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【ヴァレリアンとは?】

ヴァレリアンとはセイヨウカノコ草のことであり、睡眠の質を高めることができると今話題のハーブになります。

ヴァレリアンは、ヨーロッパ原産のオミナエシ科カノコソウ属に分類される多年生の植物。
世界中に200種類以上が生息していて、日本ではカノコソウと呼ばれています。

 

ヴァレリアンは森、川岸など湿気の多い土壌を好み、高さ1.5mほどまで育ち、6〜8月にかけてバニラのような甘い香りの小さい花が咲きます。

アメリアでは北部の州のほとんどでヴァレリアンが生息しており、アメリカに生息するヴァレリアンの花は薄ピンク色です。
誰でも手に入る植物であるヴァレリアンは、主に根っこが薬用として利用されます。

 

ヴァレリアンが使用されたのは古代ギリシャ時代までさかのぼります。

古代ギリシャ人は、ヴァレリアンを不眠症を治すために使用しており、ギリシャの世界最古の薬学書にもヴァレリアンの記録が残っています。
その薬学書にはバレリアンには精神安定効果があると記載されています。

 

ヴァレリアンは薬草としての評価は高い反面、ヴァレリアンの強烈な匂いは不評でした。
ヴァレリアンの匂いは人によっては悪臭を放っていますが、猫にとってはまたたびのように猫を酔わせる作用があります。

 

ヴァレリアンには、不眠症改善以外にも消化器の不調、肝臓障害の症状改善も期待でき、利尿剤としても用いられています。

1600年代のヨーロッパではヴァレリアンが頻繁に使用されており、てんかん発作の軽減、不眠症やうつ病の改善、神経の緊張緩和のための鎮痛剤としても利用されてきた経緯があります。
ヴァレリアンにはビタミンやミネラル類の他、テルペノイド、アルカノイドなども含まれています。

 

【ヴァレリアンの効果・効能とは?】

ヴァレリアンの効果・効能は以下の通りです。

・不眠症改善
・精神安定効果
・抗炎症作用

それぞれまとめてみましょう。

 

<不眠症改善>

不眠症と一言でいっても、いくつかの症状があります。

夜眠る時に寝つきが悪くなる不眠症もあれば、夜中に目が覚めてしまう不眠症や眠りが浅かったり、早朝起きてしまったりする不眠症もあります。
ヴァレリアンは睡眠の質を向上させて、不眠症状を改善していく効果に優れています。

 

<鎮静効果>

ヴァレリアンはドイツ、フランス、イタリア、スイスなどのヨーロッパ諸国で最も広く使用されている鎮静効果のあるハーブです。

ヴァレリアンに含まれるバレリン酸、バレレノールと呼ばれる成分には、高い鎮静効果が期待できます。
このバレレン酸やバレレノールは、鎮静効果のあるベンゾジアゼピンなどの薬と同じように、興奮を抑制して、神経を安定させる物質の働きを高めてくれます。

神経を安定させる物質はガンマ・アミノ酸楽さん(GABA)と呼ばれており、高い鎮静効果が得られます。
鎮静効果が得られることで、神経過敏や不安などの症状が改善していくのです。

 

<精神安定効果>

ヴァレリアンには神経を落ち着かせて気持ちを和らげる働きがあります。

不眠症を改善するだけではなく、精神を安定させて不安を解消する抗不安薬としての働きも期待できるのです。
精神的に気持ちが和らぐことによって筋肉の緊張はほぐれ、肩こり、腰痛、生理痛、ストレスからくる胃痙攣、過敏性腸症候群にも効果を発揮してくれますよ。

 

<抗炎症作用>

ヴァレリアンは傷や潰瘍、湿疹など局所的な炎症を抑える抗炎症作用にも優れています。

外用として用いられることが多いですが、ヴァレリアンの刺激によって炎症が起こってしまうケースもあるので、医師など専門家以外の利用はおすすめできません。

 

【ヴァレリアンの副作用と注意点は?】

ヴァレリアンは大量に摂取しなければ問題は起こらず、公の発表でも副作用はありません。
ただ過剰摂取してしまうと、胃腸への負担が大きくなり、

・頭痛
・吐き気
・高揚感
・ふらつき
・筋弛緩
・低体温
などの症状が現れることがあります。

副作用を起こさないためにも用法用量はしっかりと守って服用するようにしましょう。
ヴァレリアンの1日摂取目安量は、エキスで寝る前に400〜900mg相当です。

ヴァレリアンはハーブティーとして飲むことが多いので、ヴァレリアンのドライハーブ1.5〜3g程度で作ったハーブティーを400〜900mg飲めばOKです。
睡眠の質を改善するためにはヴァレリアンのハーブティーを毎日飲み続けると効果が期待できます。

 

またヴァレリアンには睡眠の質を改善するだけではなく、不安感を取り除く作用もあります。
不安感を解消したい方、心を落ち着かせたい方は、寝る前以外に服用してもOKです。

ただトータル量として1日900mgを超えないように摂取したいですね。

 

ヴァレリアンの摂取方法はハーブティーの他に、サプリメントでの服用も手軽でおすすめです。
ヴァレリアンをサプリメントで服用する場合、1日の用法用量をよく確認して摂取するようにしたいですね。

ヴァレリアンを摂取する際の注意点としては、

・睡眠薬との併用をしないこと
・妊娠中や妊娠予定の方は服用しないこと
・ヴァレリアン摂取後は車や機械の運転を控えること

などがあります。

それぞれまとめてみましょう。

 

<睡眠薬との併用をしないこと>

ヴァレリアンは鎮静作用があり、睡眠を促す作用があるため、睡眠薬と併用すると鎮静状態が強くなってしまい危険です。
ヴァレリアンを摂取する時には睡眠薬と併用しないようにしましょう。

 

<妊娠中や妊娠予定の方は服用しないこと>

ヴァレリアンを摂取すると流産につながる危険性があります。
そのため、妊娠中や妊娠予定の方はヴァレリアンを服用しないようにしましょう。

 

<ヴァレリアン摂取後は車や機械の運転を控えること>

鎮静作用のあるヴァレリアンを摂取した後に、車の運転や機械の運転をするのは危険です。
睡眠薬と同様、ヴァレリアン服用の後も車や機械の運転は控えるようにしましょう。

 

【ヴァレリアンはこんな人におすすめ!】

ヴァレリアンはハーブ界随一の睡眠草として知られています。

一般的な睡眠導入剤に比べて作用がマイルドで天然由来の成分なので安心して摂取できます。
副作用が少ない点も不眠症状に悩む方には嬉しいですね。

ヴァレリアンがおすすめの人はこちらです。

・夜眠れず、不眠に悩んでいる人
・ストレスが溜まってイライラしている人
・緊張を取り除きたい人
・気分をすっきりさせたい人
・季節の変わり目で体調が優れない人
・前の日の疲れを引きずらないように質のよい睡眠をとりたい人

このような人におすすめの成分です。