プロバイオティクスは胃の健康にも良い影響を与える!ストレスやピロリ菌が原因の機能性ディスペプシアとは?

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前回は6月病やストレスコーピングについて詳しくご説明しました。

 

 

6月病はストレスが原因の適応障害で、5月病の症状とほとんど同じです。

ストレスが溜まりやすいタイプの人は、日頃から意識して対処する必要があります。
その方法として挙げられるのがストレスコーピングや腸活なんですね!

 

ストレスが身体に与える影響は非常に大きく、腸やメンタルだけではありません。

例えば、今回ご紹介する“機能性ディスペプシア”という病気もストレスが一因と考えられています。
そして、プロバイオティクスが機能性ディスペプシアの原因を取り除いてくれる可能性があるのです!

 

日本人の10人に2〜3人が発症!機能性ディスペプシアってどんな病気なの?

機能性ディスペプシアは過敏性腸症候群と同じ「機能性消化管障害(FGID)」に分類されます。
(機能性消化管障害は腹部に何らかの症状がありながら、全身疾患がみられない病気の総称です。)

あまり聞き慣れない機能性ディスペプシアという病気は一体どのようなものなのでしょうか?

 

機能性ディスペプシアでは胃の慢性的不調がみられる

かつて「慢性胃炎」「神経性胃炎」と呼ばれていたのが機能性ディスペプシアの正体です。
別名“機能性胃腸症(FD)”、日本人の10人に2〜3人が発症するといわれています。

慢性的な胃痛や胃もたれ、膨満感、食慾低下などの症状がみられるにも関わらず、内視鏡検査では器質的・全身性・代謝性の疾患が確認できない状態です。
そのため、現代では慢性胃炎(胃に炎症がある状態)などとは差別化されています。

この病気で直接的に死に至る可能性は稀ですが、日常生活に支障を与えるため問題視されています。

 

ストレスや胃酸分泌過多、ピロリ菌が原因

機能性ディスペプシアの原因にはいくつかあると考えられています。
その40%程度が胃酸の分泌過多であるといわれ、そのほか胃の運動機能障害、ピロリ菌、ストレス、知覚過敏、遺伝、生活習慣の乱れなどが挙げられます。

「つい食べ過ぎてしまう」「消化の悪いものを食べる」という習慣のある人は要注意。
胃酸の分泌が進みやすく、胃や十二指腸(小腸の上部)の運動に影響を与える可能性があります。

 

胃とストレスの関係性とは?

——ストレスによって胃の運動機能が低下し、ちょっとした刺激にも過敏になってしまうからです。
腸がストレスの影響を受けやすいのと同様、胃もストレスによって働きが悪くなる臓器なんです。

 

本来、消化作用を持つ胃酸と胃粘膜を保護する胃粘液は、それぞれの分泌量がバランスの取れた状態です。
しかし、ストレスを受けると胃酸の分泌が増え、胃粘液の分泌が減ってしまいます。
仕事で大事なプレゼンがあるときなどに胃が痛くなるのはそのせいです。

もちろん、ストレス以外の要因が複数重なって機能性ディスペプシアが起きる場合もあります。

 

機能性ディスペプシアの治療法について!プロバイオティクスが有効って本当?

機能性ディスペプシアは案外身近な病気であることが分かりますよね。
誰がなってもおかしくないこの病気、予防方法や治療方法を知っておきたいところ。
なんでも、プロバイオティクスが有効だと言う専門家もいるんだとか……?

 

治療の基本は生活習慣の改善

機能性ディスペプシアの治療において大切なことは、生活習慣の改善です。

栄養バランスのとれた食事や十分な睡眠、ストレスを溜めないことで症状が和らぐ可能性が十分あるといいます。

例えば、カロリーや脂肪を抑えた食事内容に変えるだけでも効果が期待できるんだとか。
病気の原因が何にせよ、乱れた食生活は直していくべきと言う専門家は多いです。

 

薬物治療や除菌治療がおこなわれることも

機能性ディスペプシアは受診理由や症状によって医療機関での治療方針が異なる場合があります。

胃酸の分泌過剰がみられる場合は酸分泌抑制薬を、胃の運動に障害が起きている場合は消化管運動機能改善薬が投与されます。
明らかにストレスを抱えている場合やうつ、不安症状などがみられる場合などでは、メンタルケアと平行して漢方薬や抗不安剤、抗うつ薬が投与されることも。

また、内視鏡検査でピロリ菌感染が発覚した場合は除菌治療をおこなうこともあります。

 

プロバイオティクスはピロリ菌に対抗できる!?

これまでおこなわれた研究試験では、一部のプロバイオティクスがピロリ菌抑制や胃の不快感緩和に有効であることが示されました。

 

・LG21乳酸菌でピロリ菌感染者のFD症状が改善した
・Lactobacillus gasseri OLL2716がピロリ菌感染者の食後の胃もたれを改善した
・ピロリ菌感染者に胃酸を抑える薬とロイテリ菌を投与したところ、60%が感染を抑制された
・ビフィズス菌BF-1が胃の不快感を緩和した

(参考文献:

プロバイオティクス研究最前線


http://www.bfsci.co.jp/pdf/news/20170714.pdf
http://www.biogaia.jp/support/faq/guthealth/80.html
https://www.dietitian.or.jp/assets/data/learn/marterial/teaching/2009-1.pdf)

ストレス軽減にもプロバイオティクスが有効

近年、腸内フローラとストレスの関係性が注目を浴びています。

腸内細菌と脳が互いに影響を与え合う“脳腸相関”の考え方が広まっており、事実、乳酸菌やビフィズス菌の数が少ないとうつ病リスクが高いことなどが研究で明らかになりました。
うつ病患者の腸内では善玉菌が減少傾向にあるという研究結果も興味深いです。

(参考文献:http://yakult-bioscience.or.jp/dl/abstracts_25th.pdf)

 

ストレス反応に関与するホルモン“セロトニン”はその80%が腸で生産されていると考えられています。
このことから、プロバイオティクスがストレスの抑制に何らかの関係があるという見方も出ています。

脳腸相関に関するエビデンスはまだまだ少ないですが、ストレスによる胃腸の症状を予防、改善したい方はぜひプロバイオティクスを実践してみてください。
大なり小なり、身体の不調がきっと楽になると思いますよ!

 

<参考商品>