちみつとの相性も抜群!フレンチトーストやパンにシナモン&マヌカハニーをかけて食べれば至福の時間が訪れます。

 

シナモンと似たスパイスとして「ニッキ」があります。
ニッキは京都のお菓子として有名な「八つ橋」に用いられていますので、日本人にとってシナモンと同様馴染みがあるでしょう。

「シナモン」と「ニッキ」は香りが似ているので、言い方が違うだけで同じスパイスである…と勘違いしている人がいますが、実はシナモンとニッキは別品種のスパイスなんです。

シナモンとニッキの違いを知っている人はあまりいないかもしれませんね。
今回はシナモンとニッキの違いや、使い分けなどをまとめてみますね。

 

【シナモンとニッキは何が違うの?】

シナモンとニッキの違いをまとめてみましょう。

 

・シナモンとは?

 

シナモンとニッキの香りはとてもよく似ているため同じスパイスだと勘違いする人が多いです。
しかしシナモンとニッキは別品種のスパイスなんですよ。

シナモンはシナモンロールやアップルパイなど洋菓子に用いられることが多いスパイス。
シナモンは洋菓子以外にも、インドで飲まれているお茶「チャイ」の香りづけや、ミックススパイスであるガラムマサラにも欠かせません。

シナモンはスリランカのセイロンで栽培されている肉桂の樹皮から作られます。
そのため、セイロンシナモンとも呼ばれており、紀元前4000年頃からミイラの防腐剤として使用されてきました。
シナモンは世界最古のスパイスなのです。

 

スパイスには外樹皮と呼ばれる一番外側の皮が使われるのが一般的。

シナモンスティックというスティック状のシナモンは、外樹皮の内側にさらに樹皮を重ねて丸めたものを乾燥させて作ります。
つまりシナモンスティックを作るのにはとても手間がかかるため、粉末状のシナモンに比べて価格も高く、高級品です。

シナモンはセイロンシナモンが一般的ですが、セイロンシナモンよりも安価な「シナニッケイ」と呼ばれる品種もシナモンとして流通しています。

 

このシナニッケイは別名「カシア」と呼ばれており、中国、タイ、ベトナムなど東南アジア、東アジアで生産されます。
セイロンシナモンよりも色みが赤く、樹皮が肉厚な特徴があり、シナモンスティックを作る際も手間がかからないため、低コストで販売されているんです。
リーズナブルな価格で売られているシナモンスティックはセイロンスティックではなく、シナニッケイの場合が多いでしょう。

 

・ニッキとは?

 

ニッキは日本産のニッケイのことであり、八つ橋やニッキ飴など日本古来のお菓子に用いられています。
江戸時代にシナニッケイの樹木が伝来し、そこから日本でニッケイの栽培がスタートし、現在では和歌山や高知、鹿児島などで栽培。

日本産のニッケイは、通称「ニッキ」と呼ばれるようになり、日本国内で広く流通するようになります。
ただ、ニッキは収穫量が少ないため、シナモンに比べて高価です。

 

シナモンとニッキの決定的な違いは、どの部分を使って作られているのか?という点です。
シナモン、シナニッケイ、ニッケイはどの品種もクスノキ科の常緑樹ですが、シナモンとシナニッケイは幹の樹皮を乾燥させて使用します。
一方、ニッキは根っこの部分を使用するのです

 

【シナモン、ニッキの味、風味の違い】

シナモンは「幹の樹皮」を使って作られ、ニッキは「根っこ」を使って作られているスパイスになります。
使用している部位が違うため、シナモンとニッキでは含有成分にも違いがあるんです。
シナモンの独特な風味の元で、防腐効果もある「オイゲノール」は、セイロンシナモンにのみ含まれる成分で、シナニッケイとニッキには含まれません。

またシナモン、ニッキでは味や風味にも違いがあります。それぞれの味、風味の特徴は以下の通りです。

・シナモン:甘い香り、マイルドな風味、独特の香り、辛味はなし
・シナニッケイ:濃厚な甘い香り、スパイシーな後味
・ニッキ:甘い香りでありながら、さわやかで強い辛味があり

 

ニッキよりもシナモンの方が甘い香りがします。
このように比較してみると、シナモン、ニッキは似ていますが、味にも違いがあることが分かりますね。
それぞれに個性がある奥深いスパイスといえるでしょう。

 

【シナモンとニッキはどのように使い分けるの?!】

非常によく似たスパイスでありながら、違うシナモンとニッキ。
では、シナモンとニッキはどのように使い分けるのがよいのでしょうか?

シナモンとニッキの特徴をしっかりと把握して、上手く使い分けることで料理やスイーツの風味がより一層アップしますよ。

まずはそれぞれのスパイスを使った代表的な料理やメニューをまとめてみます。

 

・シナモンを使った食べ物

シナモンを使った代表的な食べ物といえば、アップルパイやシナモンロールでしょう。
そのほか、リンゴケーキ、ドーナツ、カプチーノ、紅茶などにも用いられていますね。
シナモンを入れると、シナモンの独特の香りを付けることができるので、主にスイーツのスパイスとして使われています。
シナモンはその独特な香りから好き嫌いが分かれるスパイスですが、シナモン好きな人であればスイーツ、トースト、ドリンクなど何でもかけてしまうかもしれません。

 

・ニッキを使った食べ物

ニッキを使った代表的な食べ物は、ニッキ飴、八つ橋などの和菓子になります。
またカレーやピラフなどの料理に使用されたり、ジュースに入れたりすることもあります。
そのほか、漢方薬としてニッキが使われることもありますよ。

 

【シナモンコーヒーで美肌を手に入れよう】

シナモンはコーヒーや紅茶との相性も抜群!香ばしいコーヒーの香りとスパイシーで甘いシナモンの香りを組み合わせたシナモンコーヒーは、美味しいのはもちろんですが、美肌やアンチエイジングケアにもおすすめ。特に海外での人気が高い飲み物ですよ。

シナモンコーヒーの作り方はとっても簡単♪温かいコーヒーをいれて、そこにシナモンパウダーを振りかけるだけでOK!
シナモンスティックがある場合は、コーヒーの添えるだけ!いつものコーヒーがおしゃれなカフェ風のドリンクにランクアップしちゃいますね。
特にカプチーノにシナモンスティックを浸してかき混ぜれば、贅沢な極上の香りに癒されます。

シナモンコーヒーには、美肌やエイジングケアに嬉しい効果がたくさんあります。

 

・シミ、しわの予防

シナモンとコーヒーには血糖値の上昇を緩やかにする作用があります。
高血糖な状態が続くと、体内は糖化が進むため、肌のたるみ、シミ、しわなど老化が進みやすいです。
血糖値を抑え、体内の糖化を防ぐことができますよ。

 

またコーヒーに砂糖を入れてしまう人でも、シナモンを加えることで甘い香りがプラスされるので、砂糖なしのブラックコーヒーでも飲みやすくなります。
糖分を控えたい人やダイエット中の方にもシナモンコーヒーはおすすめですよ。

 

・冷え性改善

コーヒーには血液をサラサラにして、血管を若返らせる作用があります。
東洋医学でも温性とされるコーヒーには体を温める効果も期待できるでしょう。

さらにシナモンにも血流を改善し、体を温める作用があるのでダブルの働きで、体を芯から温めていきます。
飲むだけで体がぽかぽかするので、寒い時期にはぴったり。冷え性でお悩みの女性にもぴったりですね。

 

・白髪・抜け毛が減る

血流を改善させることで、頭皮環境がよくなり、髪にも栄養が行き届きやすくなります。
その結果、白髪や抜け毛が減るでしょう。
特にシナモンは毛細血管の健康維持に効果があるので、抜け毛や白髪予防におすすめです。

 

【シナモン入りアーユルヴェーダ アンチストレスティー】

シナモンはスイーツや紅茶、コーヒーとの相性が抜群の甘くてスパイシーなスパイスです。
甘い香りがプラスされるので、紅茶やコーヒーに入れれば砂糖なしでも甘さを感じることができますよ。

 

当店で取り扱っているニュージーランドの紅茶ティーブランドのアーユルヴェーダアンチストレスティーにもシナモンは配合されています。

こちらのアーユルヴェーダアンチストレスティーは、シナモンなどのハーブと、自然の甘味料といわれる甘草を独自ブレンドで配合した紅茶です。

甘みがあるので飲みやすく、リラックス効果が得られやすいですよ。

芳醇に香る甘くスパイシーなシナモンとオレンジピールの組み合わせによって、満足いく味わいを演出しています。