腸内環境悪化が寿命を縮める!腸活でガンのリスクが減る理由とは

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前回は、“腸活が高血圧予防に繋がる”ことについてご説明しました。
近年、プロバイオティクスについてさまざまな研究がされており、その結果、血圧低下やメタボの予防に繋がることが明らかになっています。

 

 

高血圧だけでなく、腸内環境が悪化することがさまざまな病気に繋がる可能性があります。

その重大な病気の一つに“ガン”が挙げられます。
腸内環境が悪化すると、ガンのリスクが高まり、寿命が縮まるとまでいわれているんです!

腸内細菌「アリアケ菌」が死因1位のガンを引き起こす!

 

ガンは日本人の2人に1人が発症するといわれている病気です。

世界でトップクラスの寿命を誇る我が国の死因はガンが1位となっています。
2位の心臓病、3位の肺炎を抑えて、圧倒的に高い死亡率だといいます。

 

近年、医療の発達が進んでいます。現在は手術と放射線、そして抗がん剤による治療がガンの三大治療法とされています。

しかしながら、それらの治療法は患者に負担が大きく、また、根本的な治療は確立されていないのが現状です。

 

そのため、免疫力を高め、からだの内部でガンに対する抵抗力を付けることが重要となります。

つまり、ガンを発症しないように“予防する”ということです。

 

ガンの発症にはさまざまな要因が関わっていますが、その一つに腸内環境も含まれると考えられています。

ガン細胞は一日に3000個も生成されるといわれており、その大半が大腸で作られています。

しかも、その細胞に抵抗する免疫機能の70%は腸にあるというのです。

そのため、腸が正常に働かないと免疫力が低下し、ガン細胞に打ち勝つことができなくなります。

 

腸内環境が悪化すると悪玉菌が優勢になり、毒素や有害物質がどんどん増えていきます。

それだけでなく、悪玉菌の一種「アリアケ菌(クロストリジウム・アリアケ)」が大腸ガンや胆ガン(肝臓がん)を引き起こす可能性があるのです!

 

その理由は、アリアケ菌が生成する2次胆汁酸、通称「DCA」がガンの原因になると考えられているからです。

また、便秘がガンのリスクとなる可能性もあるんだとか。

腸内環境の悪化は便秘にも繋がるため、悪玉菌は二つの意味で恐ろしい存在と言っても過言ではありません。

善玉菌がガンのリスクを低減する!腸活で免疫力を高めよう

 

腸内環境の悪化がガンのリスクを高める可能性があるため、近年、免疫力を高めるために腸活を行うことが推奨されています。

特に、高齢者になると善玉菌である「ビフィズス菌」が大幅に減る傾向にあるため、積極的に腸活を行う必要があるでしょう。

 

最近では、病院で腸内環境を調べる検査(腸内フローラ検査)などを受けることもできます。
善玉菌と悪玉菌、そして日和見菌のバランスを知ることができるため、腸活の計画に役立つに違いありません!

 

美腸の人は腸内の善玉菌の割合が多いため、ガンへの抵抗力が高いと考えられます。

また、善玉菌が増えれば悪玉菌が生成する毒素や有害物質が自ずと減っていくでしょう。
その結果、ガンリスクが低減することに繋がります。

 

善玉菌とガンとの関係性はさまざまな研究で明らかにされつつあります。

例えば、ラットの実験ではビフィズス菌が抗がん作用を示したという報告が出ています。

さらに、乳酸菌の一種「ラクトバチルス カゼイ シロタ株」には乳がんの発症を抑える効果があるという研究結果もあります。
(実際の研究では、乳酸菌と大豆イソフラボンが用いられています。)

 

乳がんは日本の女性に増加しており、年間1万3000千人の方が命を落としている恐ろしい病気です。

善玉菌を増やす腸活は、乳がん予防のためにも大切なことと言えるでしょう。

ほかにも、L.カゼイ.シロタ株による臨床実験では、大腸がんの予防効果が認められました。

 

腸内環境を善玉菌優勢に保つのに役立つのが「プロバイオティクス」。

プロバイオティクスには、からだに有益なさまざまな種類の善玉菌が含まれています。

実際、医療現場でプロバイオティクスが用いられることもあります。

食生活を改善することはもちろん重要ですが、偏食やライフスタイルなどの理由から難しいという人も少なくありません。

そんな時は、プロバイオティクスなどのサプリメントを活用する方法を忘れないでください!