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近年の医学的研究や美容医療の環境で今なお注目を浴びているのが、成長ホルモンと成長因子です。

成長ホルモンは、子供から大人に成長する際にも必要となるホルモンですが、身体全身の若さを保つことにも重要な働きをしています。
ただし、加齢とともに、ホルモンの分泌量は減少していきます。
そして、その成長ホルモンと非常に密接して関係してくる物質が成長因子と言われています。

この成長因子、自然界の中では、
母親が子供を胎内で育てる胎盤(プラセンタ)にしか含まれていないと言われており、
美容業界でプラセンタが注目されたのが、この成長因子を含み、
細胞レベルから、老化防止(アンチエイジング)に有効に利用可能だとということが分かったからなのです。
このプラセンタが含む成長因子ですが、第一の印象として肌を綺麗にする、アンチエイジング、というイメージがあります。

しかし、
美容、美肌効果のみならず、
綺麗な髪を作る/育毛作用、
新陳代謝を促進することによるダイエット効果、
抗ウイルス作用による風邪などの予防、
自律神経のバランス、肝機能細胞の改善や増殖、
更年期障害や、関節痛の予防、滋養強壮、
など、挙げきれない程の効果を促す、成長因子が含まれています。

プラセンタに含まれる成長因子

EGF(上皮細胞増殖因子)
皮膚、肺、角膜、気管上皮細胞の増殖、新陳代謝の促進 、真皮細胞の増殖活性化

FGF(繊維芽細胞増殖因子)
真皮細胞の活性化、 血管内皮細胞増殖、ヒト繊維芽細胞の増殖、コラーゲンや、ヒアルロン酸、エラスチンの増殖を促す

・IGF(インスリン(インシュリン)様成長因子)
関節痛の軽減、破損細胞の修復と増殖、平滑筋細胞の増殖、DNAの合成を調整

・NGF(神経細胞増殖因子)
自律神経のバランスを保持・整える、 神経細胞(知覚・交感神経接細胞)の増殖

・HGF(肝細胞増殖因子)
肝細胞や、さまざまな組織の細胞の増殖と修復

・CFS(コロニー形成刺激因子)
免疫担当細胞の顆粒球であるマクファージなどの幹細胞を増殖

・IL-1
T、B、NK細胞や胸腺細胞の増殖、リンホカインの産生を促進

・IL-2
T細胞(ヘルパーT・キラーT・サプレッサーT)を増殖

・IL-3
造血幹細胞の増殖や、肥満細胞の増殖

・IL-4
B細胞の増殖や、抗体産生細胞の分化を促進

など、上記以外の多くの作用がまだありますが、
細胞の増殖や分化を促進させる作用により、
細胞レベルから、美容と健康に起因すると言えるでしょう。

特記して、

女性が関心を寄せる、成長因子に関して言えば、
EGF(上皮細胞増殖因子)は、ノーベル賞を受賞した成長因子で、肌のターンオーバーを促進。

FGF(繊維芽細胞増殖因子)は、肌のコラーゲンヒアルロン酸、エラスチンの生成を促進し、
肌のつや、ハリ、たるみや、弾力、透明感などを改善します。

男性も関心を寄せる、成長因子に関して言えば、
・HGF(肝細胞増殖因子)は、肝細胞などの組織の細胞の増殖と修復作用による肝機能の改善。

・IGF(インスリン(インシュリン)様成長因子)は、関節痛の軽減と、育毛を促進する。

というものが挙げられるのではないでしょうか?

昔の、胎盤(プラセンタ)= 赤ちゃんを成長させるというイメージを払拭して、
現代では、大人にも有用な成分ということが様々な研究結果から導き出されていることから、
サプリメントやコスメティック(化粧品)に利用されているというのが頷けますね。