オメガ3の効果と効能、作用について
2018年10月21日プロポリスの効能と効果、作用について その4
2018年10月21日プロポリスとは、蜜蜂が採取した樹液や木の芽を自分自身の分泌物と混ぜて作る樹脂製の混合物のことで、「蜂ヤニ」や「蜜蝋」とも呼ばれています。
プロポリスはギリシャ語で「防御、守る」という意味の「pro(プロ)」と、「都市」という意味の「polis(ポリス)」を掛け合わせた言葉で、「都市(巣)を守る」という意味です。
実際に蜜蜂の巣ではプロポリスを巣の修理や補強材、外敵の侵入を防ぐ材料として使用しているほか、「天然の抗生物質」といわれるほど優れた抗菌作用や消毒作用により巣内を衛生的に保っています。
プロポリスは古代エジプトでミイラを作る際の防腐剤として使用していたほか、東ヨーロッパでは感染症の予防薬や皮膚病の薬として利用されていた歴史があり、現代でも消毒抗炎剤や点眼薬、鎮静剤など医療分野をはじめ、化粧品や日焼け止め、ヘアスプレー、弦楽器の艶出しなど様々な分野で利用されていますが、1つの巣箱から採取される蜂蜜が年間100kg近いのに対しプロポリスはわずか50〜150gと非常に希少な素材となっています。
◆プロポリスの成分
プロポリスの成分は原料となる樹脂や植物によって異なりますが、主に約50〜55%が樹脂、約30%が蜜蝋、約8〜10%が精油、約5%が花粉、約5%がその他で構成されています。
さらに成分内容を細かく分類するとフラボノイド、アミノ酸、酵素、有機酸、ミネラル、ビタミン、アルコール類、芳香性アルデヒド、フェノール類など300種類以上の成分が含まれていますが、ここでは注目しておきたい成分をいくつかご紹介します。
◎フラボノイド(ケルセチン、アカセチン、イソサクラチネン、グリシン、ビニストロビン、テクトクリシン、など)
ポロポリスの主成分でポリフェノールの一種でもあるフラボノイドは植物に含まれる色素の一種で、苦味や辛味成分でもあります。
フラボノイドには強力な抗酸化作用があり、体の錆びの原因である活性酸素を除去する働きに優れ、アンチエイジング効果や美肌効果などを発揮します。
さらに免疫力向上、抗アレルギー作用、動脈硬化の予防、心筋梗塞や脳梗塞の予防など、様々な健康効果も発揮します。
フラボノイドはこれまでに4,000種類以上も発見されていますが、プロポリスにはこのうち20種類ほどのフラボノイドが含まれているため高い健康効果が期待できます。
◎アルテピリンC(桂皮酸誘導体)
アルテピリンCはプロポリスの品質を左右する重要な成分です。
アルテピリンCは花粉症などのアレルギーに対し高いサポート効果を発揮するほか、免疫機能が正常に機能するように働きかけることから、アルテピリンCが豊富に含まれるプロポリスほど高品質とされ、高い健康効果が期待できます。
◎ビタミン(ビタミンA、B1、B2、B6、E、葉酸など)
プロポリスにはビタミン類も豊富に含まれていますが、特にビタミンBが豊富に含まれています。
ビタミンBは皮膚や粘膜の健康維持や、脳機能や神経系の健康維持に欠かせない栄養素です。
中でもビタミンEは抗酸化作用に優れており、健康効果や美容効果を発揮します。
◎ミネラル(カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、銅、マンガンなど)
ミネラルは健康を維持するうえで欠かせない成分ですが、日本人はミネラル不足、特にカルシウム不足と言われています。
プロポリスには日本人が不足しがちなカルシウムが豊富に含まれており、骨の強化やイライラ緩和といった効果も発揮します。
さらに女性が不足しがちな鉄分をはじめ、亜鉛や銅など様々なミネラルが豊富に含まれています。
プロポリスは上記で紹介した含有成分により様々な作用や効果・効能を発揮しますが、詳しくは「プロポリスの効果と効能、作用について その4」で詳しくご紹介します。