ステアリン酸の効果と効能、作用について
2018年11月11日L-カルニチンの効果と効能、作用について その2
2018年11月11日リンゴ酸は有機酸の一つで、リンゴ内に含まれる酸味のことを言います。
有機酸には、クエン酸や、シュウ酸が含まれ、リンゴ酸の主な働きは、クエン酸サイクルを活発にする役割をしています。
その結果、疲れやすさを解消して、疲労回復を促すという働きがあります。
こうしたリンゴ酸の効果効能を得るために、適切な量の摂取が必要となるのです。
リンゴ酸は1785年に発見され、このリンゴ酸という和名は「リンゴ」に由来して名づけられました。
現在では、このリンゴ酸は食品の酸味料として利用されています。
この酸味料を使った食品には、ゼリーや、シャーベットなどに含まれています。
このほか、リンゴ酸はpH調整材、乳化剤などにも使われています。
また、食品関連以外では、キレート性を持つため、金属の洗浄にも用いられています。
リンゴ酸はクエン酸サイクルを活発にする役割のほか、以下のような効果効能があります。
目次
リンゴ酸の主な効果/効能/作用
・疲労回復を促す(クエン酸サイクルを活発にするため)
・肉体疲労を軽減する(クエン酸サイクルを活発にするため)
・自然治癒力を高める(体内を弱アルカリ性に保つため)
リンゴ酸にはこうした働きのほか、体内を弱アルカリ性にするため胃腸病などを予防する働きがあったり、デトックス作用があったりします。
ただし、リンゴ酸の過剰摂取は口の中に炎症を引き起こす可能性があり、注意が必要となっています。
そのため、リンゴ酸の効果効能を得るための摂取量の目安としては、リンゴ酸の1日の摂取量を1200mgとなっています。
こうしたリンゴ酸を多く含む食品は、リンゴをはじめ、なつめ、梨などに含まれています。
またリンゴ酸は赤ブドウにも含まれていています。
そして、リンゴ酸を効率良く摂取するためには、赤ブドウエキスなどを配合したサプリメントを利用することがお勧めです。
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【リンゴ酸の疲労回復効果】
リンゴ酸にはいくつかの効能・効果がありますが、その中の1つが「疲労回復効果」です。
このリンゴ酸の疲労回復効果は、細胞の呼吸に関係しています。
リンゴ酸は、あらゆる生命活動のエネルギー源となるアデノシン三リン酸(ATP)の生成を行うミトコンドリアの反応であるTCA回路(クエン酸回路)に必要になる成分です。
クエン酸には疲労物質である乳酸の分解を亢進して、グルコースの分解を抑制することで、血中の乳酸濃度を低下させる働きがあります。
つまりクエン酸には疲労回復効果が期待できるのです。
このクエン酸回路で必要になるのがリンゴ酸です。
リンゴ酸は体内でクエン酸の元となるオキサロ酢酸を生成する時に必要となる成分なのです。
疲労を感じた時にはリンゴ酸を摂取するとよいですね。
【リンゴ酸の抗菌作用】
リンゴ酸などの有機酸には抗菌性がありますが、リンゴ酸はクエン酸よりも強い抗菌性を持っています。
ただリンゴ酸の抗菌力は乳酸よりは弱いです。最も強い抗菌性を持つのは酢の主成分となる酢酸です。
リンゴ酸の抗菌作用によって細菌を除去することで、免疫力がアップし、自然治癒力も高まります。
【まだまだある?!リンゴ酸の効果とは?】
先ほど、リンゴ酸の効果として
・疲労回復効果
・抗菌作用
をご紹介しました。
しかしリンゴ酸の効能・効果はそれだけではありません。
ここではリンゴ酸のその他の効果についてまとめてみましょう。
リンゴ酸のその他の効能効果は以下の通りです。
・消炎効果
・弱アルカリ性
・髪のダメージケア
・カルシウムの吸収促進
・ホワイトニング作用
・古い角質を取り除くアンチエイジング効果
・口内乾燥予防効果
それぞれまとめてみましょう。
<消炎効果>
リンゴ酸の塩には咳を鎮める咳止め効果が期待できます。
喉の炎症や痛みを抑えてくれます。
風邪の時にりんごを食べることはよくありますが、これは消炎効果を期待しています。
また喉だけではなく、体全体の炎症を抑えてくれるので関節痛などにも効果を発揮してくれます。
<弱アルカリ性>
血液の状態が酸性になってしまうと体内には活性酸素が増え、臓器がさびやすくなり老化現象が進みます。
りんご酸には体内を弱アルカリ性に保つ効果があるので、体内の老化防止につながります。
つまり弱アルカリ性作用によって、アンチエイジング、胃腸病予防、自然治癒力アップ、美肌効果などを高めてくれるのです。
<髪のダメージケア>
リンゴ酸はシャンプーなどにもよく配合されている成分の1つ。
pH調整剤の役割があり、酸性、アルカリ性を調整する作用があります。
髪はダメージが加わると、アルカリ性に傾きます。
リンゴ酸にはアルカリ性に傾いた髪を酸性に戻していく作用があるので、ダメージ知らずのサラサラつやつやの髪になれるでしょう。
<カルシウムの吸収促進>
りんご酸はクエン酸とともに、カルシウムと結合し、クエン酸りんご酸カルシウムになります。
カルシウムは単体だと、消化器官の酸やアルカリ状態によっては、体内に吸収されにくいです。
しかしリンゴ酸やクエン酸と結合して、クエン酸リンゴ酸カルシウムになることでカルシウムが体内で吸収されやすくなるのです。
<ホワイトニング作用>
リンゴ酸は歯磨き粉にもよく配合される成分の1つ。
リンゴ酸の酸性力によって、歯の汚れを浮き上がらせて、しっかりと汚れを落とす作用があります。
また汚れを落とすだけではなく、汚れがつくのを防ぐ予防作用、ホワイトニング効果も期待できます。
<古い角質を取り除くアンチエイジング効果>
化粧水や石鹸などにも含まれるリンゴ酸。
肌の古い角質を溶かして、表皮細胞を角質層から排出してくれるピーリング作用が期待でいます。
新しい皮膚細胞が再生し、肌のくすみやシミ、クマなどが解消されますよ。
高い美肌効果、アンチエイジング効果が期待できる成分です。
<口内乾燥予防効果>
1%程度のリンゴ酸を混ぜた催唾液薬は唾液の分泌量を促進する効果があります。
高血圧薬を服用した場合、口の中が乾く副作用がでる場合があります。
この時にリンゴ酸の作用によって、唾液分泌量が増え、口内乾燥を防ぐ効果が期待できます。
【どんな食品にリンゴ酸は含まれるの?】
リンゴ酸が多く含まれる食品は以下の通りです。
・リンゴ
・梨
・ブドウ
・さくらんぼ
・バナナ
・いちご
・トマト
・梅
・グァバ
・ザクロ
・しいけ
・イモ類
・ワイン
・きゅうり
・りんご酢
などです。
天然のリンゴ酸は、ブドウを原料としたワイン、りんご酢、きゅうりなどの野菜、りんごや梨、ブドウなどの果物にもたくさん含まれています。
体の健康維持、アンチエイジングのためにも自然由来の食品から積極的に摂取していきたい成分ですね。
【リンゴ酸の安全性とは?】
リンゴ酸の安全性は、pH調整剤として使用する場合において、皮膚刺激性はほとんどありません。
また皮膚感作制(アレルギー性)もほとんどないので、安全性に問題ない成分といえるでしょう。
ただピーリング剤などでリンゴ酸が使用される場合には、pH調整剤よりもリンゴ酸の配合量が多く酸性に傾くので、アレルギー性皮膚炎体質の人やバリア機能が低下している人が使用すると、皮膚刺激を起こすこともあります。
リンゴ酸はリンゴ由来の成分になりますが、リンゴにアレルギーがある人が使用しても、リンゴ酸でも同様にアレルギーが発症するということはありません。
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