善玉菌の効果・効能、作用について ~善玉菌を増やそう!まずは老廃物を知ろう~

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腸は第二の脳と言われるほど重要な臓器であり、多くの機能を備えています。

それゆえきちんと機能しなければ全身に悪影響を及ぼしてしまいます。

 

腸の大切な役割に、栄養素の消化、吸収、老廃物の排出がありますが、腸に老廃物が溜まり汚い状態だと、栄養素をしっかり吸収することができません。

腸にとって大切な善玉菌は、汚い場所にいると悪玉菌に負けてしまいます。
よって悪玉菌が増えてしまうのです。

 

悪玉菌が増えると、3つ目の菌である日和見菌が悪玉菌に加担して、ますます悪玉菌が増えていきます。

悪玉菌が増える一番の原因は便秘と言われています。善玉菌を増やすには、悪玉菌を減らすことから始まります。

 

<前回の記事はこちら>

 

 

<便秘は老廃物の塊?!>

現代では便秘に悩む人が増えています。便秘は肌荒れや肥満、疲労感の蓄積など体に負担のかかる症状を引き起こします。

なかなか改善しないことが、さらなる悪化を招くという悪循環を生み出しています。
便秘はいくつかのタイプに分けられ、それによって対処法が変わります。

 

大きく分けて機能性便秘と器質性便秘があります。機能性便秘は消化器官の機能が低下することが原因の便秘で、多くの人の便秘はこれにあたります。

器質性便秘は腸の長さや大きさが異常であることが原因の便秘です。
このタイプの便秘はお医者さんに相談する必要があります。

 

機能性便秘には一過性便秘と習慣性便秘があります。
一過性便秘はその名の通り、危険性のない便秘なので心配はいりません。

 

もし常習化するようであれば改善への対策をしましょう。
習慣性便秘は原因によって症状名が変わります。

 

・弛緩性便秘→大腸のぜん動運動が弱くなったり、筋力が低下したりすると起こる
・痙攣性便秘→自律神経が乱れ、ぜん動運動が強くなりすぎることで起こる
・直腸性便秘→便意をガマンし続けたことで便意が消える(伝わらない)ことで起こる

 

弛緩性便秘は主に高齢者やお産のあとの女性などに、痙攣性便秘はストレスにさらされた働き盛りの方に多いようです。
直腸性便秘はトイレに行けない状況などが続くと慢性化しやすいようです。

あなたの便秘タイプはどれでしょう?

 

<便秘の原因は?>

便秘にはタイプがありますが、共通した原因があります。

 

・水分不足
→適度な便の硬さを保つのに必要。やみくもに飲むだけでは効果はなく、食物繊維との摂取で理想的な便になる。

・食物繊維不足
→水分と同じく適度な便の硬さを保つのに必要。水分を吸収し腸壁を刺激して便意を促す。悪玉菌がつくる有害物質を吸着し、排出させる。

・運動不足
→全身の血行を促進するために必要。老廃物や毒素は運動することにより排出されやすくなる。
また便秘の原因のひとつであるストレスを緩和するためにも必要。

・睡眠不足
→内臓器官は交感神経と副交感神経の2つの働きが上手に交代し、常に活動している。
交感神経は起きているとき、副交感神経は寝ているとき。
睡眠不足になると交感神経ばかりが動き、バランスを保てなくなる。
副交感神経は腸の動きを活発にさせるので、副交感神経が優位になる睡眠が必要。

・腹筋力低下
→便を押し出すために必要な筋力を鍛える必要がある。

・心理的、肉体的ストレス
→ストレスが自律神経を乱す。腸は自律神経と密接な関係にありダイレクトに影響する。
どのストレスであっても意識して発散、休息、忘却が必要。

・便意をガマンしてしまうクセ
→便意を止めると腸の動きが止まる。
それを繰り返すことにより便意自体を感じなくなる。

便秘薬→飲む続けると自力で排泄するクセが弱くなる。
常備薬にしないようにしたい。

 

体にとって必要不可欠な成分や行動というものがあり、それらがうまく絡み合うことで、本来の体の機能を発揮します。
生活を見直し、何が不足しているのかを考えてみると解決策が見つかるかもしれません。

 

<便秘薬の効能は?>

便秘に悩む人のために便秘薬もたくさん発売されています。
効果があるものやないもの様々だと思いますが、なんとか自分の力で治したいものですね。

 

自然治癒力というものがあります。
これは本来人間の体に備わっているもので、医学的な治療をせずとも回復させる力のことです。
しかしこの力が様々な要因により機能しなくなることがあります。

 

便秘もいわば体の機能が滞ることで起こる症状のひとつであり、軽度から重度までの幅があったとしても、軽視できません。

そこで頼るのが便秘薬ですが、中には強制的に排出させるような効果やそれに伴う副作用などもあり、肉体的、心理的負担を考えると必ずしも良薬とは言えません。

 

便秘薬は一時をしのぐ手段であり、根本的な解決にはならないものがほとんどなのではないでしょうか?

一時を救うという観点から言えば素晴らしい便秘薬が数多くあることは否めません。

ただ便秘で悩む方の多くが本気で取り組みたいことは、便秘の完全なる解消でしょう。

それを第一に考えればもともと持っている自分の力、自然治癒力を目覚めさせることが一番です。

 

<便秘薬を飲む前に>

老廃物が溜まった腸は便秘という症状を起こします。
その症状を緩和するために、あるいは留まった便を押し出すために便秘薬は有効ですが、自分の力を使っているわけではないので根本的な改善には至りません。

 

老廃物が溜まった状態の腸は新たな老廃物もため込んでしまうことが分かっています。

便秘が長く続くとき、どうにもならないときにだけ使用するようにしましょう。
そこで大切なのは最終的に自分の力で出せるようになる目標を忘れないことです。

 

<便秘以外の老廃物とは?>

便秘は腸内に老廃物が溜まった状態ですが、その老廃物のほとんどは食物からの栄養を摂ったあとのカスであることがほとんどです、実はこの残りカス以外にも老廃物となる原因があるのです。

 

・食品添加物→調味料、香料、着色料、保存料など。現代では料理に欠かせないものですね。

・大気汚染→車の排気ガスなど。都会に住めばそのリスクが高い気がします。

・紫外線→浴びるだけで体全体に悪影響を及ぼすと言われています。目、髪、肌など、完全に遮断するのがなかなか難しいものですが、最小限になるよう配慮しましょう。

・薬品→病気になれば飲む薬はその時の症状を緩和しても体内に毒素として蓄積されることもあります。

・有害化学物質→合成界面活性剤や酸化防止剤など、化粧品に含まれることの多い物質ですがキレイを目指しているはずが実は毒素を吸収しているという見方もあります。

・有害電磁波→インターネットがなければ生活しにくい現代。電子機器(パソコンやスマートフォン)が発する電磁波は見えないからこそ実感しにくいですが、人体への影響は相当のものです。

 

老廃物より毒素と表現した方がイメージしやすいでしょうか。

現代社会で暮らしている以上は避けようがないものばかりですね。

たとえ毒素が体に侵入してもきちんと体外に排出されればいいのですが、それができにくくなっているのが便利な現代社会に生きる代償かもしれません。
毒素となり得ることを意識して避ける習慣が必要ですね。

 

<老廃物はなぜ溜まるのか?>

現代社会では生活するだけで老廃物(毒素)が蓄積していきます。
老廃物を排出する役割の血液やリンパの流れですが、リンパが流れる脈管には押し出す力のポンプ機能がありません。

 

そのため筋肉の収縮によって老廃物を少しずつ移動させて排出させています。
体が疲れていてもウォーキングなや軽いストレッチをして体が軽くなった経験はありませんか?

 

運動をすることで全身に血が巡り、筋肉が収縮して老廃物が汗とともに流れたと考えられます。
他にはどんなことが老廃物をため込む原因になるのでしょうか?

 

・不規則な生活
・偏った食事
・ストレス
・運動不足
・新陳代謝の低下
・血行不良
・姿勢の悪さ

 

これらを並べてみるとすべての行いは繋がり、連鎖反応で老廃物を溜め込んでいるように思えますね。
不規則な生活や偏った食事により、消化器官を疲労させます。

 

ストレスは今や現代病で、すべての病気の根源とも言えます。
運動不足は必要な筋力を育てることができません。
新陳代謝が低下すると細胞が活性化されずに古いままです。

 

血行不良は体内で老廃物が停滞してしまう、分かりやすい原因ですね。
姿勢の悪さというのがありますが、どういったことに影響してくるのでしょうか?

 

姿勢の悪さの代表は猫背ですが、猫背になると肺や横隔膜が圧迫され、新鮮な酸素を取り入れることができなくなります。
肺や横隔膜が圧迫されると連動して胃も圧迫され、柔軟な動きが制限されてしまいます。

その他肩こりや腰痛などを引き起こすとされ、姿勢の悪さはもはやあなどれません。

ただ胸を張れば良い姿勢というわけでなく、どの姿勢が良いのかが分かりづらいのが難点ですが、一度整体などを訪れ姿勢矯正をしてみるのも良いかもしれません。

 

<老廃物が溜まるとどうなるの?>

老廃物は知らずと蓄積しているもので、摂取していることを自覚できていません。

老廃物が体内に溜まった状態であると大なり小なり自覚症状が出てきます。一体どんなものでしょうか?

 

・肥満
→必要な栄養素を吸収できなくなり、体の危機管理能力が働き、脂肪などのエネルギー源を必要以上に確保するようになる。

・むくみ
→老廃物と一緒に排出されるべき水分が体内に留まる。

・セルライト
→脂肪細胞が水分とくっついたり、脂肪をため込んだりして肥大化する。
それが血管やリンパ管を圧迫し、さらに循環が滞る。
この悪循環がさらなる肥大化を招く。

・肌荒れ
→留まった毒素が血流やリンパにのって体内を循環し毛穴などから出てくると考えられる。

・冷え性
→血行が悪くなり、体内をめぐる血の量が足りなくなる。

・うつ病や認知症
→諸説ありますが、脳に栄養が行き渡らなくなることで発症すると考えられている。

 

これらの共通の原因は代謝機能が落ちることです。

体内に毒素が溜まると代謝機能が低下し、余計なものをさらにため込み、排出作業が間に合わなくなりこれらの症状を出して私たちに気付かせてくれているのかもしれません。

うつ病や認知症に関してはまだ因果関係が正確に証明されているわけではありません。

 

しかし腸が第二の脳と言われ、脳内物質を独自でつくり出すことができ、脳へ直接アプローチすることを考えれば、医学的根拠がはっきりしなくても納得できますね。
便秘が続けばお腹が重たく感じ、同時に憂鬱な気分になり、物事への集中力が低下すると実感する方が多いことも、老廃物の蓄積とうつ病・認知症の因果関係を必ずしも否定できないものであると思います。

 

<体に老廃物を溜めないために>

現代では毒素を避ける生活は難しいでしょう。
完全遮断は無理でもどんなことに気を付けると良いのかを考えましょう。

 

・適度な運動
→適度な運動は血行を良くし、筋力を鍛えます。老廃物を流すために必要なのは血行と筋力です。

・湯船に浸かる入浴
→リラックスタイムで筋肉をほぐし、血行を良くし、体内循環を活性化します。

・姿勢を正す
→姿勢が悪いと内臓を圧迫し、消化不良を起こします。

・副交感神経を活発にする意識
→常に緊張していると血管が縮み血行不良を起こします。

・老廃物を排出する食材を摂る
→同じ摂るものでも老廃物を流すものと溜めるものがあります。
食材には様々な成分があるので自分の症状に合ったものを選んで積極的に食べましょう。

・水分を充分に摂る
→人間は喉が渇いたと感じる時点で水分不足に陥っていると言われています。
水分は体を構成する上で必要不可欠で血行を促進したり、栄養素や酸素を運んだりと役割も多く担っています。

・排便習慣をつける
→1日の内にトイレに座る時間をつくることで毎日出すことを体が覚えます。

・自然治癒力を信じる
→人間には自然治癒力が備わっています。
現代は医療が発達しすぐに治療をしてもらえる社会制度も整っています。
それゆえ体の本来の機能が退化してしまうかもしれません。

 

老廃物や毒素はただ外部から入ってくるものだけではなく、体内の古い細胞だったり、食事の栄養成分を摂ったあとの残りだったりと完全に遮断することはできません。

 

体内に入っても排出できれば問題はありません。
栄養を摂り、排出するという当たり前のサイクルをきちんとできる体内調子を整えておくことが大切なのです。

とはいっても、生活環境における毒素(大気汚染や水質汚濁など)はできるだけ避けて生活することを心がけ、排出することを意識しましょう。

 

毎日ちょっとずつ溜まっていき、ある日突然悪魔となって暴れるのが毒素です。

毎日、小悪魔でいる間にやっつけてしまいましょう。

 

<参考商品>