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2018年11月20日前回は、“腸内フローラと更年期障害”についてご説明しました。
更年期の症状であるホットフラッシュや便秘、自律神経の乱れなどが腸活で改善できるとは驚きですよね!
腸活と一言でいっても、その方法はさまざまです。
「食事」「運動」「生活習慣」が基本ですが、もっと手軽に行える腸活の方法があります。
それが“ツボ押し”です!
腸が不調になると、便秘や下痢、冷え、肌荒れ……と、からだに悪い影響ばかり起こります。
今回ご紹介するツボを押して美腸に近づきましょう!
目次
腸の不調はツボ押しで改善!代表的な8つのツボをまとめてみました
私たちのからだには365個ものツボが散りばめられているといわれています。
その中で、腸の不調や気になる症状にアプローチするのは、やはり腸の周りにあるツボが基本となります。
手足にも腸のツボがあるため、合わせてご紹介していきましょう。
1.胃の不調や便通を促す「中院」
中院(ちゅうかん)と呼ばれるツボは、胃の症状にアプローチするツボです。
胃のむかつきや嘔吐、食欲不振などに効果的です。
また、腸の働きを活発にし、便通を促す効果も期待できます。
ちょうど胃の中心にあたる場所で、おへそから親指4〜5本分上、おへそとみぞおちの真ん中に位置しています。
2.胃腸全般の症状に効く「梁門」
梁門(りょうもん)は胃痛や嘔吐、食欲不振、下痢など胃腸全般に効くツボだといわれています。
中院と合わせて刺激すれば相乗効果も期待できます。
場所は、中院から指3本分外側の二か所です。
3.胃腸や消化器系に効く「天枢」
天枢(てんすう)と呼ばれるツボは、文字どおり胃腸の機能のかなめ(枢軸)を意味しています。
慢性の胃炎や下痢、便秘などの腸の不調だけでなく、消化器系にも効果を発揮します。
場所は、おへそから指二本分外側の二か所です。
4.大腸の症状に効果的な「大横」
大横(だいおう)は、文字どおり大腸の症状に効果があるといわれています。
天枢と似た効果をもち、便秘や下痢にも効き目があります。
場所は、おへそから真横に指6本分(天枢から外側に指3本分)の二か所です。
5.便秘解消に効く「大巨」
大巨(だいこ)と呼ばれるツボは、腸のぜん動運動を促進し、慢性の便秘を解消させる働きがあります。
場所は、おへそから指3本分下、そこからさらに指2本分外側の二か所です。
6.下痢に即効性が期待できる「裏内庭」
裏内庭(うらないてい)は、緊張やストレス、冷えなどで突発的に下痢が起こったときに即効性を発揮するといわれています。
足の裏、人差し指の付け根から中指に近い部分にあたります。
7.腸の働きを正常化し下痢を止める「梁丘」
梁丘(りょうきゅう)と呼ばれるツボは、過剰に活発化している腸の働きを正常にする働きをもちます。
結果的に下痢を止める効果も期待できます。
太ももの少し外側、膝の2.5cm上に位置しています。
8.腸のぜん動運動を活性化する「間使」
間使(かんし)には、腸のぜん動運動を活発にすることで便秘を解消する効果が期待できます。
お腹の張りを和らげるのにも効果的です。
手首から指4本分くらい、腕の中央部分にあたります。
「押す」だけじゃない!効果的なツボ押しのコツをご紹介!
ツボ押しというと「とにかくプッシュする」というイメージがあります。
しかしながら、押すだけがツボ押しではありません!
ここでは、ツボ押しをより効果的に行うためのコツをいくつかご紹介していきます。
ツボ押しに使うのは親指!リラックス状態で行うこと
力を入れすぎても弱すぎてもNGなのがツボ押しの難しいところ。
「気持ちいい」と思う程度の力加減は個人差がありますが、親指を使って押すのがベターだと考えられています。
逆に、人差し指は力が入りにくく、ツボ押しにはあまり向いていないかもしれません。
親指だけでは対応できない場合は、中指を使うと良いです。
また、ツボを押すときはからだの力を抜き、リラックスしている状態が理想的。
ゆっくりと深く呼吸を繰り返し、息を吐くタイミングでツボを押すようにしましょう。
押し過ぎはNG!マッサージするような感覚で
ツボ押しはむやみに長時間行うと痛みが発生してしまいます。
そのため、あまり何度も押すのではなく、3回程度に留めておくようにします。
痛みを感じる部位は避け、無理をしないことが大切です。
指で押すだけでなく、ツボ周辺を揉んだり温めたりするのも効果的。
やさしくマッサージするような感覚でツボの“コリ”をほぐしてあげるように意識すると良いです。
さて、今回は気軽にできる腸活ということで、ツボ押しについてご紹介いたしました。
ご紹介させていただいたものの中には、仕事しながら、また座った状態でできるものもありますので、是非、日常に取り入れていってください!
ツボ押しで腸の不調を改善しても、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が少なくては元も子もありません。
プロバイオティクスを積極的に体内に摂り込み、腸の健康を維持していくことも忘れないでくださいね!
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