悪玉菌の効果・効能、作用について ~悪玉菌を管理しよう~

悪玉菌の効果・効能、作用について ~悪玉菌は悪くない?!~
2019年3月31日
悪玉菌の効果・効能、作用について ~腸内細菌バランスを整えよう~
2019年3月31日
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悪玉菌とされる大腸菌やウェルシュ菌ですが、その姿形をしっかりイメージできる方は少ないのではないのでしょうか。

それゆえに悪玉菌が溜まっているかどうかを的確に判断するのは難しいですね。
しかも腸内を覗くこともできません。

 

悪玉菌が溜まると体の不調を感じ始めますが、それが直接の原因と捉えるにはあまりにも不確かですが、悪玉菌が必要以上に溜まりすぎることによる弊害は思いのほか広範囲にわたります。

少しの変化にも敏感な腸内環境なので、日々「溜まっていないかな?」と意識しながら暮らすことは人生のクオリティを上げるためには必要な習慣です。

さっそくチェックしてみましょう。

 

食事について:

 

□朝食を食べない
→朝食は眠っている胃の活動を目覚めさせる大事なきっかけとなります。

□野菜や果物を食べない
→野菜や果物には便のカサを増やす食物繊維や体内の状態を安定させるカリウムが豊富に含まれています。

□乳製品・発酵食品をあまり食べない
→腸内の有用菌を増やしてくれる優秀な栄養素です。積極的に摂りましょう。

□魚より肉が好き
→たんぱく質が豊富な肉は適正量だと体にとって有用ですが、食べ過ぎると有害物質を発生させます。

□外食、またはコンビニ食が多い
→自炊をするよりも高脂肪で高カロリー、味付けが濃い傾向にあり栄養バランスが乱れます。
(最近はコンビニメニューの中でも栄養バランスを考えられているものもあります。管理栄養士が考案したものなどバラエティー豊かなので、自炊が難しいようなら利用するのも良いかもしれませんね。)

 

人間の体は食べたものでできているといわれ、日々の食事の重要さは誰もが感じていると思います。

「ただ食べる」のではなく、「何を食べるか」、「どれくらい食べるか」、「どのタイミングで食べるか」を意識して食生活の基本を築きたいですね。

 

生活について:

□いつも忙しく時間に余裕がない
→人は余裕がないと他人を思いやる気持ちを持てなくなります。結果人間関係が悪化します。

□規則的な排便習慣がない
→便意がなくても座ってみることが大切です。その習慣に体が慣れてきます。

□運動をしない
→運動不足が全身に影響を及ぼすのは、血行が促進されにくくなることが原因です。
その場でジャンプするだけでも立派な運動です。
運動というより体を動かすことと捉えてみましょう。

□デスクワークである
→ずっと同じ姿勢でいると血流が滞ります。
1時間に1回は席を立つなどのルールを決めると良いですね。

□イライラ感がいつもある
→イライラするとストレスホルモンが分泌されます。
心穏やかに過ごすためにはどうすればいいのかを考える必要があります。

□タバコを吸っている
→タバコは嗜好品で、好きな方にはストレス解消になるのかもしれませんが、体内への影響は百害あって一利なしと言えるのではないでしょうか。

□何らかの睡眠障害がある(寝付けない・眠りが浅い・朝起きられない・中途覚醒)
→睡眠中は成長ホルモンという、細胞の生成や修復を促す大切なホルモンが分泌されます。
眠りの質が低いと必然的にそのホルモン分泌量が減るので、必然的に不十分な回復になってしまいます。

 

忙しい、疲れた、だるい、そんな気持ちに支配された日々はもったいないですね。

いかにして自分を心地よさで満たすことができるかを基準にすると、生活は変わります。
やめることや変えることのできる習慣を見直していきましょう。

 

体について:

□便やおならが臭い
→便やおならの臭いは腸内細菌のバランスによります。
善玉菌が多いと臭いは弱く、悪玉菌が多いと強い傾向になります。
赤ちゃんの便は酸っぱい傾向にありますが、これは善玉菌が多い証拠と言われています。

□下腹が出ている
→老廃物や毒素が溜まると腸の出口が塞がれ、下腹がポッコリとなります。

□口臭や体臭がする(きつい)
→腸内に溜まった老廃物などが、血流にのって全身を巡ってしまい、皮膚や汗腺、口から出てしまうことで臭いを発生させると考えられます。

□肌荒れをしている
→腸内に溜まった毒素などが、血流にのって全身を巡ることで、肌荒れを起こすと考えられます。
皮膚は内臓をうつす鏡といわれている理由ですね。

□倦怠感や疲労感が取れない
→腸は第2の脳と言われているくらい、脳との繋がりが深い臓器です。
腸が疲れると(老廃物や毒素を処理するため)そのストレスが脳へ伝達され、そのまま倦怠感や疲労感に繋がると考えられています。

またその逆も然りで、大切な場面で緊張したり、動揺したりしてストレスを感じると、腹痛や下痢を起こすのは、脳が腸へストレスを伝達していると考えられています。

 

□風邪を引きやすい
→人間の体の免疫機能の7割は腸が担っています。
悪玉菌が溜まると正常な免疫力を発揮できないため、外から入ってくるウィルスやバイ菌に対抗できなくなります。

結果、病原菌が勝ってしまい風邪を引きやすくさせます。ひどくなると病原体として大きな病気を誘発することも否定できません。

 

体から出てくるものはすべてメッセージです。

それらを敏感にキャッチして、きちんと向き合うことが大切です。
どうすれば良いのか、何が悪いのかをしっかりと考え、解決策を実行することでメッセージは穏やかになっていくでしょう。

 

いかがでしたか?
当てはまるものが多ければ多いほど、悪玉菌が溜まっていると考えて良いでしょう。

 

悪玉菌のコワイところは、ひとつの原因からあっという間に連鎖してどんどん増え、さらに悪玉菌が優勢になることで日和見菌が加担してますます増加の一途をたどるのです。
早め早めの対処と、普段から意識して悪玉菌を理想量以上に増やさないよう心掛けたいですね。

 

食事、生活、体の状態を把握できたら、ぜひ悪玉菌を増やさない生活を心掛けたいですね。
何度もいうように悪玉菌はすべてが悪ではありません。

大切なのは保菌率を一定に保ち、なおかつ他の腸内細菌とのバランスを保つことです。
腸内細菌といっても目で確認しにくければ実感も乏しくなりますね。
だからこそ症状は私たちに多くのことを教えてくれます。

 

<チェックリストから知る自分の状態>

チェックリストを見ると、これらの項目がそれぞれ影響し合っていると思いませんか?

 

たとえば、朝食を取らないと、寝起きの脳のエネルギー不足を補えず、イライラしたり、集中力が途切れたりという生活への影響がでます。

また内臓が働かないためによる弊害が蓄積し、体への影響がでます。

これらは一方通行の影響ではなく、相互に影響し合い、マイナス面に作用し続けることが難点です。

 

イライラ感がストレスを増大させ、過食に走り、乱れた食生活が睡眠を妨げ、睡眠中に回復しなかった細胞が、本来の役割を発揮できず、内臓全般の機能の低下を招きます。
まさに負のスパイラルと言えるでしょう。

しかし、ひとつずつ改善していけば、最終的にバランスよく回っていくと考えられます。

 

長年の習慣を突然変えるのは困難です。
ムリのない範囲で少しずつ確実に改善していくことが、長続きする習慣を得る秘訣です。

少しずつ変えていく気持ちになったら、もう大丈夫です。

きっとあなたは変わるでしょう。
すべては自分の気持ちの持ち方から始まります。
気持ちが整ったら行動です。

毎日の生活の中でどんなことに気を付ければ良いのか、次回から探っていきましょう。

 

<参考商品>