リーキーガット症候群の診断方法とは?プロバイオティクスが治療の鍵を握る!

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前回は“リーキーガット症候群の症状と原因”についてご説明しました。

リーキーガット症候群は腸が漏れて有害物質が全身に摂り込まれる恐ろしい病気です。
消化器系だけでなく、皮膚や脳などにさまざまな症状を引き起こします。
進行すれば重大な病気に繋がる可能性も……。

 

 

症状の内容や程度に個人差があり、自己判断が難しいというのが厄介なところ。
また、原因が分からなければ治療を行うことも容易ではありません。

そこで、今回は「リーキーガット症候群」の診断方法や治療方法などをご説明していきたいと思います!

 

リーキーガット症候群は自己診断できる?簡単な方法をご紹介!

「もしかしたらリーキーガット症候群かもしれない」
「長年、過敏性腸症候群に悩まされている」
「からだの不調の原因が知りたい」

という方は意外に多いのではないでしょうか?

 

でも、思い当たるフシはあっても、病院に行くには二の足を踏んでしまうことも。
できれば医者にかかりたくなりと考えるのは当たり前だと思います。

そこで、まずはリーキーガット症候群のリスクをチェックしてみましょう!
すぐにできる簡単な自己診断の方法をいくつか挙げていきます。

 

自分でリスク度合いをチェックしよう

リーキーガット症候群で起こる代表的な症状は前回の記事でご説明させていただきました。
気になる症状が多く当てはまる場合、リーキーガット症候群が発症している可能性が高いと考えられます。

しかし、それだけでは不十分です。
その症状が本当にリーキーガット症候群によるものなのか、はたまた別の病気が原因のものなのか分からないからです。

 

そこでまず、自分の食生活を見直し、リスク度合いをチェックしてみましょう。
リーキーガット症候群のリスクを高める食品は以下に挙げられます。

・アルコール、カフェインの入った飲料
・コンビニ弁当
・インスタント食品、カップ麺
・ジャンクフード、ファストフード
・スナック菓子、砂糖菓子
・小麦(パン、パスタ、ピザなど)
・炭酸飲料、ジュース

これらの食品を1日に何度も口にするという方は、リーキーガット症候群のリスクが非常に高いといえます。
たとえ毎日でなくとも、どれか一つを食べる習慣がある人はわずかにリスクがあります。

 

唾液を水に入れて観察してみよう

リーキーガット症候群の原因の一つに、カンジタ菌による腸のバリア機能低下が挙げられます。
カンジタ菌というのはカビの一種で、皮膚や口腔内、腸などで発生するものです。
健康な人の腸内にも存在しますが、過剰繁殖すると腸の粘膜を破壊し炎症を起こします。

 

カンジタ菌が腸内で繁殖しているかどうか、自分で確認することができます。
その方法は、朝起きてすぐ、透明のコップに水を入れそこに唾液を落とすというもの。
その様子を時間経過とともに観察してみてください。

 

1度目は唾液を落としてすぐ、2度目は2〜3分後に、3度目以降は15分おきに観察します。
健康な人とカンジタが繁殖している人とでは、以下のような違いが現れます。

 

健康な人
・唾液が透き通った状態で水面に浮かぶ
・濁ったり沈んだりすることなくゆっくりと水に溶ける

カンジタが繁殖している人
・唾液が濁った状態で沈む
・時間とともに糸状になる、もしくは粒子が水中に漂う

 

濁りや沈み方のスピードとカンジタの繁殖は比例する傾向にあるといいます。
しかし、これはあくまでも自己診断となるため、必ずしも正確とは言い切れません。
もっと詳細な診断方法を試したいという方は、次項で紹介する病院での診察を受けることをおすすめします。

 

病院で行う検査をご紹介!リーキーガット症候群にプロバイオティクスが効果的な理由とは?

リーキーガット症候群は目で見て分かる病気ではないといわれています。
それもそのはず、腸に穴が空いているかどうかなど、体の外からでは判別できません。
内視鏡検査を行っても発見は難しいといいます。

 

では、どのようにすればリーキーガット症候群にかかっていることが診断できるのでしょうか?

病院で行われる検査と治療法を合わせてご紹介します。

 

遅延型フードアレルギー検査が有効

これまで、リーキーガット症候群はあまり知名度が高いとはいえませんでした。
しかし、最近、腸の重要性が指摘されるようになってからは広く認知されるようになりました。

 

未だ完全といえる診断方法は見つかっていませんが、精度の高い診断法として「遅延型フードアレルギー検査」を取り入れている医療機関が増えています。

遅延型フードアレルギー検査の原因がリーキーガット症候群だと考えられているからです。
検査で陽性が出れば、リーキーガット症候群である可能性が高いと判断できます。

 

この検査は、「腸内環境検査」とも呼ばれています。

 

治療方法を見出すための検査

多くの人が抱える慢性症状が、実はアレルギー反応である可能性があります。
しかも、症状が遅れて出てくる“遅延型”のもの。

 

遅延型フードアレルギー検査を行うことで、アレルゲンとなる食物、カンジタ増殖の有無などを知ることができます。
その結果を元に、食生活の改善を行い、リーキーガット症候群の治療方法を見出すことが検査の目的とされています。

 

血液検査により少量の血液を採取することで診断します。
検査費用の相場は3万円前後です。

 

プロバイオティクスが治療の鍵を握っている!

リーキーガット症候群を予防、治療するために重要なのは生活習慣や食生活の改善です。
発症リスクを高める食品を避けることも大切ですが、腸内環境を整える食品を摂ることも同じくらい大切です。

 

腸内フローラで善玉菌を育てるには、発酵食品やオリゴ糖、食物繊維が含まれた食品を摂るのが効果的。
いわゆる“プロバイオティクス”や“プレバイオティクス”と呼ばれるものですね。

プロバイオティクスに関しては、サプリメントの活用も推奨されています。
乳酸菌やビフィズス菌をそのまま体内に摂り入れることで、腸内環境の改善が期待できます。

 

リーキーガット症候群と診断された方、または疑いのある方、腸の不調を感じる方、その他からだの不調が気になる方。
プロバイオティクスを意識することが健康への第一歩に繋がるかもしれませんよ!

 

<参考商品>

 

プロバイオティクス

 

プロバイオティクス(女性用)

 

プロバイオティクス(妊娠中&授乳中用)