下痢はなぜ起こる!?お腹が痛くなる理由とは?メカニズムや原因を徹底解説します!

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前回は便秘の種類や原因、症状の特徴などをご紹介しました。

一般的に便秘で悩む方のほとんどは「機能性便秘」あるいは「器質性便秘」であると考えられます。
機能性便秘のように腸の蠕動運動に問題がある場合は、プロバイオティクスによって解決できる可能性があるため、サプリメントが活用できるでしょう。

 

 

便秘を抱える方の中には、下痢にも悩まされているという人が多くいらっしゃいます。
昨今増えているのが、ストレスによる下痢症状。
受験や面接、重要な会議の前などになるとお腹が痛くなった経験はありませんか?

今回は、下痢が起こるメカニズムや原因について解説していきます。

 

なぜ起こる?下痢の定義やメカニズムを知っておこう!

「子どもの頃から下痢を起こしやすい」
「最近、腸の具合が悪くて下痢ばかりしてしまう」
とお悩みの皆さんでも、下痢とは何か?と聞かれると、意外と頭を抱えてしまうはず。

 

そもそも、下痢とはどのような状態を指すのか、なぜ起こるのか。
まずはいっしょに基礎知識をおさらいしてみませんか?

 

下痢は便の水分量は多すぎる状態のことです

お腹を下すとも表現される下痢は、便秘と同じ“便通異常”に分類されます。
便秘が腸内に便が留まる状態を指すのに対し、下痢は便が水のように頻繁に排出される状態を指します。つまり、便の水分量が多すぎる状態のことなのです。

 

 

 

通常、口から摂取した食物は胃や十二指腸を通過し、唾液や胃液などによって分解されます。
その後、小腸の働きで消化吸収され、大腸が水分を吸収したものが便となります。

私たちが食べたり飲んだりする物に含まれる水分、そして消化吸収の際に分泌される消化液はその99%が腸で吸収されるため、残りの1%程度しか便に混ざりません。
しかし、腸を通る際に何らかの異常が起きると、便の水分量が多くなってしまい、下痢の症状として現れます。

 

下痢は腸の働きと深い関係があります

食後から排便までには約24〜72時間を要すると考えられています。
私たちが食べたものは、食後5時間程度でどろどろの流動状となり、胃から腸に送られます。

 

食後10時間程度で直腸の上にあるS字結腸に到達し、便を作る準備が本格的に始まります。食後18時間程度で固形状となり、あとは便が出るのを待つのみ。
この工程を正しく辿るためには、腸の働きがスムーズでなくてはなりません。

 

 

腸には主に3つの働きがあり、どれか一つでも上手くいかなくなると下痢が生じてしまいます。

まずは皆さんにも良く知られている「蠕動運動」です。
腸が伸縮を繰り返すことで、便を腸から送り出す働きのことをいいます。
便秘の場合は蠕動運動が低下していますが、下痢の場合は蠕動運動が異常に高くなるため、便が未完成のまま排泄されてしまうのです。

 

そしてもう一つが、「水分吸収」。
便の水分を奪い、適度な硬さにする働きのことですね。
便秘の場合は水分吸収の過剰で便が硬くなっていますが、下痢の場合は水分が吸収されずに便が緩くなっています。

 

最後に、「水分の分泌」です。
消化しきれなかった栄養分の分解・消化を行うため、腸自身も腸液を分泌して便の水分量を調節しています。
このときの水分が少なすぎると便利になり、多すぎると下痢になります。

 

下痢になるとお腹が痛くなる理由とは?近年増加している過敏性腸症候群にも要注意!

下痢のときに必ずお腹が痛くなるという人は多いと思いますが、これはなぜでしょうか?
腹痛を伴う下痢は、近年増加している「過敏性腸症候群」が原因で起こることがあります。

 

下痢のときに腹痛を伴うのは腸が収縮するから

腹痛が必ずしも下痢由来の症状とは限りませんが、下痢に伴ってお腹が痛い場合、多くは腸の収縮や痙攣が原因だと考えられます。

とはいえ、腹痛の原因は素人では断定することが難しく、重大な病気によるものの可能性があります。

 

 

 

以下に当てはまるときは速やかに医療機関を受診してください。

・はじめて経験するような強い腹痛、激しい下痢
・痛みが何時間も続き改善しない
・高熱や吐き気、嘔吐などを伴う
・便の色がおかしい(血便や黒い便、白い便など)
・お腹がかたい、排便後も腹痛が続く
・脱水症状を伴う(尿が少ない、口が渇くなど)

 

例えば便の色が通常とは異なる場合、大腸がんや炎症性腸疾患、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胆石、膵がんなどの可能性があります。
また、小さなお子さまや高齢者、持病をお持ちの方は、これらの症状がなくても気になる場合は医師に相談することをおすすめします。

 

ストレスによる過敏性腸症候群の疑いも

病院でレントゲンや大腸内視鏡検査を受けたにも関わらず異常が見つからない場合、その下痢は過敏性腸症候群によるものかもしれません。

過敏性腸症候群は日本人の10〜20%にみられるといわれている病気で、腹痛や腹部の不快感を伴う下痢が慢性的に2〜3ヶ月以上続くのが特徴的です。
便秘と下痢を繰り返す場合もあります。

 

排便によって諸症状は改善しますが、突然何の前触れもなく腹痛が起きトイレに行きたくなるため、通勤や通学など生活に支障があるケースも少なくありません。
年齢性別問わずみられますが、20〜30代が多くを占め、特に女性の方が多いといわれています。

 

過敏性腸症候群の原因は主に精神的ストレスだと考えられています。
電車やバスなど公共交通機関に乗っている最中やテスト、人前で発表する前など精神的な緊張と共に腹痛と下痢が発生するという方は、過敏性腸症候群の疑いがあります。

 

過敏性腸症候群は脳腸相関の一例といえます

昨今、国内外の専門家や医師が研究を繰り返し、いよいよ真実味を帯びてきているのが「脳腸相関」です。

 

 

脳腸相関とは脳と腸が互いに影響しあう現象のことを指し、過敏性腸症候群は脳腸相関に合致する病気とされています。

 

「学校でお腹が痛くなったらどうしよう」
「勤務中に下痢が起きないか心配」

というように、腹痛や下痢になることを負担に考えれば考えるほど悪化する方も多いといいます。
これは、脳が感じたストレスが自律神経を介して腸に刺激となって伝わり、蠕動運動が過剰になってしまうからです。

 

腸の不調もまた、脳に伝えられて頭痛や睡眠障害、集中力の欠如といった症状を引き起こす——
このことから、ストレスによる脳から腸への刺激だけでなく、腸内環境の悪化により腸から脳への信号伝達に何らかの異常が起きている可能性も示唆されています。

従って、過敏性腸症候群は悪循環が生じやすく、治るまでに時間がかかる場合も少なくありません。

 

下痢や過敏性腸症候群にプロバイオティクスが有効です

ストレス性の下痢や過敏性腸症候群は、ストレスを取り除くこと、腸内環境を整えることの二つの角度から治療していく必要があります。

まずはストレスの原因が何かを明確にし、少しずつ解消していくことが大切です。
ストレスの度合いが強い、あるいは自律神経失調症の可能性がある場合は心療内科の受診が望ましいケースもあります。

 

腸内環境を整えることは、下痢や過敏性腸症候群の改善に大きなメリットを与えるでしょう。
有益菌が増えれば蠕動運動が正常になるだけでなく、ストレス耐性を上げるためのセロトニンが活性化されるからです。

 

 

 

日本人がストレスに弱いといわれる一因として、セロトニンの分泌力が少ない遺伝子を多く持っているからという見解があります。
言われてみれば白人や黒人は日本人よりも大らかな性格の方が多いように感じませんか?

かといって、遺伝でストレスに負けたくないですよね。

 

そこで力強い味方になってくれるのがプロバイオティクスです。
プロバイオティクスは腸内フローラを理想的な状態に導いてくれるため、セロトニンの分泌にきっと役立つでしょう。

セロトニンの80〜90%は腸管で作られるといわれています。
心や体の健康づくりは腸から始まるといっても過言ではありませんよ!

 

 

<参考商品>