体温を上げる習慣を付けよう!今日からはじめる腸温活法と相乗効果を高める“首温活”のススメ

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前回は“腸温活運動”や“腸ヨガ”などの腸温活の実践方法についてご紹介しました。

有酸素運動で全身の血行を良くすること、腸ヨガでインナーマッスルを強化すること、腸温活運動で腸を温めること……これらは腸の働きを高めるのに効果的です。
冷え(低体温)は腸の働きを悪くしますから、日頃からからだを温める習慣を付けるようにしましょう。

 

 

からだの中でも、腸と並んで温めたい部位が「首」。
温活の中でも首に特化したものは“首温活”と呼ばれています。

実はこの首温活、腸内環境にも大きな影響を及ぼすって知っていますか?

今回は首温活についてご説明するとともに、体温を上げる習慣をご紹介したいと思います!

 

首と腸は互いに影響している!首温活でストレスレスを目指そう

さまざまな研究試験から、腸内環境は全身に影響を与えることが分かっています。
腸が健康になれば首こりや痛みなどの症状が緩和するともいわれているのです。

反対に、首こりや痛みなどが生じることが腸内環境を悪化させると考えられています。
首と腸にはどのような関係性があるのでしょうか?

 

そもそも首こりって?

肩こりとは違う首こり。
文字どおり首まわりに違和感や痛み、重みなどが起きる症状のことをいいます。

人の頭は3~4kgもあるといいますが、それを支えているのが首です。
ただでさえ負担のかかる部位なのに、日常生活のさまざまな要因で負担が大きくなることがあります。

 

例えば

・パソコンやスマホの使用による眼精疲労
・長時間のデスクワークによる筋肉の硬化
・ストレスや寒さによる緊張、自律神経の乱れ
・ストレートネック(頸椎の前湾角度が浅くなった状態)

などです。

 

自律神経の乱れで腸が不調に!

首こりの症状が精神的なストレスになると、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを崩してしまうことがあります。

首はからだや脳と繋がっており、自律神経の要所ともいわれているのです。
特に副交感神経は消化器系の働きに関係しているため、腸の機能にも影響する可能性があります。

 

また、ストレスは脳から腸に伝わるため、便秘や下痢を引き起こしやすくなります。

腸と脳がお互いに影響し合う“腸脳相関”です。
首こりが腸の不調を招くのは、もはや必然といっても過言ではありません。

首こりは腸内環境が悪化するだけでなく、肩こりや頭痛、手足のしびれ、吐き気などの症状を招くため楽観視できません。

 

首温活にはメリットがたくさんある!

首には総頚動脈と呼ばれる太い血管が存在します。
血管が温められることで全身の血行が良くなり、末梢血管も拡張されるのです。

 

さらに、首の後ろから背中まで広い範囲にある僧帽筋、首を支える胸鎖乳突筋といった筋肉の弛緩にも役立ちます。
従って、首温活は首こりの原因を根本から解消するのに効果的なんです。

 

首こりが改善することには多くのメリットが挙げられます。

便秘や下痢、肩こりなどの症状を和らげるだけではありません。
慢性的な全身疲労の緩和、自律神経失調症の予防に繋がります。
不眠症やイライラ、うつといったメンタルに関わる症状にも効果が期待できるでしょう。

 

体温を上げる習慣を付けよう!すぐに始められる腸&首温活法をご紹介

わたしたちは常に体温を維持しようと無意識のうちに体温調節をおこなっています。
例えば、代謝によってエネルギーを生み出すことがそうです。
また、寒いときにからだが震えたり鳥肌が立ったりするのも熱を作るためなんだとか。

 

しかし、低体温を防ぐためには意識的に体温調節をおこなうことが重要です。
といっても日常生活の習慣を少し工夫するだけで十分。
腸や首を温め、全身の不調を改善していきましょう!

 

冷えやすい環境に注意する

現代の生活環境には、低体温を招く要因が数多く潜んでいるといいます。
まずは普段の生活を見直し、冷えやすい環境をできる限り排除するように努めましょう。

 

運動不足や肉類中心の食生活、下着や洋服、靴によるからだの締め付けなどは体温を下げる一因となります。

 

また、冷房や暖房は外気温との差を付け過ぎないように。
過剰な空調の使用はわたしたちが本来備えている体温調節の乱れに繋がります。
専門家が指摘する「気温差10℃の法則」、室温と外気温との差が10℃以上になると腸の働きが悪化することを覚えておきましょう。

冷たい飲み物の飲み過ぎにも注意が必要です。

 

湯船につかって全身浴をする

「面倒だから」「時間がないから」といってシャワーだけで済ませていませんか?
体温を上げるためには入浴することも大切です。

 

首までしっかりと湯船に浸かれば、腸温活と首温活が同時に実践できますよ♪
38〜40℃のぬるめのお湯に20〜30分入るのが理想的。

副交感神経を優位にして質の良い睡眠をとるためには、寝る2時間くらい前の入浴が良いとされています。
バスタイムを活かし、リンパマッサージや腸温活運動をおこなうのも効果的です。

 

心臓に疾患のある方は半身浴が適していますが、通常、真夏の暑い時期でも全身浴をおこなうのが望ましいです。
最低でも5分は全身浴の時間をとりましょう。
炭酸ガス入りの入浴剤は血行促進に効果的なので、入浴時間を短縮したい方に向いています。

 

外側からからだを温める

温活の基本は外側からの温めです。冬の寒い時期はぜひ実践しましょう。
コートや腹巻、ブランケット、カイロ、温熱シート、蒸しタオルなどを活用するのもいいですが、首を温めるにはネックウォーマーをプラスするのがオススメです。

 

からだを締め付けないように注意が必要。

特に、「第2の心臓」と呼ばれるふくらはぎは血液を全身に送り込むポンプのような役割を担っています。
そのため、ストッキングやタイツは血行を悪くし、かえって冷えを招く可能性があるのです。
長時間の使用であれば、レッグウォーマーのようなゆとりのあるアイテムの方が良いかもしれません。

 

首こり予防は姿勢からはじまる!

デスクワークやスマホの操作が当たり前になっている現代人の皆さんは、姿勢の悪さが首こりの原因になっている可能性が高いです。
正しい姿勢を身に付けて首こりを予防していきましょう。

 

頭が前に飛び出し骨盤が後ろに傾いた“猫背”の人は多いといわれています。
背骨が緩やかなS字カーブを描き、骨盤が少し前に傾いた状態が正しい姿勢です。

 

パソコンの前に長時間座っていると、ついつい姿勢が崩れがち。
うつむいた状態が続くと首の負担が大きくなるため、1時間に1回は休憩を入れることが大切です。

 

デスクワーク環境で注意したいポイントをまとめてみます。

・PC画面との距離を40cm以上離す
・PCモニターの高さは目線が少しだけ下になるように!
・PCモニターの明るさを部屋の明るさよりも明るくする
・背筋はまっすぐ、画面に前のめりにならないように!
・椅子に深く腰掛け、足裏全体が床についていること
・肘の角度は90℃以上、机や椅子の肘置きで支える

 

まとめ

腸はとっても繊細な臓器であることを改めて考えさせられますね。

春は季節の変わり目でもあり新生活のはじまりでもあります。
環境や人間関係の変化でストレスを感じやすい時期、腸内フローラもバランスを崩しやすいです。

 

心身の美しさと健康は腸から。
腸温活や首温活、プロバイオティクスなどを実践して美腸をキープしましょう♪

 

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