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ビタミンAは、脂溶性ビタミンの一つで、レチノールと呼ばれることもあります。

脂溶性ビタミンには、ビタミンDや、ビタミンEが含まれ、
ビタミンAの主な働きは、目の病気を防ぐ役割があります。
このほか、子どもの成長を促す役割があります。
そのため、このビタミンAの摂取が不足すると目に関する病気を引き起こし、
夜、ものが見えにくくなる夜盲症などを引き起こしてしまうのです。
ただし、通常の生活をしていればビタミンAの不足を引き起こすことはないので安心してください。

ビタミンAは1913年に発見され、当初は脂溶性Aと呼ばれていました。
そして1922年に、くる病を防ぐ因子を除いた成分が、ビタミンAであると命名されたのです。
今日では、このビタミンAは目を健康に保つ働きをしたり、皮膚の健康維持をする成分だと分かっています。

ビタミンAは目の病気を防いだり、子どもの成長を促す役割のほか、以下のような効果効能があります。

ビタミンAの主な効果/効能/作用

・夜盲症を予防する(ロドプシンの働きを高めるため)
・動脈硬化を防ぐ(活性酸素を除去する役割があるため)
・ガンの予防をする(活性酸素を除去する役割があるため)

こうした働きのほか、ビタミンAは、粘膜や皮膚を健康に保つ役割があります。
粘膜を強くする結果、ビタミンAには免疫力を高める働きもあるのです。

ただし、ビタミンAの過剰摂取は頭痛や吐き気、脱毛などを引き起こすため注意が必要です。
また、悪化すると脂肪肝や骨障害なども引き起こしてしまいます。
特に、ビタミンAは体内に蓄積されやすいため、注意が必要です。

摂取量の目安として厚生労働省は
ビタミンAの1日の摂取量を
成人男性(18~29歳)が850マイクログラム、成人女性(18~29歳)が700マイクログラムとしています。

ビタミンAを多く含む食品はレバーなどの肉類や、ウナギやアンコウなどの魚類に多く含まれています。
そして、ビタミンAを含む食品を効率良く吸収するには、油と一緒に摂取することが良いとされています。

また、ビタミンAなどが配合されているサプリメントや
マルチビタミンタイプもあるので、ビタミンをバランスよく摂取するにはお勧めです。