「体内の酸素が不足するとガンになりやすいって本当?」
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2019年11月12日ガンにならいないように予防することが大切ですが、ガンになってしまった後も、どのように生活するかが重要になります。
ガン=死というのは、間違った認識です。
ガンになったからといって必ず死ぬわけではありません。
完治した後、健康に過ごす人もいれば、ガンと共存して生活している人もたくさんいます。
ガン患者さんにとって大切なのは、生活の質=QOLを維持することです。
QOLを向上させるために、ガン患者さんの中にはサプリメントを積極的に摂取する人が多いんですよ。
ここでは、ガン患者とサプリメントについてまとめてみましょう。
目次
【ガン患者さんの多くはサプリメントや健康食品を利用している】
サプリメントや健康食品は、健康な人でも積極的に利用する人が多く、人気があります。
ガン患者さんにおいても、サプリメントや健康食品を利用している人はたくさんいるでしょう。
特にガン患者さんは、体力を維持して、ガン細胞に打ち勝つ免疫力をつけなければなりません。
また、抗がん剤治療をしている場合、免疫力が低下していて、感染しやすくなっているため、感染防止のためにバランスのよい食事を取ってエネルギーをたくさんチャージする必要があります。
タンパク質、ミネラル、ビタミンなどの栄養素は特に必要であり、それらの栄養素をバランスよく摂取するには食事だけでは足りない場合も多いのです。
ガン患者さんは病気に対する心配や不安、生活環境の変化、治療の後遺症、抗がん剤の副作用など、様々な要因から食欲が低下しがちです。
バランスのよい栄養素を摂取するためには、食事が欠かせませんが、食欲が低下してしまうと、食事から効率よく栄養を摂取するのが難しくなってしまいます。
そこで食事で不足する栄養素を補うために、サプリメントや健康食品をうまく利用するとよいでしょう。
2005年に厚生労働省の研究班が報告した、国内のガン患者さんにおける補完代替医療の利用実態調査によると、約45%の人が1種類以上の補完代替医療を利用していることが分かりました。
補完代替医療とは、ガン治療を補ったり、ガン治療の代わりに行ったりする医療のことで、ガン患者さんが行っている補完代替医療のそのほとんどが健康食品であるという結果だったのです。
補完代替療法には、サプリメントなどの健康食品のほか、ヨガ、気功、鍼灸なども含まれます。
今から15年近く前の調査で、これだけ多くのガン患者さんが健康食品を利用しているので、現在はさらに多くのガン患者さんが健康食品を利用していると考えられるでしょう。
厚生労働省の研究班が作成した「ガンの補完代替医療ガイドブック」のデータを見ると、代替医療を利用し始めたきっかけは、77.7%の人が「家族や友人からの勧め」と答えています。
さらに「自らの意思」で始めた人も、23.3%もいます。
ここ数年で、日本国内だけでも様々な健康食品が流通しています。
国では、国民1人1人が適切に健康食品を選ぶことができるようにと、適正な基準を設けた「保健機能食品制度」を設定。
安全性や有効性の規格基準を満たした食品に関しては「保険機能食品」のマークが表示されています。
この保健機能食品は、トクホと呼ばれる特定保健用食品の他、栄養機能食品、機能性表示食品などに分類されていて、安全性が確立されているのです。
保健機能食品以外にも、健康食品はたくさんあります。
例えば、健康補助食品、栄養補助食品、栄養強化食品、健康飲料、サプリメント、栄養調整食品なども全て、健康食品になるのです。
サプリメントなどの健康食品は、保険機能食品都は違い、国が制度化しているものではありません。
そのため、表示の許可、認証、届出などの規制は特にないのです。
【抗ガン剤に影響を及ぼすサプリメントなどの健康食品もある?!】
ガン患者さんにとって、抗ガン剤治療は非常に重要な治療になります。
補完代替医療は、ガン治療のサポート的な役割として行われますが、健康食品を取り入れる場合は、抗ガン剤に影響を及ぼさないかどうか?を摂取する前にきちんと確認する必要があるでしょう。
実は、健康食品の中には、抗ガン剤の効果に影響を及ぼす成分が含まれている可能性があるんです。
健康食品の中でも、サプリメントには錠剤タイプ、カプセルタイプ、顆粒タイプなど様々な形のものがあります。
サプリメントは見た目も薬のういに見えるため、サプリメントを薬と同じような感覚で服用してしまう人もいるでしょう。
しかし、サプリメントと医薬品は全く別物であり、サプリメントなどの健康食品の使用方法を間違えてしまうと、病気の治癒が遅れたり、抗ガン剤の効果が悪くなったり、症状が悪化するなどのトラブルが起こることもあるのです。
抗ガン剤治療中の患者さんが、サプリメントを服用する場合、一番気を付けなければいけないのが「薬との相互作用」です。
薬と相性が悪い健康食品を摂取してしまうと、治療に悪影響を及ぼしてしまうことも…。
例えば葉酸を摂取すると、治療の効果が弱くなってしまう抗ガン剤があることが、研究からも報告されています。
逆に、一定の成分を服用して、抗ガン剤の治療が必要以上に強くなってしまうこともあるのです。
また、毎年のように新しい抗ガン剤が発売されていますが、新しい薬に関しては、他の健康食品との相互作用に関するエビデンスが非常に少ないです。
研究が追い付いていない現状もあるため、報告されていないものの、すべて安心か?といわれるとそうではありません。
ここでは、特に気を付けておきたい、医薬品と健康食品(含まれる成分)の相互作用についてまとめてみましょう。
<ビタミン類>
・葉酸代謝拮抗薬(抗ガン剤)と葉酸(サプリメント)
葉酸代謝拮抗薬は、葉酸を代謝する酵素を阻害することで、DNA複製を阻害して抗ガン効果が現れます。
葉酸を摂取すると、葉酸代謝拮抗薬(メトトレキサートなど)の効果が減弱してしまうのです。
・フルオロウラシル、カペシタビンと葉酸(サプリメント)
抗ガン剤であるフルオロウラシルやカペシタビン服用中に、葉酸を摂取すると薬の効果が増強してしまいます。
・ワルファリン(抗凝固剤)とビタミンK
抗凝固剤であるワルファリンと、青汁やクロレラなどに含まれるビタミンKを摂取すると、薬効が減弱してしまいます。
<ミネラル類>
抗生物質とカルシウムやマグネシウムの併用で、薬効が減弱することが知られています。
例えば
・テトラサイクリン系抗菌剤とカルシウム
・テトラサイクリン系抗菌剤とマグネシウム
・テトラサイクリン系抗菌剤と鉄
・ニューキノロン系抗菌薬とカルシウム
・ニューキノロン系抗菌薬とマグネシウム
・ニューキノロン系抗菌薬と鉄
などの組み合わせは、薬効が減弱します。
【サプリメントなどの健康食品は本当に必要なのかどうか?を考えよう】
サプリメントなどの補完代替医療をガン治療に取り入れる患者さんは非常に多いです。
藁にもすがる気持ちで、様々な治療を試す患者さんはたくさんいらっしゃいます。
その中でもサプリメントや、食事、健康食品などによる補完代替医療は、取り入れやすいでしょう。
しかし、実際に科学的方法を用いた本格的な研究が行われるようになったのは2000年代後半になってからであり、まだまだその効果は未知の部分が大きいです。
現時点では、ガン再発率、生存率を改善することが臨床試験の総合評価で確認されたサプリメント、食事療法、健康食品はありません。
エビデンスはないものの、病は気からとも言われるように、サプリメントを取り入れることでガン患者さんの治療に対するモチベーションが上がることはよいことでしょう。
ただ、サプリメントや健康食品を摂取したから、絶対に治ると思い込むのは間違いです。
それだけを摂取して、健康になるということはまずありません。
その点はしっかりと注意しておきたいですね。
また、気を付けておきたいのが、抗ガン剤などでガン治療を行っている患者さんがサプリメントや健康食品を摂取する場合には、服用前にきちんと担当医師に確認する必要があります。
・担当医に相談して賛成、同意が得られたか?
・行っているガン治療に悪影響を及ぼさないことがきちんと確認されているか?
・サプリメントなどの補完代替療法について、家族や第三者など冷静な意見を得られる人に相談しているか?(自分1人で決めていないか?)
・サプリメントや健康食品の効果に関して、冷静な判断はできているか?
・サプリメントや健康食品の摂取は、負担にならないか?(QOLは下がらないか?お金や時間の問題もある)
・補完代替療法の専門家が標準的なガン治療として、信頼できる発信をしているか?
このような点は、事前にチェックしておきましょう。
少しでも不安がある場合には、その不安をクリアにしてからサプリメントの摂取をするべきです。
迷った時には、担当の医師やかかりつけの薬局の薬剤師などに相談するとよいでしょう。
ガン治療を目的とした鍼灸は健康保険が適用されませんし、漢方薬においても健康保険が適用される医療機関もあれば、適用されない医療機関もあります。
健康保険が使えるか、使えないかは医療機関によって異なるので、病院に確認することをおすすめします。
もしも漢方薬などの東洋医学での治療を希望されるガン患者さんであれば、費用はきちんと調べておくべきです。
西洋医学と東洋医学の連携がスムーズに取れる、大学病院などの東洋医学外来を利用すると安心でしょう。
ブリリアントでもたくさんのサプリメントを取り扱っています。
・プラセンタサプリ
・マリンコラーゲンサプリ
・フィッシュオイルサプリ
・グレープシードオイルサプリ
・サメ肝油サプリ
・プロポリスサプリ
ガン予防や、免疫力アップにつながるサプリメントもたくさんあります。
ただ、先ほどお話した通り、ガン治療中の患者さんは、自分の判断だけでサプリメントを摂取するのは危険です。
サプリメントを服用するときには、主治医の先生に確認してから摂取するようにしてくださいね。
ガン家系で、ガンにならないようにサプリメントを摂取する方、健康維持のためにサプリメントを服用する方は、医師の判断は特に必要ありません。
サプリメントを生活の一部としてうまく取り入れることで、私たちは健康に暮らすことができます。
いつまでも元気でいるためにも、健康には気を使いたいですね。
<参考商品>