リノール酸の効果と効能、作用について
2018年3月30日
リン(リン酸)の効果と効能、作用について
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リノレン酸は多価不飽和脂肪酸に含まれる脂肪酸の一つであり、
n-6系脂肪酸に含まれるγ‐リノレン酸とn-3系脂肪酸に含まれるα-リノレン酸があります。

γ‐リノレン酸の働きは、血糖値を下げたり、血圧を下げる働きがあります。
また、α-リノレン酸の働きは体内でEPADHAを合成する働きがあります。
そのためリノレン酸が不足すると高血圧を引き起こしたり、脳の老化が進んでしまったりします。
γ-リノレン酸には血糖値を下げるほかに以下のような効果効能があります。

リノレン酸の主な効果/効能/作用

・アトピーや皮膚炎などの症状を抑える(かゆみを止める作用があるため)
・関節リウマチを抑える(炎症物質の活性を抑えるため)
・月経前症候群を緩和する(ホルモン分泌を正常化するため)

また、α-リノレン酸の働きはEPADHAの合成だけでなく以下のような働きもあります。

α-リノレン酸の主な効果/効能/作用

・血流改善、血栓を予防する(DHAの合成によって血流の流れがよくなるため)
・アレルギーの抑制をする(アレルギーの原因となるリノール酸に働くため)
・老化を予防する(細胞膜を構成する物質になるため)
・うつ病を軽減する働き(DHAの摂取量を多くするため)

ただし、これらリノレン酸は脂肪酸であるためその摂取量には注意が必要です。
その目安として厚生労働省はn-3系脂肪酸とn-6系脂肪酸の摂取割合を1:4にすることを勧ています。

また、α-リノレン酸を多く含む食品はエゴマやしそ、ホウレン草に多く含まれ、
γ-リノレン酸を多く含む食品は、月見草やボラージオイルに多く含まれています。
こうした多価不飽和脂肪酸は「傷みやすい」のが特徴なので、保存方法は冷蔵庫などで保存する必要があります。