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2020年10月27日皆さん、一度はニキビや吹き出物ができたことがあるでしょう。
ニキビや吹き出物に悩まされている女性は多いはず。
ニキビ=思春期にできるものというイメージが強いかもしれませんが、大人になってもできる「大人ニキビ」に困っているという方もたくさんいらっしゃいます。
今回はなぜニキビができるのか?
ニキビを予防するにはどうすればよいのか?
ニキビにおすすめのサプリなど、ニキビについての疑問を分かりやすくまとめてみましょう。
目次
【ニキビとは?】
ニキビとはおでこや頬、口周り、下あごなどにできる発疹のこと。
尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)という皮膚の病気で、毛包(毛の根元にある袋状の部分)や皮脂腺が炎症を起こしている状態になります。
思春期から青年期にかけて出来ることが多く、顔以外にも胸や背中の中心部にもできます。
このニキビは、毛穴に皮脂がたまって、出口付近が炎症を起こして小さく隆起している状態。
すぐに治ってしまう軽いニキビもあれば、ニキビ跡が残ってしまうものまであります。
思春期にできるものを「ニキビ」、大人になってからできるニキビを「吹き出物」と呼ぶ場合もありますが、実はニキビと吹き出物には区別は特にありません。
ニキビの好発年齢は思春期以降で、成人になると次第に減少していきます。
しかし女性では中年になってからもできこれを「大人ニキビ」と呼んでいるのです。
ニキビの発生には男女差はあまりないものの、医療機関に来る患者さんは女性が男性の2倍となっています。
肌にできると目立ってしまうニキビの治療に積極的なのは女性ということですね。
ニキビなんてすぐ治る!と簡単に考えてしまいがちですが、実は複雑な病気。跡を残さずに早く綺麗に治すためには、正しい知識を身につける必要があるでしょう。
【ニキビはなぜできるの?】
ニキビができる原因は1つではありません。
ニキビができる大きな要因は以下の3つです。
・皮脂の分泌が盛んになる
・毛穴が詰まる
・アクネ菌が増殖する
それぞれの要因について詳しくまとめてみましょう。
<皮脂の分泌が盛んになる>
思春期になると性ホルモンの分泌が活性化します。
この性ホルモンの分泌がストレスや睡眠不足などが原因で過剰になると、毛穴の奥にある皮脂腺から皮脂がたくさん分泌されてしまいます。
皮脂の分泌が過剰になることでニキビができやすくなってしまうのです。
特に思春期に増加する男性ホルモン「アンドロゲン」には、皮脂分泌を高める作用があります。
思春期にニキビができてしまうのは、この男性ホルモン「アンドロゲン」のしわざと言われていますよ。
女性では、男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが崩れるとニキビができやすくなります。
また月経前は女性ホルモンバランスが乱れるため、生理前になるとニキビや吹き出物が増えるという人も多いでしょう。
もともと、オイリー肌の人は皮脂分泌が普段から多いですし、糖分や油分の多い食生活もホルモン分泌の異常や、皮脂の過剰分泌につながり、ニキビが出来やすくなる要因となってしまいます。
<毛穴が詰まる>
肌細胞には一定周期ごとに生まれ変わる「ターンオーバー機能」があります。
このターンオーバーのサイクルは基本的には28日周期と言われていますが、その周期が乱れると毛穴の出口の角質層は汗とともに排出されずに留まってしまい、角質が厚くなり出口をふさいでしまうのです。
毛穴の角質が厚くなり、毛穴の出口が塞がれると皮脂が詰まってしまいますよね。
皮脂が毛穴に詰まることがニキビの原因になってしまうのです。
<アクネ菌が増殖する>
アクネ菌は誰もが持っている肌の常在菌であり、「ニキビ菌」とも呼ばれています。
毛穴が詰まり、皮脂が充満すると、毛穴に詰まった皮脂を餌としてアクネ菌はどんどん増殖していきます。
増殖したアクネ菌が炎症を引き起こし発疹ができる、つまり「ニキビ」となるわけです。
次にニキビの経過をまとめてみましょう。
1、皮脂腺で作られた皮脂は毛穴から皮膚の表面に出てくる
2、毛穴の出口近くで角化異常が起こると、毛穴がふさがれ皮脂は外に出られなくなる(この状態を「面ぽう(コメド)」と言う)
3、皮脂が溜まると、皮脂を大好物とするアクネ菌(ニキビ菌)が増殖。
4、増殖したアクネ菌が炎症を起こし、物質を産生、赤い炎症が起こる(丘疹(きゅうしん)ができる)
5、炎症がさらに進むと、広がった毛穴の壁が破れて、炎症が周囲にまで広がり、膿を持つ(膿疱(のうほう)ができる)
6、ニキビをつぶしたり、髪の毛が触れたりすると、その刺激でニキビの炎症はさらに悪化
7、ニキビが悪化すればするほど、治った後にクレーターのようなニキビ痕が残ってしまう(瘢痕(はんこん)ができる)
ニキビの経過を見ると分かるように、ニキビは悪化すればするほど治療期間が長くなり、ニキビ痕も残ってしまいます。
ニキビはできるだけ早めに治療を始めることが重要なのです。
【ニキビの種類】
ニキビと一言でいっても色々な種類があります。
ニキビの種類はその状態によってさまざまで、呼び方や治療の仕方が異なるんです。
早速ニキビの種類をまとめてみましょう。
まずニキビには「炎症のないニキビ」と「炎症を起こしたニキビ」の2種類があります。
炎症のないニキビは
・マイクロコメド(微小面ぽう)
・白ニキビ
・黒ニキビ
炎症を起こしたニキビは
・赤ニキビ
・黄ニキビ
に分類されます。
<マイクロコメド(微小面ぽう)>
マイクロコメドはまだ目に見えない段階のニキビのこと。
毛穴の出口が狭くなりはじめ、皮脂がつまり始めている状態のことを言います。
<白ニキビ>
白ニキビは皮脂が毛穴に詰まった状態で、ニキビの最初の段階です。
ポツンとした小さな白~乳白色の点なので、見逃してしまうことも…。
ただ皮膚の内側では毛包が広がり、アクネ菌が増え始めている状態です。
この状態で治療を始めておけばニキビはひどくなりません。
<黒ニキビ>
黒ニキビは、白ニキビの毛穴が開いて、メラニン色素や酸化された皮脂によって黒く見える状態です。
シミや小さいほくろのようにも見え、ぶつぶつした黒ずみが汚らしく見えてしまうため、気にしている人は多いでしょう。
<赤ニキビ>
赤ニキビは、黒ニキビがさらに悪化して、炎症が起きた状態のニキビです。
毛包では、アクネ菌が増殖し盛んに活動を開始。
炎症を引き起こす様々な物質を作っています。
<黄ニキビ>
黄ニキビは、赤ニキビがさらに悪化した状態。
炎症が激しくなり、ニキビのてっぺん部分には黄色の膿(うみ)が見えるため「黄ニキビ」と呼ばれています。
皮膚の内側では、アクネ菌が作った酵素・リパーゼが毛包の壁を壊して、炎症を起こす物質が毛包外へ流出してしまうのです。
こうなるとニキビの炎症が周囲にも広がってしまい、ますます重症化してしまうでしょう。
重症化すると、ニキビ痕ができてしまい、完治した後も赤みやニキビ痕の凹凸が残ってしまいます。
【ニキビができ始めるサインってあるの?】
ニキビの出来はじめは肌の表面からはほとんど気づかないもの。
ただ、毛穴の周りの角質層が、厚く硬くなってきて、毛穴に皮脂や古い角質がたまり始めるとニキビの症状が出始めます。
角質が厚く、硬くなってきたら要注意です。
そのうち治ると思って放置していると、あっという間に悪化して、赤ニキビや黄ニキビになってしまうことも…。
炎症を起こしてしまった黄ニキビは膿が外に出るか、中で吸収されることで症状が治まってきます。
しかしニキビが鎮まっても、陥没したようなニキビ痕やシミなどの色素沈着がそのまま残ってしまうことも多いです。
ニキビ痕が一度できてしまうと、すぐには消えないので、ニキビが悪化しないように早急に治療、予防することが重要です。
【ニキビには思春期ニキビと大人ニキビがある?】
ニキビ=思春期にできるものというイメージが強いでしょう。
しかしニキビには思春期にできる「思春期ニキビ」とは別に、大人になってからもできる「大人ニキビ」が存在します。
同じニキビではあるものの、思春期ニキビと大人ニキビではできる原因や、できやすい部位などにも違いがあるんです。
ここでは思春期ニキビと大人ニキビの違いについてまとめてみます。
<思春期ニキビ>
10代など思春期によくみられる思春期ニキビは、成長期における皮脂の過剰分泌が原因で起こることがほとんど。
大量に分泌された皮脂は毛穴に詰まりやすくなり、ニキビの原因となるアクネ菌が増殖しやすくなるのです。
思春期はホルモンバランスが安定しないので、皮脂分泌が過剰になることが多いですが、20歳前後になるとホルモンバランスが安定してくるため、思春期ニキビは自然と治っていきます。
また、思春期ニキビはおでこや鼻などのTゾーンにできやすいのが特徴です。
<大人ニキビ>
大人ニキビは思春期ニキビとは違い、大人になってからできるニキビのこと。
大人ニキビの原因は、ストレス、不規則な食生活、睡眠不足、飲酒、喫煙、間違ったスキンケア、ホルモンバランスの乱れなど、様々な要因が重なって起こります。
これらの要因によって、肌のターンオーバーサイクルが乱れて、古くなった角質は毛穴にたまりやすくなり、毛穴が詰まります。
毛穴が詰まることで、皮脂も溜まってしまい、ニキビを引き起こしてしまうのです。
大人ニキビは思春期ニキビに比べて治りにくく、同じところにできやすいという特徴がありますよ。
顎や口周りなどのUゾーンに出来やすいです。
【ニキビはどこに出来やすいの?!】
ニキビは顔以外にも、背中や胸などにもできます。
ここではニキビができる場所についてまとめてみましょう。
<Tゾーン(鼻筋、鼻、眉毛から眉間)>
Tゾーンは皮脂腺が非常に発達している部分なので、皮脂分泌が過剰になりやすいです。
そのため、皮脂分泌の過剰が原因でできる「思春期ニキビ」は、Tゾーンにできやすいでしょう。
<おでこ>
思春期ニキビはおでこにもよく出来ます。
前髪の毛先がおでこに当たったり、シャンプーの洗い残しが刺激になったりして、ニキビが悪化しやすい部位でもあります。
<顎・首>
顎や首は男性であればヒゲが生える場所ですね。
男性ホルモンによる影響を受けやすく、女性でもニキビができやすい部位と言われていますよ。
また頬づえをつくなど、皮膚の刺激によってニキビができる場合もあります。
<口周り>
食べ過ぎや油っぽい食事が続き、胃腸が弱くなっていると口の周りにニキビが出来やすくなります。
栄養不足、偏食、食べ過ぎなど栄養バランスが偏ってしまうと、口周りにニキビができるでしょう。
<背中>
背中は汗をかきやす部位で、皮脂腺も発達しています。
寝ている時に汗をかいて毛穴が詰まりやすく、皮脂がたまりニキビができることも…。
【ニキビの治療法は?】
ニキビの治療法は、皮膚科に行って治療してもらう方法、自宅で行う生活習慣の見直しがあります。
まずは、皮膚科でニキビを治療してもらう場合、どのような治療を行うのかについてまとめてみましょう。
皮膚科でのニキビ治療は、ニキビの種類や症状に合わせて長期的な治療計画を立てて行われます。
敏感肌の人であれば、肌の状態を整えてからニキビ治療を行う場合もあり、いつくかの処置を組み合わせながら治療を行うケースもあるでしょう。
ニキビは慢性疾患になるので、治療を継続しなければ繰り返しなってしまいます。
またニキビ治療薬での治療の他に、生活習慣の改善も重要となるでしょう。根気よく治療を行うことが大切なのです。
ニキビ治療に使われる代表的な治療薬をご紹介しましょう。
<外用過酸化ベンゾイル製剤(塗り薬)>
ニキビの原因菌であるアクネ菌の増殖を抑え、毛穴のつまり、面ぽう(コメド)を改善していきます。
白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビに効果があります。
<外用レチノイド(塗り薬)>
毛穴のつまり、面ぽう(コメド)を改善。
ニキビの前段階であるマイクロコメド、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビに効果があります。
<抗菌薬(塗り薬、飲み薬)>
抗菌薬には塗り薬と飲み薬があり、炎症がひどい赤ニキビに効果があります。
<外用過酸化ベンゾイル+抗菌薬配合剤(塗り薬)>
過酸化ベンゾイルと抗菌薬を配合した塗り薬で、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビに効果的。
炎症を抑えて、アクネ菌増殖を抑制します。
<外用過酸化ベンゾイル+レチノイド配合剤(塗り薬)>
過酸化ベンゾイルとレチノイドを配合した塗り薬で、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビに効果的です。
<外用イオウ製剤(塗り薬)>
ニキビに直接塗り、毛穴に詰まった角質をはがして、毛穴のつまりを改善します。
<面ぽう(コメド)圧出>
専用の器具を使って、毛穴に詰まった皮脂や角質を取り除きます。
これらの治療に関しては全て保険が適用されますよ。
【ニキビができやすくなる原因はなに?どんなことに気を付けるべき?】
ニキビができやすくなる原因は、私達の生活習慣や生活環境に原因があります。
どのような生活習慣がニキビをできやすくしてしまっているのでしょうか?
<栄養バランスの偏り>
ニキビなどの肌トラブルは、栄養バランスが乱れた結果です。
ニキビと食生活は深く関わっており、偏食、暴飲暴食、不規則な食生活をしていると、すぐにニキビはできてしまうでしょう。
特にインスタント食品、スナック菓子、チョコなどの甘いお菓子、脂っこい食事の食べ過ぎには注意が必要です。
脂肪分や糖分は、皮脂の栄養となり、過剰に摂取すると皮脂分泌が増加します。
皮脂が過剰に増えると、毛穴に詰まり、ニキビの原因となるアクネ菌が増殖してしまうのです。
また、脂肪分や糖分をたくさん摂取すると、ビタミンB群が大量に消費されてしまいます。
このビタミンB群は肌を健やかに保つためには欠かせない栄養成分であり、ビタミンB群不足になると、皮脂分泌のコントール機能が乱れるため、肌は脂っぽくなり、ニキビができやすくなるでしょう。
逆に、ダイエットなどで食事制限をして、カロリーを抑えすぎるのもよくありません。
肌を健康に保つための栄養がうまく行き届かず、肌が荒れやすくなり、ニキビもできてしまいます。
ニキビができないように健康な肌を保つためには、バランスのよい食事を心がける必要があるでしょう。
<乾燥>
ニキビ=オイリー肌という印象が強いですよね。
オイリー肌でニキビができてしまうのは、思春期ニキビのこと。
20歳以降にできる大人ニキビは、肌が乾燥することによって引き起こされてしまうんです。
大人の女性の中には「乾燥肌なのに、肌がべたつく…」という方もいるでしょう。
これは大人のニキビ肌でよくある症状の1つ。
肌の表面が乾燥してしまうと、皮膚のバリア機能がうるおいを保とうと、過剰に皮脂を出すように作用します。
過剰に分泌された皮脂は、毛穴を詰まらせて、結果として大人ニキビを招いてしまうのです。
また、乾燥した肌はターンオーバーが乱れやすくなり、角質が硬く・厚くなります。
角質が硬くなると、毛穴がふさがれてしまうため、皮脂が詰まりやすくなりニキビができる環境を作ってしまうのです。
ニキビがひどいからと言って皮脂を取り除きすぎてしまうと、乾燥がさらにひどくなり、皮脂分泌が悪化することも…。
大人ニキビでお悩みの方は、乾燥対策をしっかりと行い、肌に潤いを与えてあげることが重要です。
肌にうるおいが保たれれば、バリア機能も保たれますし、肌のターンオーバーサイクルも正常になりますよ。
<睡眠不足>
睡眠不足の日が続くと、ニキビや吹き出物ができて、肌荒れがひどくなった経験はありませんか?
夜更かしや、浅い眠り、慢性的な睡眠不足はニキビをできやすくしてしまうでしょう。
皮膚は睡眠中にダメージを修復して、新しい皮膚を作っていきます。
特に22時~2時は肌のゴールデンタイムと呼ばれており、成長ホルモン分泌が活発になるので、肌のターンオーバーが促進されるのです。
しかし、寝不足の状態が続くと、寝ている間に肌を修復することができません。
肌が修復できないと、ターンオーバーサイクルが乱れ、古い角質がそのまま残った状態になります。
角質が残ってしまうと、毛穴のつまりにつながり、ニキビができやすくなってしまうでしょう。
ニキビを作らないためには、しっかりとした睡眠を心がけることが大切ですよ。
またパントテン酸を含むビタミンB群が体内で不足してしまうと眠りが浅くなるので、ぐっすりと眠るためにもビタミンB群は積極的に摂取したいです。
<冷え>
冷え性は女性によくある症状の1つ。
この体の冷えはニキビに大敵なんです。
体が冷えてしまうのは、体内の血液のめぐりが滞って、代謝が低下しているため。
冷えが続くと、肌の細部まで栄養が巡り届かず、健康な肌を維持することができません。
冷えがひどくなれば、肌はうるおいを失い乾燥しやくなります。
またホルモンバランスも乱れやすくなるため、ニキビや吹き出物も出来やすくなるでしょう。
冷えを改善するためには、冷房の効いた部屋に長時間いないこと、薄着をしないことなどの他に、タバコも控えた方がよいでしょう。
また肌のビタミンと呼ばれるビタミンB群はエネルギー代謝に働きかける作用があるので、冷え改善にもおすすめですよ。
<ストレス>
ストレスは肌トラブルの大きな原因の1つ。
知らず知らずのうちにたまったストレスはニキビを出来やすくしてしまうでしょう。
ストレスが積み重なると、体はストレスに抵抗しようと、炎症を鎮める成分を多量に消費してしまいます。
すると、肌の炎症を鎮めるために使用する成分まで使ってしまうため、ニキビや吹き出物など肌荒れしやすくなってしまうのです。
美しい肌を保つためには、ストレスは大敵です。
ストレスを溜めずに、うまくストレス発散できるように生活しましょう。
さらに体がストレスを受けると、体内では活性酸素が発生します。
活性酸素は細胞を錆させ、傷ついた細胞は免疫力が低下します。
すると肌のバリア機能が低下するため、ニキビができやすくなってしまうのです。
さらに体内で増えた活性酸素はコラーゲンなど美肌成分を攻撃し、肌のターンオーバーサイクルが乱れるため肌再生がスムーズにできなくなります。
ニキビができても治りにくくなり、跡が残ってしまうこともあるでしょう。
<ホルモンバランス>
生理前になるとニキビができやすくなる女性は多いでしょう。
これはホルモンバランスが乱れているために起こっています。
また、思春期ニキビも、ホルモンバランスが不安定なためにできるニキビであり、ホルモンバランスが落ち着く20歳前後になると、ほとんど人はニキビの症状が落ち着きます。
私達人間は、性別に関係なく、男性ホルモンと女性ホルモンの両方を持っています。
男性ホルモンの「アンドロゲン」は皮脂分泌を促す作用があり、このアンドロゲンは特に生理前に活発になります。
また、生理前には女性ホルモンの「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の分泌も増加。
この黄体ホルモンは、毛穴の周りの皮膚を厚くする作用があるため、毛穴に皮脂がたまりやすい状態を作ってしまうのです。
さらに排卵前に分泌が最多となる女性ホルモン「エストロゲン」は、排卵後~生理まではその分泌量が減少してしまいます。
エストロゲンは、女性らしいハリのある健やかな肌を保つのに必要不可欠なホルモンです。
このエストロゲンがうまく作用しなくなると、肌は乾燥しやすくなり、古い角質が毛穴に残ってしまい、ニキビができやすい環境を作ってしまうでしょう。
<花粉・大気汚染>
花粉は、肌の刺激になりやすく、肌トラブルの引き金となります。
特に春や秋など季節の変わり目は、肌トラブルが起こりやすいもの。
また夏に向けて皮脂分泌が活発になる時期でもあるのでスキンケアなどで対処しましょう。
大気汚染は花粉とは違い、年間を通して気を付けなければなりません。
細かい粒子の化学物質は毛穴に入ると、皮脂と結びつき炎症を起こしてしまうことも。
<紫外線>
紫外線といえば、シミやくすみの原因になるので、肌にとっては大敵ですよね。
実はその紫外線、ニキビにも大きなダメージとなるんです。
ニキビができやすい肌は敏感になっていることが多く、紫外線によるダメージも強く感じてしまうでしょう。
肌に紫外線を浴びると皮脂は面ぽう(コメド)になりやすく、毛穴が詰まりやすい状態になってしまうのです。
さらにニキビの原因菌であるアクネ菌が分泌する「ボルフィリン」に紫外線が当たってしまうと、大量の活性酸素が発生してしまいます。
活性酸素は肌の酸化を進行させニキビの炎症をさらに悪化させるだけではなく、シミ、シワ、くすみなど肌老化を進めてしまうでしょう。
またニキビは日焼けすると色素沈着したり、シミになりやすかったりします。
そのため、ニキビができやすい肌質の方や、ニキビができている方は、徹底した紫外線対策を心がけましょう。
肌に優しい刺激の少ない日焼け止めを使用し、活性酸素を取り除くビタミンB2やビタミンCを積極的に摂取するのがおすすめです。
<間違ったスキンケア>
肌によいと思って行っていたスキンケアが実はニキビによくない…ということがあります。
間違ったスキンケアはニキビを悪化させてしまうので注意しましょう。
例えば、オイリー肌で肌のべたつきが気になる人の中には、1日に何度も洗顔をする人がいます。
これは間違ったスキンケアです。
何度も洗顔をすると、肌にとって必要なうるおい成分まで落としてしまうため、肌が乾燥しやすくなるのでしょう。
肌が乾燥すると皮脂の過剰分泌につながったり、角質が厚くなったりとニキビができやすい状態になってしまうのです。
また、メイク後のクレンジングが不十分になるとニキビができやすくなります。
メイクが毛穴につまり、ニキビができやすい状態になるので、メイク後のクレンジングはしっかりと行うようにしましょう。
さらに、洗顔中に強くこすったり、肌に強い刺激を与えるのはNG。
ニキビの炎症がひどくなることもありますし、体にできるニキビの場合は、擦れや刺激によってひどくなるため、こすり洗いは厳禁です。
そのほか、油分の多いファンデーションや、スキンケア用品も毛穴をふさぎやすいです。
毛穴がふさがって皮脂が詰まるとニキビを誘発してしまうので、油分が多すぎるメイク用品はおすすめしません。
メイクで使うブラシやパフは雑菌がつきやすく、ニキビが悪化する可能性もあるので、いつでも清潔な状態にしておきましょう。
毎日正しいスキンケアを心がけることで、ニキビができにくい肌を維持することができますよ。
【ニキビを治すためには生活習慣の改善が必要!!】
出来てしまったニキビを治すためには生活習慣の改善が必要です。
またニキビ予防にためにも、生活習慣の改善は重要になるでしょう。
ではどのようなことに気を付ければよいのでしょうか?
ニキビ予防・ニキビ治療におすすめ生活習慣の見直しについてまとめてみましょう。
<帰宅後はすぐにメイクを落とそう>
長時間メイクをしたまま過ごすのは、毛穴をふさいでしまうし、汚れが溜まりやすくなるため、ニキビができやすくなってしまいます。
メイクによる毛穴の詰まりは、ニキビ悪化の要因となってしまうので、帰宅したらすぐにメイクを落とすように習慣化しましょう。
<洗顔では擦らずやさしく洗う>
ニキビケアの基本は、肌を清潔に保つことです。
そのため洗顔はとっても重要なんですが、洗いすぎは厳禁!
1日に何度も洗ったり、ゴシゴシ洗ったりすると肌を傷つけてしまい、かえってニキビができやすくなってしまいます。
また洗浄力の強すぎる洗顔料やクレンジングも、肌の乾燥を招いてしまうのでよくありません。
洗顔は朝晩1日2回が基本。
ニキビができている時には、ニキビをつぶさないようにやさしく泡で洗うようにしましょう。
ゴシゴシこすらずに、泡で顔全体を包み込むイメージで丁寧に洗っていきます。
Tゾーンなど皮脂が多い部分は特に丁寧に洗うとよいでしょう。
洗顔料が残らないように、水かぬるま湯でしっかりと洗い流し、洗顔後はやわらかいタオルで軽く押さえるように水分を拭き取ります。
<スキンケアはオールシーズン!保湿は洗顔直後にしっかりと行う>
乾燥がひどくなる秋冬はしっかりとスキンケアするけれど、夏場になるとスキンケアがおろそかになる方がいます。
しかし、洗顔、保湿などのスキンケアはオールシーズン必要です。
特にニキビ肌は水分が失われやすいので、洗顔直後の保湿を徹底するようにしましょう。
<刺激の強い日焼け止めはよくない>
紫外線は、肌の乾燥や、ニキビ痕の色素沈着の原因となるので、しっかりと紫外線対策をする必要があります。
ただ刺激が強い日焼け止めを使うと、肌に負担がかかってしまい、その刺激がニキビの原因となることも…。
使用する日焼け止めはノンコメドジェニック表示(ニキビができにくいことをテストで確認している化粧品のこと)があるものが理想的。
また敏感肌用などの表示があれば、刺激が少ないでしょう。
<油分の少ないメイク用品を使う>
メイクでは油分の多いクリームタイプのファンデーションは毛穴をふさいでニキビができやすい状況を作ってしまいます。
ファンデーションを使う場合は、パウダータイプがおすすめ。
ニキビ痕をメイクでカバーしたい場合には、その部分にだけコンシーラーを使用しましょう。
<偏った食事はダメ!バランスの取れた食事を1日3回しっかり食べよう>
甘いものや脂っこいものばかり食べたり、1日1回しか食事をしなかったりと不規則な食生活をしていると肌状態は悪化します。
ニキビができにくい肌になるためには、バランスのとれた食事を1日3回しっかりと摂取することが重要です。
またニキビは便秘によって悪化することもあります。
食物繊維を含む食材を積極的に食べることも効果的でしょう。
またビタミンを豊富に含む緑黄色野菜やミネラルを多く含む海藻類なども積極的に摂取したいですね。
<皮膚を刺激しないヘアスタイルにしよう>
髪や服がニキビに触れると、それが刺激となってニキビの炎症が悪化してしまいます。
ニキビがある部分に髪が触れないように、すっきりとまとめるヘアアレンジにしたり、衣服の素材も刺激が少ないものを選んだりするとよいでしょう。
<できてしまったニキビはつぶさない>
ニキビができると早く治そうとつぶしてしまう人がいます。
しかしニキビをつぶしてしまうと、ニキビ痕になりやすく、治りが遅くなります。
できてしまったニキビは絶対につぶさないようにしましょう。
またニキビができると気になって触ってしまいがちですが、触るとニキビの炎症がさらにひどくなります。
刺激を与えないように触らないようにしましょう。
<質のよい睡眠を心がける>
肌は睡眠中に細胞分裂が活発になり、肌のターンオーバーが行われます。
ニキビで荒れてしまった肌を生まれ変わらせるためには、十分な睡眠が必要不可欠です。
特に睡眠で大切なのが、眠りにおいて最初の3時間の間に訪れる「ノンレム睡眠」です。
このノンレム睡眠の際に、成長ホルモンが十分に分泌されることで、肌の再生活動は盛んになります。
質のよい睡眠を確保するためには、毎日決まった時間に入眠できるようにライフスタイルを整える必要があります。
寝る1~2時間前にお風呂に入り体温を上げるのもよいでしょう。
また寝る直前の飲食や、テレビやスマホなどのブルーライトを発する機器の使用は寝る前は控えておくようにしたいです。
<ストレスをため込まずうまく発散させる>
ストレスは大人ニキビにとって大敵です。
自分がリラックスできる方法を模索し、ストレスをため込まずうまく発散できるようにしましょう。
歌を歌う、お風呂に入る、香りを楽しむ、おしゃべりする、体を動かすなど、ストレス発散方法は人によって異なるので、自分にあった方法を探すことが大切です。
【ニキビや吹き出物におすすめの栄養素、サプリメントとは?】
生活習慣を改善すれば、ニキビができにくい肌になることは可能です。
特に食生活の改善は、ニキビ予防やニキビ治療におすすめ。
ではニキビにはどのような成分が必要でしょうか?
まとめてみましょう。
<ビタミンB2>
ビタミンB2は、代謝に働くのでニキビを改善したいのであれば、絶対に摂取したい栄養素の1つです。
ビタミンB2は、ニキビの原因となる皮脂の分泌をコントロールする働きがあり、肌のコンディションを整えてくれますよ。
また肌の新陳代謝を促進する作用もあります。
ビタミンB2を多く含む食品:牛肉、豚肉、牛乳、納豆、青魚、卵、レバー、焼きのり
<ビタミンB6>
ビタミンB6は、皮膚炎予防に働いてくれます。健やかな肌を保つ為に欠かせません。
ビタミンB6を多く含む食品:マグロ、カツオ、いわし、サンマ、鮭、イカ、バナナ、ニンニク
<ビタミンC>
肌の再生をサポートし、コラーゲン生成にも必要となる成分です。抗酸化作用があるので、ニキビ痕による色素沈着にも効果があります。
ビタミンCを多く含む食品:トマト、キウイ、レモン、イチゴ、オレンジ、赤ピーマン、ブロッコリー
<ビタミンE>
ホルモンバランスを整える作用があるので、ホルモンバランスの乱れによってできるニキビに効果的です。
また血行を促進して、肌荒れを解消を手助けする役割もあります。
ビタミンEを多く含む食品:いわし、うなぎ、小麦胚芽、落花生、オリーブ油
<ビタミンA>
ビタミンAは肌のターンオーバーサイクルを整える作用があります。
ターンオーバーサイクルの乱れによって起こる大人ニキビに効果的です。
ビタミンAを多く含む食品:人参、カボチャなどの緑黄色野菜、チーズ、卵
<ビタミンB1>
ストレスによる肌のバリア機能低下を予防する作用があります。
ストレスによるニキビが出来やすい人は積極的に摂取したいですね。
ビタミンB1を多く含む食品:胚芽米や玄米、豚肉、うなぎ、豆類、青海苔、焼き海苔
<タンパク質>
健やかな肌を作るのに欠かせない原材料です。
タンパク質を多く含む食品:肉、魚、卵、牛乳・乳製品、大豆・大豆製品
<食物繊維>
便秘を引き起こすとニキビなど肌荒れが起こりやすいです。
食物繊維を摂取することで腸内のぜん動運動を活発にし、便秘を解消できるでしょう。
食物繊維を多く含む食品:穀物、イモ類、豆類、野菜・果物、海藻類、きのこ類
ニキビにはビタミン類の摂取が欠かせないことが良く分かりますね。
次に当店で取り扱う「ニキビにおすすめのサプリ」をご紹介しましょう。
<ヘルスライフ シーププラセンタ(羊由来エキス)25,000mg>
当店で一番人気のサプリとも言えるヘルスライフ社のシーププラセンタサプリ。
羊大国であるニュージーランドで採取された100%ピュア天然羊のプラセンタを1粒1450㎎のカプセルに、25,000mgも凝縮配合しています。
プラセンタにはホルモンバランスを整える作用があるので、ホルモンバランスの乱れによって起こるニキビの発生を防ぐことができるでしょう。
さらにホルモンバランスが整えば、イライラしなくなりストレスも溜まりにくくなるので、ストレスによる肌荒れやニキビも予防できますよ。
さらにプラセンタには新陳代謝を促進して、肌細胞のターンオーバーサイクルを正常に導く作用も期待できます。
ターンオーバーが正常に行われれば、古い角質がはがれやすく、毛穴のつまりもできにくいでしょう。
またターンオーバーサイクルが活発になれば、ニキビ跡の修復もスムーズに行えます。
そのほか、プラセンタにはミネラル、ビタミン、アミノ酸など美肌成分がたっぷりと含まれているので、ニキビ予防に最適なんです。
<グッドヘルス マルチビタミン>
グッドヘルス社のマルチビタミンは、バランスの取れたビタミンサプリメントになります。
ビタミンBを主体として、ビタミンDとカルシウム、葉酸なども合わせて配合。
ニキビケアにビタミンは欠かせない栄養素ですが、食事だけですべてを補うのは限界があります。
食事で不足した部分に関しては、マルチビタミンなどのサプリメントで補給することで、ニキビができにくい肌をキープできるでしょう。
<ヘルスライフ コエンザイムQ10>
ヘルスライフ社のコエンザイムQ10は、1,200㎎のカプセル1粒にコエンザイムQ10を320㎎、ビタミンDも合わせて配合しています。
コエンザイムQ10は、ビタミンに似た働きをする成分で、肌の保湿成分であるヒアルロン酸などの合成を促進する働きがあります。
肌の乾燥によって起こるニキビを改善できるでしょう。
またコエンザイムQ10には皮膚や皮脂の酸化を防止する作用もあります。
過剰に発生した活性酸素が、肌の細胞や皮脂を酸化するのを阻止する抗酸化作用に優れているので、この作用によって間接的にニキビ予防に働きかけることができるでしょう。
【まとめ】
ニキビは、生活習慣を見直すことで改善できます。
ただ継続しなければ肌状態を維持できないので、無理なく続けることが大切です。
バランスの取れた食事も重要になるので、ビタミンや良質のたんぱく質は積極的に摂取したいですね。
サプリなどをうまく活用すれば、無理なく続けられるでしょう。
<参考商品>