リンゴ酸の美容、美肌効果がすごい!リンゴ酸の効能や効果、作用とは?
2018年4月10日「L-リンゴ酸」と「DL-リンゴ酸」その違いとは?リンゴ酸の効能や効果のまとめ
2018年4月10日目次
リンゴ酸によるダイエット効果
リンゴ酸は特にはハードなスポーツをしなくてもダイエット効果をもたらすものとして知られています。
リパーゼは脂肪を分解する酵素であり、それが体内で活性化するのをリンゴ酸は抑制するのでこれも大きなダイエット効果につながります。
天然のりんごには実に豊富なリンゴ酸というのは、体内の新陳代謝を高めてくれる成分でもあります。
人間は脂肪がついた体よりもスレンダーでナイスバディを好みます。
しかし、人間は生命の誕生をしてから、食べることの快楽を知ってしまうと必要以上に食物を体内へ入れてしまい、太りすぎになるなどの問題を引き起こすことがあります。
太るというのは見た目にもよくはないですし、健康面を脅かすことにもなります。
しかし、人間の過食傾向は年々高まる傾向にもあります。
それは食品業界の戦略とも関わっている部分は否めないものです。
食べ物を新鮮な食材だけではなく、本来は天然のものに無いような合成のものを入れてくる事から脳はコントロールされやすくなります。
砂糖を過剰に摂取する事で、脳は何度でも甘いものをリピートして求めますし、血糖値がアップダウンしてデブ菌の大量発生とともに精神的にも不安定になります。
だんだんと代謝も悪くなり食べることばかりに気を取られていては、あっという間に健康な時期は通り過ぎてしまいます。
でもリンゴ酸を上手に利用をすることで、元気をなくしていた体内の代謝は、次第によく変わっていきます。
代謝が悪ければ太りやすいというのは、もはや多くの人が知っていることです。
リンゴ酸を摂取していくことにより代謝がアップして痩せやすくなります。
リンゴ酸とクエン酸サイクル
エネルギー生産工場のクエン酸サイクルで、人間が生きていくためにエネルギーは作られることになります。
食事からたくさんの栄養を体に入れて酢酸と結合します。
そこから最後にはクエン酸へと変わっていくこととなります。
さらに、酸は8つの種類に変わり、少しずつ量も少なくなり熱というエネルギーになり、汗などの水分や吸気などの炭酸ガスとなって燃えることとなります。
このサイクルを円滑にするためも、スムーズなクエン酸サイクルをキープする必要があります。
これを維持できなくなると体にとっては、マイナスの要素となってきます。
体内は流れが悪くなるので、身体的な不調を感じやすくなるためです。
スムーズな流れがないと今度は、体への不調とともに乳酸やピルビン酸がたまりやすくなります。
回路を順調に円滑にさせるには、クエン酸の摂取を積極的にするということです。
クエン酸がたっぷりと満たされて入ればサイクルは活性化されます。
サイクルの活発になるのとともに、それはピルビン酸や乳酸も燃焼に使われるようになります。
ピルビン酸や乳酸もサイクルに入っていくので、一緒にエネルギー源として利用されて燃やされてしまえば不調和とは縁も切れることになります。
健康に良いとされているクエン酸は、サイクルこそがその健康の秘訣にもなっているということです。
そして、りんごの酸味のベースとなっていますのも、やはりクエン酸ということになります。
りんごの持つ秘めた力は海外でも大きく賞賛されています。
それは日本でも同様でありクエン酸も多く体調をリセットさせやすくダイエットにも貢献をします。
リンゴ酸で痩せやすい体に
リンゴ酸のダイエット効果はゆっくりと、体内からのリセットを図ることになります。
過剰なインスリンが分泌をするのをセーブさせることもダイエット効果に通じています。
ホルモンの一つであるインスリンは、体内で血糖値を低下させる役割があります。
健康体の人であれば、過剰な分泌は控えたいところです。
リンゴ酸の働きにより、体内での急激な血糖値アップを抑えることができます。
体内で血糖値が上がらない状態にすると、無駄なインスリンは出てこないため余計な脂肪を体に溜め込む必要がなくなります。
リンゴ酸の働きとして、ダイエットの敵とも言えるべき便秘から助けてくれる働きもあります。
肥満の人や食べすぎの人は、だいたい便秘とお友達の状態です。
それは食べ過ぎているので腸内がすっかり良い状態から遠くなっているためであり、善玉菌よりも確実に悪玉菌が猛威を振るっている環境でもあります。
でも本来は外へ出ていくはずの老廃物がいつまでのお腹の中にあるのですから、ダイエットにも良くはないですし健康面とお肌にもいい訳がありません。
腸の中にたくさんの便がたまることで、今度は内蔵が圧迫をされていきます。
その圧迫が血液の流れを邪魔して、全身への血流まで悪くさせて代謝を落とすことになります。
肉体の循環機能である代謝が低下すれば、もっと痩せにくい体を作ることになります。
糖質なども燃えにくくなって、そのまま体内にストックです。
そんな状態を阻止する為にも便秘は解消をする必要があり、そこにはリンゴ酸が大活躍をしてくれます。
そして、さらには善玉コレステロールを高めてくれるのです。
リンゴ酸に副作用は?1日の摂取量上限は?
リンゴやぶどう、梨、バナナなどの果物に含まれる有機酸のひとつがリンゴ酸です。
その名の通りリンゴから発見されたことからこの名がつけられています。
この有機酸とは体内で糖を分解してエネルギーを得る過程で作り出される酸のことで、他にクエン酸やほうれん草に含まれるシュウ酸などがあります。
このリンゴ酸はクエン酸サイクルを活発にする役割があるほか、乳酸を分解する作用があり疲労回復を促したり、肉体疲労を軽減し自然治癒力を高める作用があります。
通常、食べ物に含まれている栄養素は体内に取り込まれると様々な酸に変化しながらクエン酸へと変化しますが、ストレスや食生活の乱れ、睡眠不足や激しい運動などによりスムーズにいかないことがあります。
これは疲労の元である乳酸やピルピン酸などが蓄積されるからですが、そこでクエン酸を摂取することやクエン酸サイクルを活発にすることで、疲労の回復効果が期待できるのです。
他には歯のホワイトニング効果や、体内を弱アルカリ性にするため胃腸病を予防する働きなどもあります。
そして、リンゴ酸のすごいところは他の物質との組み合わせで様々な効果を発揮することです。
例えば他の有機酸・経皮吸収促進剤の組み合わせで、ダメージを受けてできた毛髪の空洞を埋める効果を発揮したり、クエン酸やカルシウムを組み合わせたものにはカルシウムの吸収率を高める効果を発揮します。
疲れやストレスが溜まっているときはもちろん、暴飲暴食してしまった時などに摂取することで胃の中の炎症を抑えてくれることも期待できますし、美肌にも一役買うなど意識して取り入れたい成分です。
知らずに多く摂取すれば副作用の危険も
このように様々な効果を発揮することもあり、食品添加物として酸味料、膨張剤、乳化剤などの目的で使われることが多いです。
主にジュースやアイス、ゼリー、飴、マヨネーズなどの加工食品や漬物など多くの食品に使われています。
特に酸味料としてはクエン酸、乳酸に次いで使われていることが多く、比較的、安全な添加物のひとつとされています。
このように多くの人は意識しなくてもリンゴ酸を多く摂取していることになります。
しかし、いくら健康面で多大な効果を発揮するとはいえ過剰摂取は他の栄養素と同様、身体に悪影響を及ぼしてしまいます。
しかも、上記で述べたようにあらゆる食品に使われていますので、リンゴ酸は過剰摂取になりやすく目安として一日1.2gの容量とされています。
もし過剰に摂取してしまった場合、口内炎になってしまうほか虫歯のように歯がボロボロになってしまう可能性があります。
また、過剰摂取した場合には吐き気や蕁麻疹が見られるケースもあります。
健康のために摂取している成分が、実は身体に悪影響を及ぼしてしまう典型だと言えます。
それでもリンゴ酸は規定量の数倍程度を摂取したときにはこのような症状が出るようですが、上記で述べたように1.2gの規定量を摂取している限りにおいては特に問題が起きることはないようです。
逆に言えば、これだけ食品に多く使われていますので意識して摂る必要もないとさえ言えます。
それだけ過剰摂取だけには気をつけ成分として使われている食品を把握しているだけで健康効果を得られるとも言えます。
身近な存在となっているだけに摂取量は気をつけたいところです。
気をつけたい副作用とまとめ
上記でも述べたように、このリンゴ酸の最大の副作用は過剰摂取と言えてしまいます。
これは効果が大きい分、その反動やリスクも大きくなると考えることができます。
疲労回復を期待しての大量摂取は逆に身体に悪影響を及ぼしてしまうのです。
吐き気や蕁麻疹などはその典型で、意外に知られいないのが食べ過ぎで虫歯になってしまうリスクです。
リンゴの生産が盛んな地域で行われた調査では、リンゴをおやつ代わりに毎日10個以上食べている子ほど虫歯は多かったそうです。
これはリンゴに含まれるリンゴ酸に長時間さらされ続けていたために、歯の表面が溶かされてしまったとされています。
ただし、これはリンゴ生産地やリンゴ好きな人はともかく、普通の人はリンゴを毎日10個以上は食べませんのであまり関係ないとも言えます。
ただ、ホワイトニング効果を期待して大量に摂取している人は副作用があるため今一度、見直す必要があります。
このように摂取の仕方さえ間違わなければ、多様な健康効果が期待できるリンゴ酸ですが、できれば効果的に摂取したいところです。
リンゴにおいてはできるだけ皮ごと摂取するということです。
というのも皮にはリンゴの中身よりも多くの食物繊維やビタミン類が含まれているからです。
当然、皮ごと食べるためには無農薬のリンゴを選びたいところですが、リンゴの性質上、残念ながら無農薬での栽培は非常に困難で、ほとんど市場に出回っていないのが現状です。
ですので、できるだけ原産地などを確認し安全な環境で育ったリンゴを選び、よく洗って食べることや、すりおろして食べるのも胃にやさしく効果的とされています。
副作用となる過剰摂取に気をつけておいしく摂取したいところです。
リンゴ酸と一緒に摂るといい成分とは?
リンゴ酸との相性が素晴らしいビタミンC
リンゴ酸を意識的に摂取する際には酸味がしっかりとしている果物を選ぶことによって、抗酸化成分のビタミンCも含めて余すことなく摂取できます。
キウイフルーツやブドウなどから摂取すると、抗酸化成分の働きによって体内では活性酸素の働きが抑制されることが重要で、抗酸化によって老化に対抗することができるのですから慢性的な疲れが残る可能性も大幅に低くなっていきます。
ビタミンCと一緒に摂取する場合には、様々な工夫を施すことで、同時に疲労回復も促進できます。
果物をデザートとして使うだけでなく、加工して調味料として使う場合には摂取方法の種類も多彩になるのが利点です。
リンゴ酸とビタミンCを効率よく摂取するためには、梅干しと野菜を合わせて使う方法が極めて有効です。
梅干しを加工した梅肉エキスを使うようにすれば、リンゴ酸を有効に活用しながら抗酸化や疲労回復に必要な栄養を確保できます。
熱に強い特性を持っているジャガイモは蒸してからは梅肉ソースで味付けするとリンゴ酸も含めて大量に摂取できます。
この方法を使うと、ジャガイモに含まれるカリウムも含めて摂取できることから総合的なミネラル不足にも対処できることになります。
梅干しを作るときに残る梅酢は料理ではサラダのドレッシングとして使うことでビタミンCも含めて大量に吸収できます。
トマトのサラダとは特に相性が良く、各種の有機酸を総合的に補うためにも適しています。
あるいは熟成した黒酢にはレモンや蜂蜜を加えて飲む場合にも、万能的な栄養を満遍なく吸収できることになります。
リンゴ酸と合わせると代謝が向上する成分
リンゴ酸には代謝を活発にさせる働きがあると同時に、クエン酸と一緒に疲労回復を促進させる機能も持ち合わせていますが他の酵素と合わせると非常に効果的になります。
普段から体力が弱くて食事が不規則な場合には、副菜が充実した食事に切り替えることで両方の組み合わせは特に充実していきます。
リンゴ酸とクエン酸をバランス良く含むトマトをサラダにする場合には、味噌を使ったドレッシングをかけると酵素の量を大量に増やすことが可能です。
この方法にすると味噌に含まれるタンパク質との相性も良くなることから、筋肉増強と代謝アップを促進したい場合にも有効になります。
トマトサラダのドレッシングに甘味を付け足したい場合には、甘酒を砂糖の代わりとして使えば酵素の不足を十分に補うことができます。
リンゴ酸との相性が素晴らしい酵素の種類において、栄養の代謝を促進させるものではビタミンB群も重要な役割を担っています。
ビタミンB群は補酵素として働く性質がありますから、上手に組み合わせる場合には栄養摂取の無駄がなくなっていきます。
ビタミンB1が非常に多い玄米ご飯には梅干しを組み合わせて食べるようにすればリンゴ酸との相乗効果が働きます。
ビタミンB1は豚肉にも多く含まれますが、リンゴ酸を含む黒酢やトマトを合わせると互いに抜群の相性で調和してくれます。
豚肉の生姜焼きに甘味を付け足すために、リンゴやキウイなどを一緒に加えることは疲労回復のためにも役立つ組み合わせです。
豚肉の鍋料理に対しては、リンゴ酸とビタミンCが豊富な柚子を薬味として使うことも賢い知恵と言えます。
カルシウムなどのミネラルとの相性も良い
リンゴ酸がカルシウムと調和すると、体への吸収率が同時に高まり弱った髪も含めて補修する働きが顕著になります。
このような仕組みを上手に利用すれば、不規則な食事で衰えてしまった骨格や頭髪を丈夫にして老化に抗するための健康体を作れるようになるわけです。
さらには、歯の土台を作るためにも重要な働きをしてくれるため日常的な食材やサプリなどから一緒に摂取することが大切です。
独特な機能を発揮させるためには、魚介類と合わせて摂取する方法が有効ですが日本では昔から行われてきたことです。
カルシウムが豊富な魚を鍋料理にする場合にはリンゴ酸が豊富なポン酢を利用することがありますが、これも最高の組み合わせの一つです。
ポン酢で魚を食べれば、骨と歯を丈夫にしながら同時に筋肉の発達も助けることができます。
さらには、滞っている血流を促進する働きもあることから寒さによる倦怠感や不眠を解消する場合にも有効になります。
ミネラルを含む食材と合わせれば良いわけですが、料理では塩分の過剰摂取も心配になるものです。
ところが、リンゴ酸の豊かな酸味のおかげで薄味にしても美味しさを感じやすくなります。
カリウムも豊富な食材と合わせておけば、無駄なナトリウムは排出して体にたまっている余計な水分も含めて発散できるのです。
肉や魚が苦手な人の場合には、リンゴ酸が豊富な食材を納豆に入れて食べる方法を使えば効果的です。
納豆には骨を強化するために役立つビタミンKも多く含まれることから、リンゴ酸の塊となる梅干しを一緒に入れて食べれば骨粗しょう症の予防にもつながります。