EPAとDHAの効果と効能、作用について
2019年2月19日女性用「プロバイオティクス」サプリで体調やメンタルが良好に♪顔も小さくなった?経過報告その2
2019年2月22日前回は“SIBOの予防法FODMAP”についてご説明しました。
小腸の病気であるSIBOを予防&治療していくには、高FODMAP食を避け低FODMAP食を意識した食生活が重要となります。
低FODMAP食は小腸の健康において注目度の高いワードです。
一方、大腸の健康においても最近新たなキーワードが話題を集めています。
それが、今回ご紹介する「腸温活」です。
目次
腸温活の定義や温活との違いを解説します!
健康や美容を気にしていると、「腸温活」という言葉を耳にする機会が多くなりました。
でも、具体的にどんなことをするのが腸温活なのでしょうか?
腸温活の定義や従来の「温活」との違いについてみていきましょう!
温活は体温を上げる活動のこと!
温活というのは、文字どおりからだを温めることでさまざまな症状を解消していく活動のことです。
現代の女性に多い「冷え性」は全身の不調を引き起こすため、温活による冷えの改善は大きな意味をもつと考えられています。
1957年に東京大学医学部で行われた研究では、日本人の平均体温は36.89℃でした。
近年冷え症を抱える人が増えたのは、研究当時と比べて平熱が1〜2℃も下がっているからなんだとか。
そのため、温活においては基礎体温を適正温度(36.5〜37℃)にまで上げることを目標とします。
体温が1℃上がれば免疫力が5〜6倍も高くなり、逆に1℃下がると30%も低くなってしまうといわれています。
ですから、温活はウイルスや細菌などの感染リスクを下げるためにも役立つのです。
温活+腸活が腸温活です
これまでの研究で、腸はわたしたちの健康の要となる器官であることが明らかになっています。
腸の機能が低下することは便秘や下痢、肥満などの症状につながります。
それだけでなく、糖尿病やうつ病、がんなどの発症リスクが高まる可能性があるのです。
腸内環境を整える「腸活」が推奨されているのはこのためです。
また、腸が冷えることで腸の機能が低下し、血流やリンパの流れが悪くなります。
これを予防するためには、腸を温める必要があるのです。
腸温活というのは、からだの中でも“腸”を温めることで体温を上げ、全身の不調を解消していく活動のことを指します。
体温を上げることで腸の働きが活発になるという好循環も生まれます。
従って、腸温活は腸活でもあり温活でもあるのです。
腸温活はダイエットや美容に効果的って本当!?その驚くべきメリットとは
「便秘や下痢を繰り返す」
「肌荒れやニキビが頻繁に出る」
「ダイエットしてもなかなか痩せない」
「肩こりや頭痛が酷い」
「イライラすることが多い」
このような症状は、もしかすると腸の冷えや低体温が原因かもしれません。
腸温活は新たな健康法として、またダイエット法としても注目を集めています。
その驚くべきメリットをご紹介していきましょう!
免疫力向上で風邪予防につながる
前項で“体温が上がると免疫力がアップする”とご説明しました。
体温を上げるにはからだを温めることが大切ですが、中でも腸を温めることが重要なんです。
というのも、からだの免疫細胞(リンパ球)のうち60〜70%が腸に存在していると考えられているからです。
例えば、ウイルスや細菌などに対抗するための免疫物質「IgA」は腸に多く存在しているといいます。
腸が温まればIgAや免疫細胞の働きが活性します。
つまるところ免疫力が向上し、風邪やインフルエンザなどの予防に繋がるのです!
蠕動運動で便秘が解消される
便秘や腹痛、お腹の張りなどの症状は低体温の人に多いといいます。
低体温になると血流が悪くなり内臓の働きにも悪影響を与えます。
特に、お腹まわりには重要な臓器が集中しており、冷やすことでさまざまな症状を引き起こします。
腸に向かう血液やリンパが滞り、腸の蠕動運動も鈍くなってしまうのです。
これを「停滞腸」とも呼び、本来腸でおこなわれるはずの消化吸収や排便が上手くいかない状態を指します。
腸温活によって腸の蠕動運動が活発になれば、便秘が解消される可能性大です!
健康的に痩せられる&肌がきれいになる
停滞腸により排便がスムーズにいかなくなると、体内に毒素や老廃物が蓄積されていきます。
その結果、代謝が悪くなるだけでなく、腸内で悪玉菌がどんどん増えていくことに。
食べたものがきちんと消化吸収されないことは、便秘だけでなく肥満にもつながるのです。
冷え症の方が痩せにくい傾向にあるのは、血流が悪く停滞腸が起こるためと考えられます。
さらに、悪玉菌が生成する有害物質とともに毒素や老廃物が血液を介して全身を巡ります。
腸が冷えるとニキビや吹き出物、肌荒れ、くすみ、クマなど肌トラブルが出やすくなるのはこのためです。
よく、「体温が高い人は肌がきれい」といいますよね。
腸温活では健康的なダイエットや美肌効果も目指すことができます!
自律神経が整う=メンタルバランスが整う
「腸は第二の脳」というように、心の健康にも大きな影響を与えています。
その理由は、腸には脳と引けをとらないくらい多くの神経細胞が存在しているからだと考えられます。
さらに、脳と腸が互いに影響し合っている「脳腸相関」という考え方では、腸の不調は脳にも伝わるというのです。
近年増加傾向にある過敏性腸症候群も脳腸相関によるものという説があります。
腸が冷えると腸内環境が悪くなるため、脳がストレスを感じやすくなるのです。
「なんとなく心がスッキリしない」
「ストレスやプレッシャーに弱い」
「集中力がない」
という自覚症状がある方は、腸が冷えているのかもしれません。
また、からだの冷えはセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の合成に悪影響を与えます。
特に、セロトニンには自律神経を整え、不安や恐怖などを抑制し、メンタルバランスを整える作用があります。
分泌や伝達が上手くなされないと、精神的に不安定になったり睡眠障害を生じたりしてしまうのです。
実際、うつ病の患者さんはこれらの神経伝達物質が脳内で低下しているんだとか。
積極的に“温活”や“温腸活”を行うことで自律神経の乱れを改善し、心身共に健康を目指していきましょう!
次回は腸温活の方法について具体的にご紹介していきたいと思います。
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