腸活で不登校の問題が解決するかも?子どもと腸内環境の関係はこんなに深かった!

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前回は腸内環境と睡眠の関係性、梅雨バテを乗り切る方法について詳しくご説明しました。

 

 

腸は幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌を担っています。
腸内フローラが世界中で注目されている理由は、ここにあるといっても過言ではありません!

 

セロトニンは体内時計や睡眠リズムを整えるメラトニンの材料になることから、質の良い睡眠に欠かせないのです。
「健康は睡眠から」といわれているように、私たちにとって重要なホルモン。

もちろん、大人だけでなく子どもにとっても同じです。
子どもだからって腸内環境は侮れません!

明るく元気な子に育つためには善玉菌が必須。
ともすれば学校生活や成績に影響を与えることだってあるんです。

 

子どもの不登校はいじめだけじゃない!

子どもが不登校になりどうすればいいかわからない…
学校をよく休むようになったのは、いじめが原因ではないか…

親として子どもの変化に敏感なのは悪いことではありません。
しかし、不登校になるのは必ずしもいじめが原因とは限らないのです。

 

不登校とは?定義と現状を知っておこう

まず、不登校は文部科学省の調査によりこう定義されています。

「不登校児童生徒とは何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」

(参考文献:不登校の現状に関する認識
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/futoukou/03070701/002.pdf)

 

不登校児童は年々増加傾向にあるといいますが、実際はどれくらいの子どもが不登校になっているのでしょうか。
平成29年度の調査では、小中学校においては約14万人、高等学校においては約5万人という結果が出ています。

小中、高等学校、特別支援学校でのいじめの認知件数は40万人を超えており、不登校増加と何かしらの因果関係があることは否めません。

 

不登校の原因は学業不振や情緒不安などさまざま

いじめが増えているとはいえ、不登校の原因はそれだけではないのです。
学校生活に起因する人間関係が大半を占めていることは言うまでもありません。

しかしながら、近年は複合的な理由で不登校になる児童が多く、“不安や情緒的混乱”“無気力”などといった精神面に起因する理由も無視できません。

 

ほかにも、母親から離れることへの不安による「母子分離不安型」の不登校や学力・発達遅延による不登校などさまざまなタイプがあります。

 

真面目で几帳面な子ほど注意が必要です

不登校のタイプの一つに、ストレスによる神経症を伴う型と呼ばれるものがあります。
感受性の強さやこだわりを持つ子、また几帳面で真面目な子がこのタイプの不登校に陥りやすいと考えられています。

 

文字どおり子ども自身が抱えるストレスによって「(精神的な原因で)学校に行きたくない」「(肉体的な原因で)学校に行けない」状態になるのが特徴的。

中にはうつや統合失調症などの精神疾患を伴う場合もあるため、慎重に対応しなくてはなりません。
特に、不登校の原因がはっきりしないときは、登校を強制したり責めたりしないように注意しましょう。

 

セロトニン不足がうつを招く!子どもの不登校は腸内環境が原因かもしれません

子どもが学校に行きたがらないとき、急がずに長い目で見守ることが大切です。
まず試してみてほしいのが、腸内環境の見直しです。
不登校と腸、一見何の関係性もなさそうですが、もしかすると深い繋がりがあるかもしれないのです。

 

腸がつくるセロトニンは睡眠に関わる物質

腸内環境が子どもの不登校に関係する理由、それは腸が作る“ある物質”にあります。
その物質というのが、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンです。

 

セロトニンは脳内の神経伝達物質の一つで、精神を安定させる作用があります。
万が一不足してしまうと、不安、うつ、パニックなどの症状につながることがあります。

 

また、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの材料でもあることから、睡眠にも大きなかかわりがあるのです。

メラトニンは睡眠と覚醒のサーカディアンリズムを整える働きをしています。
朝になるとシャキッと目覚め、夜になるととリラックスして眠たくなる……というのも、メラトニンが体内時計を調節してくれるからなんです。

 

セロトニンは精神を安定させてくれる

神経伝達物質にはほかにもドーパミンやノルアドレナリンなどが挙げられますが、これらの物質は過剰に増えると精神症状に繋がると考えられています。

例えば、ドーパミンは喜びや快楽、意欲、集中力を司る物質ですが、過剰に分泌されると幻覚や幻聴、妄想などの引き金になると考えられています。
ノルアドレナリンは恐怖や驚き、緊張、不安を司る物質で、過剰に分泌されると攻撃的になったりヒステリーを起こしたりすることがあります。

ドーパミンやノルアドレナリンの分泌をコントロールする役割を担うのも、セロトニンの凄いところです。
セロトニンは子どもの精神を安定させるために欠かせません。

 

腸内環境の悪化が不登校を招く可能性がある

私たちにとって重要な役目を果たすセロトニンは、その80〜90%が腸で作られています。

腸内環境が悪化するとセロトニンが上手く生成されず、睡眠障害が起きたり精神のバランスが崩れたりすることにつながります。
睡眠不足は子どもの気力や集中力を奪い、「学校に行きたくない」気持ちを助長させてしまうでしょう。精神が不安定な状態ではなおのことです。

 

腸は“第二の脳”と呼ばれるように、子どもの感情や脳の働きに大きな影響を与えているのです。
腸内環境の悪化が不登校を招く可能性があることは否めません。

 

腸活が不登校対策になるかも!ストレスを与えないことも大切です

腸内フローラが人のメンタルを左右することは、これまで専門家の研究試験で明らかにされてきました。
子どもの健全な発育において腸の健康がとても重要であることが分かります。

 

腸内環境を整えた途端、不登校や家庭内暴力が治まり進学が実現したという人も実際にいるんだとか。

ここでは、子どもの不登校に悩む方に実践していただきたい腸活法をご紹介していきます。

 

子どもの汚腸は親の責任!ちゃんと体調管理できていますか?

「子どもの責任は親の責任」という言葉があるように、子どもの生活習慣や食事、体調などはある程度親が管理しなければならないものです。

特に、不登校傾向にある子どもは生活習慣が乱れがちで、食事がきちんととれていないケースも多々あります。
規則正しい生活をし、バランスのとれた食事に変えるだけでも腸内環境は良くなるはず。

 

悪玉菌だらけの汚腸では治るものも治りません。
夜遅くまでゲームをしている、ご飯を食べずにお菓子やジュースばかり口にしているという悪習慣は今すぐ見直すべきでしょう。

 

不登校を悲観しすぎないことが大切です

価値観の多様化や複雑化する人間関係により、今はどんな子どもでも不登校になる可能性があるといわれています。
そのため、子どもが不登校になったことで悲観的になりすぎる必要はないと思います。

 

最近は保健室登校が認められる学校も増えており、地域によってはフリースクールや適応指導教室など学習支援の充実化が進んでいます。
また、インターネットを利用した学習活動が出席扱いになるケースも。

学校に行かなければいけないという“押し付け”が子どものストレスになり、かえって復学が遅れてしまうこともあります。
「学校だけがすべてではない」と考えることでお子さんのプレッシャーを取り除いてあげることも大切かもしれません。

 

腸活の肝は乳酸菌&ビフィズス菌!

とはいえ、元気に学校に通う姿を見たいと思うのが親心。
子どものメンタルバランスを整え、やる気を出させるために毎日腸活を取り入れていきましょう。

 

腸内環境を整えるには、からだに有益な菌(乳酸菌やビフィズス菌)を摂取するのが手っ取り早いです。
身近な食材でいうとヨーグルトや乳酸菌飲料、納豆、味噌、キムチなどが挙げられます。

 

子どもの飲み物にあるモノを入れるだけで……

でも、腸活食材って意外と好き嫌いが分かれますよね。

そこでオススメしたいのが「プロバイオティクスサプリ」です。

カプセル状、もしくはパウダー状のサプリの中に何億もの善玉菌が入っているという優れもの。
子どもがどうしても飲むのを嫌がるのであれば、水やお茶、牛乳など冷たい飲み物に入れるだけでOKです。

腸活でメンタルバランスを整えていくことは、不登校になった原因が子どもの内面にある場合に特に効果的ではないでしょうか。

 

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