梅雨バテで腸内環境が悪くなる!?その便秘、気象病かもしれません

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前回は“腸内環境と色”について詳しくご説明しました。

いつも皆さんが過ごしている部屋のインテリアカラーが、知らず知らずのうちに体調を変化させているかもしれないのです。
また、感情やメンタルにも影響を与えるため、色の持つ効果を考えてお部屋の模様替えをしてみてください!

 

 

さて、体調やメンタルに影響を与えるものといえば、“気候”もその一つです。
毎年ジメジメした梅雨の季節になると、なんとなく体調が優れない……という方は多いのではないでしょうか?

 

それもそのはず、私たちの身体の中の自律神経は、天気や温度、湿度、気圧などによってバランスを目まぐるしく変化させています。
事実、「梅雨は体調を崩しやすい時期だ」という専門家は少なくありません。

 

天候で体調が悪化するのはなぜ?6月は梅雨バテや気象病に注意しましょう

そもそも、天候や季節によって体調が悪くなるのはどうしてなんでしょうか?
梅雨に起こる特有の“だるさ”についても併せてみていきましょう。

 

気象病の原因は自律神経の乱れです

天気の変化によって体調が悪くなる症状を「気象病」といいます。
特に、気圧が低下する雨の日に多くみられ、医療機関の中には専門外来を設けているところもあるくらいです。

 

主な原因は気圧や気温、湿度が変化によって自律神経のバランスが乱れること。
通常、バランスを保っている交感神経と副交感神経のどちらかが過剰に働きすぎてしまうことで心身にさまざまな不調をもたらします。

 

気象や気候が自殺件数や交通事故数、犯罪件数になにかしらの関係があるというデータは興味深いものがあります。
(参考文献:気象・季節の感情障害への影響
http://www.airies.or.jp/attach.php/6a6f75726e616c5f30382d326a706e/save/0/0/08_2-12.pdf)

 

気象病が起こりやすいのは梅雨の時期!

内耳の前庭にある気圧センサーが気圧の変化をキャッチし、それが脳に伝わることで自律神経のバランスが崩れるというメカニズムです。
気象病になりやすいのは気圧が低下するとき。交感神経が優位になりすぎることで症状を訴えるようになります。

 

梅雨の季節は1年の中でも寒暖差が激しく温度、湿度、気圧の変動も大きいです。
そのため、気象病がもっとも起こりやすい時期といっても過言ではありません。
湿度が60%を超える日は珍しくなく、不快感を覚えることからストレスや疲労を感じてしまうのです。

 

梅雨に起こる気象病は「梅雨バテ」などとも呼ばれています。

 

だるさやうつ、“天気痛”など症状はさまざまです

気象病で起こりうる症状は実にさまざま。

多くの患者さんが訴える症状は頭痛だといいますが、腰痛や肩こり、関節痛、神経痛、古傷の痛みなど“天気痛(天気の変化による痛み)”に悩む方が多い傾向にあります。
これには、気圧の低下によりヒスタミンの分泌が増加するからという説があるんだとか。

ほかにもこんな症状がみられます。

 

◆身体の不調
だるさや倦怠感、めまい、耳鳴り、吐き気、むくみ、睡眠障害など

◆精神の不調
イライラ、無気力、集中力低下、うつ、不安感など

 

気象病に注意したいのはこんな人!梅雨に便秘が起こる理由とは?

気象病や梅雨バテは女性に起こりやすいといわれており、「学校に行きたくない〜」「仕事休みたい〜」と思うことも多いのでは?

また、この時期になると便秘に悩む人もいるのではないでしょうか。
というのも、梅雨は腸内環境が悪化しやすく便秘が起きやすい季節だからです。

 

腸内フローラの乱れは全身の不調につながり、気象病の治りも悪くなります。
この悪循環を食い止めるために、気を付けたいポイントや対策法をご紹介します。

 

乗り物酔いしやすい人は要注意です!

まず、気象病や梅雨バテになりやすい人、なりにくい人がいます。

内耳の気圧センサーの反応に脳が混乱するという仕組みは乗り物酔いに似ているといわれています。
従って、車やバス、飛行機、船などに酔いやすい人は気圧の変化で不調を起こしやすいので要注意。

また、普段から寒暖差で体調が悪化する人、のぼせやすい人、ストレスに弱い人なども自律神経が乱れやすいので注意しましょう。

 

便秘や肌荒れ起きてない?自律神経の乱れは腸内環境を悪化させる!

梅雨の時期に腸内環境が悪くなるのは、気象病や梅雨バテと同じ原因=自律神経の乱れです。
腸の蠕動運動は副交感神経が優位になると活発になりますが、交感神経が優位になり続けるとその機能が衰えてしまいます。

 

また、空気中の湿度が上がると身体がベタベタして気持ち悪くなりますよね。
それは、汗の蒸発がしにくくなっているから。

皮膚呼吸が妨げられて呼吸が浅くなり、毒素や老廃物が体内に停滞してしまうことに……。
疲労やストレスを感じやすいのもそのせいで、精神面から腸にダメージを与えることもあるんです!

 

「最近、便秘が続いている」
「ニキビや肌荒れなど肌トラブルが増えた」
という人は、自律神経の乱れで腸が悲鳴を上げている状態かもしれません!

 

規則正しい生活で梅雨も美腸をキープしよう♪

梅雨バテが腸内環境を悪化させ、腸内環境の悪化が梅雨バテの症状をさらに深刻にする……こうなってしまっては、元気に夏を越すことができません。

日常生活において大切なことは、自律神経と腸を整える対策をおこなうこと。

・栄養バランスのとれた食事
・適度な運動
・良質な睡眠

の3つが基本です。

また、冷房で身体が冷えやすいため、むくみや代謝の低下などにも気を付けなければなりません。
腸活と同時に身体を温かくする「温活」を取り入れると良いです。

 

酔い止めは気象病に効くかもしれないけれど……

気象病は乗り物酔いの症状に似ていることから、市販の酔い止め薬を飲むことで緩和できる可能性があります。

とはいえ、風邪薬やアレルギー薬と併用することができませんし、服用後に乗り物に乗ることもできません。
酔い止め薬には眠気や頭痛、皮膚トラブル、目のかすみなどの副作用が起きることがあるからです。

 

製品によっては消化管の運動を抑制する成分が含まれており、便秘になってしまうことも。
飲み続けることは腸にとっては喜ばしくありませんね。
できるだけ薬に頼らないために、プロバイオティクスなどで根本から腸内環境を良くしていきたいものです。

 

次回は梅雨バテを乗り切る方法を詳しくご紹介していきたいと思います!

 

<参考商品>