パウダー状の「SleepDrops」はジュース感覚で飲める♪翌日の頭とからだが元気に!
2019年1月27日
過敏性腸症候群よりも恐ろしい小腸の病気!「SIBO」の患者が増えている
2019年1月29日
パウダー状の「SleepDrops」はジュース感覚で飲める♪翌日の頭とからだが元気に!
2019年1月27日
過敏性腸症候群よりも恐ろしい小腸の病気!「SIBO」の患者が増えている
2019年1月29日

【トコトリエノールとは?】

トコトリエノールは、ビタミンEの一種です。

ビタミンEは健康に不可欠なビタミンであり、優れた効果を持っています。
強力な抗酸化作用を持つ成分であるトコトリエノールは、シミや毛穴の改善など美容ケアには欠かせません。
また抗酸化作用以外にも、血中コレステロールや中性脂肪を低下させる作用もあります。

 

ビタミンEはもともと、若返りのビタミンと呼ばれるほど強い抗酸化作用を持っています。
脂溶性のビタミンであるビタミンEにはトコトリエノール類とトコフェロール類の2種類があります。

 

トコトリエノールとトコフェロールはα、β、γ、δの4つのタイプが存在するので、ビタミンEを細かく分類すると8種類があります。

その中でもトコトリエノールは、トコフェロ−ルよりも強い抗酸化作用があります。
その抗酸化作用は、トコフェロールの40〜60倍にもなると言われるほど。
この強い抗酸化作用があるのでトコトリエノールはビタミンEの中でも「スーパービタミンE」と呼ばれているのです。

 

1950年に発見されたトコトリエノールの研究は広く行われています。
トコトリエノールは糖尿病、神経系の病気、がん、骨吸収などの疾患において臨床の場で積極的に研究が行われています。
栄養機能食品や薬として今後さらに開発が期待されているビタミンであり、多くのサプリメントや化粧品に配合されています。

 

【トコトリエノールとトコフェロールの違いとは?】

トコトリエノールとトコフェロールは構造は非常に似ているものの、トコトリエノールは不飽和側鎖(尾部基)を持っている点がトコフェロールとは異なります。トコフェロールは不飽和側鎖ではなく、ビタミン剤に最もよく見られる飽和側鎖になります。

 

トコトリエノールの不飽和側鎖は、トコトリエノール固有の健康促進の作用を握るカギとなっていると考えられます。
トコトリエノールはトコフェロールに比べて、効率的に細胞膜を通過して、強力な生物学的作用をもたらします。

 

【トコトリエノールの抗酸化作用について】

トコトリエノールの持つ抗酸化作用は非常に強力です。
抗酸化作用とは体内に過剰に発生した活性酸素を除去する働きのこと。

活性酸素は、ヒトの体内で病原体やウイルスから体を守るために存在している物質ですが、紫外線、ストレス、睡眠不足、喫煙などによって体内で過剰に増えてしまうと、脂質、タンパク質DNAなどの核にダメージを与えて、臓器を錆びさせます。
すると臓器の老化や、糖尿病、高血圧、心筋梗塞などの生活習慣病の原因にもなりやすいのです。

 

トコトリエノールには非常に強力な抗酸化作用があるため、体内で増えすぎてしまった活性酸素を抑制。
病気予防はもちろん、エイジングケアにも期待でいます。

 

トコトリエノールは、トコフェロールに比べて細胞膜への浸透性が高く、経口摂取で補給しても、肌に蓄積されやすいです。
肌に蓄積されやすい特徴から、トコトリエノールは肌でも抗酸化作用を発揮してくれ、美肌へと導いてくれるというわけです。

 

【トコトリエノールの効果・効能】

トコトリエノールの効果は以下の通りです。

・美肌効果
・美白効果
・動脈硬化予防効果
・コレステロール値を下げる効果
・ガン予防効果
・むくみ予防効果
・抗炎症効果

それぞれまとめてみましょう。

 

<美肌効果>

トコトリエノールの持つ強力な抗酸化作用は、肌にできるシワ、毛穴の黒ずみ・開きを改善します。
シワ、毛穴の黒ずみ・開きに対する作用を説明しましょう。

 

(シワ予防に対する効果)

肌は皮膚表面から表皮、真皮、皮下組織の3層構造になっています。
表皮は0.3mm程度、真皮は暑さ2mm程の繊維製結合組織から構成されています。

肌にシワができてしまうのは、肌に発生した活性酸素が真皮の構造を破壊してしまうため。
また肌のハリ、弾力を保つために必要な弾力成分コラーゲンや、水分を保持するのに必要不可欠なヒアルロン酸が加齢とともに減少するために起こります。

水分を失った肌は乾燥してシワができやすくなりますし、弾力を失った肌はたるみやすくなり、たるみがシワを作ってしまうのです。

 

トコトリエノールは真皮の構造を破壊する活性酸素を除去し、シワを作らないように予防できます。

またトコトリエノールにはヒアルロン酸の生成にも関与しており、ヒアルロン酸を生成することで真皮層の水分保持能力をアップさせます。
肌に潤いが保たれると、シワはできにくくなるでしょう。

 

(毛穴の黒ずみ、開きに対する効果)

毛穴の黒ずみが目立つ部位として鼻があります。鼻は皮脂分泌が多いため、毛穴が開きやすいです。
毛穴から出たたくさんの皮脂、角栓は、空気に触れることで酸化します。酸化された皮脂や角栓は黒く変色するので、毛穴が黒ずんで見えるのです。

また紫外線やストレス、食生活の乱れなど不規則な生活習慣を続けていると肌にたくさんの活性酸素が発生してしまいます。
この活性酸素は皮脂の酸化を早めてしまうため、、毛穴の黒ずみの大きな原因になってしまうのです。

 

そこでトコトリエノールの持つ抗酸化作用によって、活性酸素を除去することで皮脂の酸化を抑制します。
皮脂の酸化が抑制されれば、毛穴の黒ずみは解消されるでしょう。

 

毛穴の開きの原因は、

・皮脂の過剰な分泌によって毛穴が開くため
・加齢とともに肌の弾力が落ち、肌がたるむことで毛穴が開くため

の2つがあります。

この中で2つ目の「加齢とともに肌の弾力が落ち、肌がたるむことで毛穴が開くため」の原因に対して、トコトリエノールは有効です。
トコトリエノールの抗酸化作用によって肌のたるみを起こす活性酸素の働きを抑えて、加齢による毛穴の開きを予防できるのです。

 

<美白効果>

トコトリエノールは、シミ、くすみ、そばかすを出来にくくする美白効果が得られます。

シミができる原因は、紫外線を浴びた肌がメラニン色素を生成することによって生じます。
メラニン色素は、肌の奥に紫外線が入り込まないように肌を保護することですが、たくさんのメラニン色素が作られてしまうと色素沈着して日焼けやシミとなって肌に現れます。

肌に紫外線を浴びると、表皮中に存在するケラチノサイトと呼ばれる皮膚細胞がメラノサイト活性化因子を放出。
メラノサイト活性化因子は、メラニン色素を生成するメラノサイトを活性化させてしまうので、メラニン色素が過剰に生成されてしまいます。

 

トコトリエノールが持つ強力な抗酸化作用は、シミの生成に対して、メラノサイト活性化因子の放出を抑制して、メラノサイトがメラノサイト活性化因子を受け取るのを阻害します。
メラノサイト活性化因子をメラノサイトが受け取らなければ、大量のメラニン色素が生成されることはなくなるので、シミ予防につながります。

 

<動脈硬化予防効果>

動脈硬化は、動脈が硬くなり、動脈の内壁に脂質が付着することで、動脈が狭まってしまう症状を言います。
動脈硬化が進行すると、脳梗塞や心筋梗塞など死に直結する病気につながるので、気をつけなければなりません。

 

動脈硬化が起こる原因は悪玉(LDL)コレステロールが関与しています。
悪玉(LDL)コレステロールが過剰に増加すると、血管の内壁に取り込まれて酸化してしまい、酸化LDLコレステロールへと変化します。

この酸化LDLコレステロールは血管の内壁で、体内の掃除をしているマクロファージに取り込まれます。
マクロファージは、酸化LDLコレステロールを取り込みすぎると、膨らみ続け、内壁を隆起されるアテロームプラークと呼ばれる塊に変化し、血液の流れを悪くしてしまいます。

 

トコトリエノールの持つ強力な抗酸化作用によって、コレステロールの過剰な生成を抑制してくれます。
つまり悪玉(LDL)コレステロール自体の生成を抑えることができるのです。

 

またトコトリエノールは、発生してしまった悪玉(LDL)コレステロールの酸化の予防や、マクロファージが必要以上に生成されることを阻害する働きもあります。

トコトリエノールの

・コレステロールの過剰生成抑制
・悪玉コレステロールの酸化予防
・マクロファージの大量生成の阻害

この3つの働きによって、動脈硬化を予防できるのです。

 

<コレステロール値を下げる効果>

トコトリエノールにはコレステロール値を下げる効果があります。

一般的なビタミンEであるトコフェロールには、コレステロール値を下げる効果は期待できません。
つまりトコトリエノール特有の効果と言えます。

 

コレステロールは3大栄養素である脂質の一種であり、ホルモンや消化液の胆汁酸を生成する際に原料となります。
コレステロールは私達が生きていく上で欠かせない成分の1つです。

 

しかしコレステロールには善玉(HDL)コレステロールと悪玉(LDL)コレステロールがあり、悪玉(HDL)コレステロールが増えてしまうと、血管内壁に付着して動脈硬化を引き起こす原因となってしまいます。

 

トコトリエノールはコレステロールの生成に必要な酵素に作用して、過剰にコレステロールが生成されないように抑制する働きがあります。
コレステロール値が正常な場合には、低下させることはないので安心です。

 

<がん予防効果>

体内に大量発生した活性酸素は、正常な細胞のDNAなどの核にダメージを与えることでがん細胞に変性させてしまいます。
つまり、活性酸素はがんを引き起こす要因になってしまうのです。

トコトリエノールには活性酸素を除去する強力な抗酸化作用があるので、トコフェロールよりもがん予防に優れています。
肝がん、乳がん、前立せんがん、皮膚がんなどで細胞増殖抑制の効果が報告されています。

 

<むくみ予防効果>

トコトリエノールが体内に十分あると、過剰なナトリウムや水分の体外への排出が促進されるため尿作用があり、むくみを予防、改善してくれます。

 

<抗炎症効果>

トコトリエノールには抗炎症作用があるので、慢性疾患に対して優れた効果を発揮してくれます。
また心臓保護、、神経保護にも効果を発揮してくれます。

 

【トコトリエノールが多く含まれる食品とは?1日摂取量はどれくらい?!】

トコトリエノールを多くふくむ食品には

・パーム油
・ココナッツ油
・米ぬか油
・大麦油

など、特定の植物油にしか含まれていません。

さらにその含有量はごく少量になるので、希少な成分と言えます。
一方、トコフェロールはトコトリエノールに比べて、様々な植物油に含有しているので抽出しやすいです。

 

健康維持を目的としたトコトリエノールの推奨摂取量は1日30〜50mgになります。
これだけのトコトリエノール量を摂取するためには、パーム油80g、小麦胚芽、大麦、オート麦の場合1.5〜4gも摂取しなければならないので、食品からだけで全てを補給するのは難しいでしょう。

 

毎日の食事にトコトリエノールを取り入れるためにはサプリメントなどでの摂取が理想的です。
ただ経口服用したトコトリエノールは、吸収性が悪いため、絶対吸収率は8〜28%程度です。

 

そこでトコトリエノールのサプリメントを選ぶ時には、信頼できる工場で製造された吸収率の高いものを選ぶ必要があるでしょう。

 

バランスよくビタミンを摂取するなら、マルチビタミンサプリメント!