ユーグレナの効果と効能、作用について その1

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ユーグレナはラテン語で「euglena」と書き、日本語で「eu=美しい」「glena=眼」という意味を持ちます。

鞭毛の近くに美しい赤い点を持ち、これが瞳のように見えることからこの名が付けられました。

和名で「ミドリムシ」と呼び、ユーグレナはその学名です。

 

人類が誕生したのは約600万年前といわれていますが、ユーグレナが誕生したのはそれよりも遥か昔、約5億年前だったといわれています。

ユーグレナが発見されたのは1660年代のこと。オランダ人の科学者で「微生物学の父」と呼ばれたアントニ・ファン・レーウェンフック氏によります。
1950年代、アメリカ人のメルヴィン・カルヴィン氏らによって光合成の研究が行われ、1961年にノーベル化学賞を受賞しました。

 

1970年代になると、アメリカNASAによって宇宙開発視点の研究が行われました。
宇宙空間において、乗務員の呼吸で吐き出される二酸化炭素がユーグレナを成長させ、酸素を得ることが可能になったといいます。

長年注目されてきたユーグレナですが、大量に培養することが難しいと考えられており、実用化には至っていませんでした。

 

そんな中、2005年12月に東京大学発ベンチャー企業がユーグレナの食品用途屋外大量培養に成功しました。
これを機に、ユーグレナは機能性食品や化粧品、飲料などで用いられるようになりました。

また、2020年を目途にバイオ燃料の実用化も進められています。
二酸化炭素の中で成長できる生存能力の高さで、地球温暖化対策にも期待されています。

 

ユーグレナ(ミドリムシ)の主な特徴

 

・鞭毛虫類ミドリムシ科ミドリムシ属の微細藻類
・淡水で育つ
・体長約0.05ミリ
・紡錘形で長い鞭毛をもつ
・葉緑体で光合成を行う植物性と自分で動き回る動物性を持つ
・太陽光と二酸化炭素、水で育つことができる
・含まれる栄養素の数は59種類

 

ユーグレナが世界中で注目を集めている理由は、ユーグレナの最大の特長ともいえる含有する栄養素の多さです。

植物の栄養素と動物の栄養素の両方を兼ね備えており、人間が生きていくために必要な栄養素のほとんどを持っているといいます。
栄養が偏りがちな現代人が、毎日の食生活で不足する栄養素を補うのに大きな役目を果たすことは言うまでもありません。

しかも、ユーグレナには通常の植物のような細胞壁が存在しません。
栄養素が細胞膜のみで覆われているため、私たちのからだに吸収されやすいというメリットを持ちます。

 

ユーグレナ(ミドリムシ)のがもつ59種類の栄養素

 

ビタミン類(14種類)
・αカロテン
βカロテン
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ビタミンB6
ビタミンB12
ビタミンC
ビタミンD
ビタミンE
・ビタミンK1
ナイアシン
パントテン酸
ビオチン
葉酸

ミネラル(9種類)
マンガン


亜鉛
カルシウム
マグネシウム
カリウム
リン
・ナトリウム

必須アミノ酸(9種類)
バリン
ロイシン
イソロイシン
リジン
スレオニン
メチオニン
ヒスチジン
フェニルアラニン
トリプトファン

アミノ酸(9種類)
アラニン
アルギニン
チロシン
アスパラギン酸
グルタミン酸
プロリン
グリシン
セリン
・シスチン

不飽和脂肪酸(11種類)
DHA
EPA
パルミトレイン酸
オレイン酸
リノール酸
リノレン酸
・エイコサジエン酸
・ジホモ-γ-リノレン酸
・アラキドン酸
・ドコサテトラエン酸
・ドコサペンタエン酸

その他(7種類)
・パラミロン
・GABA
クロロフィル
・ルテイン
・ゼアキサンチン
・スペルミジン
・プトレッシン

 

ユーグレナの主な効果/効能/作用

 

・体内の有害物質や余分な脂肪を排出する
・腸の余分な脂を吸収し便秘を解消する
・免疫細胞を活性化させ免疫を整える

これらの効果は、ユーグレナ特有の成分である「パラミロン」によるものです。

パラミロンはユーグレナやその仲間の種のみにしかない貯蔵多糖で、β-1,3-グルカンの高分子体です。
表面にミクロホールと呼ばれる無数の小さな穴が開いており、ここに不要物が吸着されていきます。
食物繊維のような性質をもち、私たちの体内では吸収されることはないものの、有用に働いたのち排出されると考えられています。

 

※デトックス作用

健康維持や病気の予防のためには、栄養素を摂り入れるだけではなく、体内の毒素を排出する必要があります。
パラミロンのミクロホールが体内の有害物質や脂肪などの不要物を吸着させ、体外に排出することを可能にします。これがユーグレナ特有のデトックス作用です。

さらに、食物繊維の1/5000という小さな栄養素「クロロフィル」が腸内の細かい有害物質まで除去してくれます。
パラミロンとクロロフィル、二つの働きにより高いデトックス効果が期待できます。

 

※便秘の解消

パラミロンのミクロホールが腸内の余分な脂を吸収し、そのまま便として体外に排出されます。ユーグレナが便秘解消に役立つ理由の一つです。

また、ユーグレナのミネラルには体内の水分を腸に運ぶ働きがあり、不飽和脂肪酸には滑腸作用(便の通りを良くする作用)があるとされています。
便秘の解消から、ダイエット効果に繋がる可能性も考えられます。

 

※免疫機能の調整

免疫とは、私たちのからだに侵入しようとする細菌やウイルスなどから自らを守ろうとする自己防衛機能のことを言います。
免疫機能は低ければ細菌やウイルスに感染しやすくなりますが、高すぎてもアレルギーや自己免疫疾患などの原因になります。

 

パラミロンの継続摂取により、免疫機能のバランスが調整されることが研究調査で明らかになっています。
そのため、ユーグレナは風邪や感染症などの予防に役立つだけでなく、自己免疫疾患である関節リウマチやアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎の症状緩和に役立つとされています。

 

このように、ユーグレナにはさまざまな疾患を予防できる可能性があるため、今後さらに医療分野で活用されていくことが想定されます。

ユーグレナで得られる効果や効能、作用はこれ以外にも多くが挙げられます。
「ユーグレナの効果と効能、作用について2」にてご説明します。