お口の健康が腸の健康にも繋がる!虫歯や歯周病を予防して美腸を保とう

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前回は、“腸内環境を整えるツボ”をご紹介しました。

 

 

プロバイオティクスとツボ押しの相乗効果で腸内環境を良好にしていけたら良いですよね!

が、腸の健康を維持するには、腸のケアだけでは不十分だといわれています。

 

皆さんが食事やサプリメントから乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を摂り入れる際、どこから腸に流れていくと思いますか?

そう、お口です!
お口が不健康だと、腸まで不健康になってしまう可能性があるんです。

今回は、口内環境と腸内環境の関係性、そして美腸に繋がる口内環境の改善方法についてご説明していきます。

 

お口の歯周病菌が腸に入り込むことで健康が脅かされる

わたしたちが生活していく上で必要不可欠なものの一つが「健康な歯」。

食べ物を噛むだけでなく、正しい発音を行う、顔の輪郭を保つ、表情を豊かにするなどさまざまな役割があります。
そのため、歯は1本なくなっただけでも多くのデメリットが生じるというくらいです。

 

歯を失う原因の1位が「歯周病」、次いで2位が「虫歯」とされています。
歯周病は歯の炎症性疾患で、成人の80%が抱えているといわれています。
歯の表面に付着した歯垢(プラーク)が原因で起こり、歯を支えている骨が溶かされてしまう恐ろしい病気なのです。

もっと恐ろしいのが、臓器や血管に炎症が起き、全身の健康に悪影響を与える可能性があるということ!

 

歯周病菌は歯肉や歯周ポケットなどから血中に入り込んで炎症を広げていきます。
その結果、脳梗塞や心筋梗塞、狭心症、糖尿病、骨粗しょう症などの重大な病気に発展していくこともあります。

そして驚くことに、歯周病菌が全身に炎症を起こすのは“腸内環境が乱れるから”だという有力な説があるのです!

 

ケアの基本は正しい歯磨きや定期的な歯のクリーニング

これまでにも、腸が全身の健康をコントロールしている重要な臓器であることは説明してきました。
しかし、歯周病菌で腸が汚れてしまえば、健康状態が悪化することは言うまでもありません。

つまり、歯周病菌を腸に入れないことが病気の予防に繋がるといっても過言ではないのです!
では、口内環境を改善するために、具体的にどのような対策を取れば良いのでしょうか?

 

毎日正しい歯磨きを実践する

歯周病を進行させないためには、日頃のオーラルケアが鍵を握ります。
とはいっても、ただ闇雲に歯磨きをしていればいいというわけではなく、“正しい歯磨き”を行う必要があります。

歯の表面だけでなく、歯と歯の間や歯と歯茎の間の食べかすや歯垢を除去し、頑固な歯石になるのを食い止めなければなりません!
歯ブラシを小刻みに動かすことがポイント。

わずかな隙間から歯周病の元が生まれる可能性が高いですからね!

また、一般的な歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使用することも大切です。

 

歯科クリニックでクリーニングを受ける

歯垢が蓄積すると、どうしても普段の歯磨きだけでは対処しきれなくなります。
自分では磨いているつもりでも、実際は磨き残しがあるケースも少なくないといいます。

そのため、定期的に歯科クリニックでクリーニングを受けることをオススメします。
すでに歯周病が進行している可能性もあるため、年に数回程度は歯科医師に診てもらい早期発見・治療に努めましょう!

 

ロイテリ菌がお口と腸の健康を守る!話題のバクテリアセラピーって何?

オーラルケアの一つとして話題の「バクテリアセラピー」をご存知ですか?
お口の健康を維持しながら腸の健康にも効果が期待できると、欧米を中心に注目されています。

 

もともとはスウェーデンで誕生したもの。
虫歯や歯周病の予防を目的に、善玉菌(プロバイオティクス)を摂取して良好な腸内フローラをつくる予防医療のことをいいます。

 

今、バクテリアセラピーで主に活用されているのが、「ロイテリ菌」と呼ばれるヒト由来の乳酸菌です。

胃酸や胆汁に強い性質から生きたまま腸に届けられ、消化管内でロイテリンという物質を生成します。
ロイテリンには悪玉菌の抑制や病原菌への拮抗作用などが期待されています。

ロイテリ菌はさまざまな研究から口内環境や腸内環境を改善するのに役立つことが分かっており、プロバイオティクスの代表選手といっても過言ではありません。

 

乳酸菌で虫歯になりにくくなる!?腸活が口内環境を良好に

さて、ここまではお口の健康が腸内環境、ひいては全身の健康に繋がることをご説明してきました。

ここでは、「腸の健康が口内環境の改善に繋がる」という逆の関係性について少し触れてみたいと思います。

 

虫歯になりやすい、なりにくいというのは、唾液の量や質にも関係していると考えられています。
唾液の量や質が低下すると虫歯になりやすいのですが、その量や質を左右するのが腸内環境だといいます。

 

乳酸菌を用いたある試験では、被験者の唾液の分泌量や口腔内細菌数に改善がみられています。

これは、乳酸菌を飲用することで腸内環境が良好になり、その結果口内環境も改善されるという裏付けになっています。
また、L8020乳酸菌を用いた試験では、2週間飲用し続けることで口内の虫歯菌が80%も減少したといいます。

 

“お口の健康+腸の健康=全身の健康”という図式はすでに常識になっているのかもしれませんね!

皆さんも、日頃から積極的にオーラルケアや腸活に取り組んでいってください!

 

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