追記レビュー!ストレスに悩む男性にオススメ、ローズヒップティー
2018年10月29日ユーグレナの効果と効能、作用について その1
2018年10月30日前回は、“腸内フローラと妊婦さん”についてご説明しました。
腸内フローラはお母さんから赤ちゃんに受け継がれていくと考えられています。
妊婦さんは良い腸内環境を常に保持できるよう意識したいものですね!
腸内フローラは年齢に関係なくその人の心身の健康に大きな影響を与えます。
歳をとるとともに腸内細菌は変化し、悪玉菌が増加するといわれています。
中でも女性は45歳から55歳くらいに更年期を迎え、「更年期障害」と呼ばれる症状が出やすくなります。
しかも、更年期障害にも腸内環境が関係しているというのです!
そこで、今回は更年期障害と腸内フローラの関係性についてお話いたします。
更年期の「ホットフラッシュ」や便秘は腸活で改善が可能!
更年期とは閉経前後の10年間を指し、一般的には45〜55歳頃のことをいいます。
更年期にはさまざまな不快な症状が発生しますが、これは女性ホルモンの「エストロゲン」の加齢による減少が主な原因と考えられます。
また、卵巣機能の衰えによりエストロゲンが分泌されにくくなり、脳の視床下部が混乱を起こすことで自律神経が乱れてしまいます。
全身のあらゆる機能をコントロールする自律神経の不調が、そのまま更年期障害の症状となって現れます。
主な症状として
・便秘
・のぼせ、ほてり、発汗(ホットフラッシュ)
・手足の冷え、しびれ
・肩こり、頭痛
・倦怠感
・イライラ、不安感
・めまい
などが挙げられます。
自律神経は腸の働きをもコントロールしているため、更年期になると腸が正常に働かず便秘になりやすくなるのです!
さらに、自律神経は血管の拡張や収縮にも関わっているため、不調が起きると体温調節が上手くいかなくなります。
これによって生じる突発的なのぼせ、ほてり、発汗などは「ホットフラッシュ」と呼ばれ、更年期障害特有の症状として知られています。
そして、更年期の便秘やホットフラッシュを改善するのに腸活が有効とされているのです。
自律神経のバランスを整えるためにヨーグルトやプロバイオティクスで美腸習慣を!
自律神経の乱れが腸の不調を招き、腸の不調が自律神経の乱れを招く。
そんな悪循環から抜け出すためには、腸内環境を見直し、自律神経のバランスを意識的に整えていかなければなりません。
腸内環境を良好にするためには、毎日ちょっとした習慣を身に付けることが大切です。
まず、朝起きたらコップ1杯の水(常温)を飲むことが推奨されています。
腸に水が入ることで働きを促進させ、便秘解消につながります。
水のかわりに炭酸水を飲むのも効果的。炭酸で腸が刺激されて便が出やすくなります。
ただし、過敏性腸症候群の人は炭酸水の飲み過ぎに注意しましょう。
また、食事においては1日3食を摂ることで腸への適度な刺激を与える必要があります。
副交感神経を優位にするためにも、寝る2時間前までに夕食を済ませることが望ましいです。
そして、とにかくいろいろな種類の乳酸菌を摂取すること。
ヨーグルトや納豆、甘酒、味噌、漬物などを積極的に食べるようにしましょう!
乳酸菌を含めいろいろな善玉菌を体内に摂り入れるには、プロバイオティクスサプリを活用するのも良いですね!
さらに、自律神経を直接整えるために副交感神経の働きを高める習慣も重要です。
焦ったり緊張したりしたときなどは特に自律神経のバランスが乱れやすいです。
そんなときこそゆっくりと深く深呼吸をし、落ち着いて動作したり話したりしましょう。
更年期に効果的な「エクオール」は乳酸菌から生まれる!
更年期障害の原因となる女性ホルモンのエストロゲン。
皆さんは、エストロゲンに似た働きをもつ「エクオール」という成分をご存知ですか?
エクオールは大豆イソフラボンと腸内細菌が反応することで生成され、更年期障害の女性をサポートするとして注目されつつあります。
しかしながら、エクオールを生成する腸内細菌は日本人の2人に1人しか持っていないとされています。
その理由には諸説ありますが、住んでいる地域によってエクオール産生者の数に違いがみられることから、幼少期の食生活に影響すると考えられています。
納豆や大豆製品を好んで食べる人ほどエクオールを生成できる傾向にあるという調査結果もあります。
が、人によっては生成菌を持たないため、納豆や大豆を食べてもエクオールが作れない場合もあるようです。
生成菌の一つとして乳酸菌の「ラクトコッカス20-92」が発見されていますが、エクオール生成には多くの腸内細菌が関係しています。
そして、現在、エクオールを作り出す明確な方法は研究段階にあります。
そのため、より多くの種類の腸内細菌を摂り入れることが更年期の悩みを解決する糸口になりそうです。
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