キトサンの効果と効能、作用について

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【キトサンとは?】

キトサンカニやエビなどの甲殻類に含まれる動物性食物繊維になります。

人の消化酵素では分解されないカオチン性の食物繊維になります。

キトサンにはコレステロールや有害物質を吸着して、体外へ排出させる働きがあるので、血清コレステロール値の改善、脂肪吸収阻害、血圧上昇抑制、肥満予防や免疫力アップなど様々な効果が期待できます。

 

キトサンはカニの甲羅やエビの殻以外にも、昆虫の表皮や、イカの骨格、キノコの細胞壁などにも含まれている、高分子多糖類の一種です。

年間1千億トンものキトサンが地球上では作られており、動物や植物などの生態系を保つために欠かせません。
カニやエビなどの甲殻類を加工品として中身を利用した後、その甲殻類の殻は残ってしまいます。残った殻を有効活用する方法が研究されていく中で、キトサンの価値が認められるようになった経緯があります。

 

キトサンは畜産や漁業用の餌、殺虫剤、殺菌剤、汚水処理、医療用の人工皮膚、手術用の縫合糸など様々な分野で利用されています。
特にキトサンは人間の細胞との馴染みがよいため、医療分野においては欠かせない存在です。皮膚の病気の治癒効果も高いと言われています。

 

またキトサンは健康食品の原料としても普及しており、キトサン配合商品は厚生労働省から特定保健用食品(トクホ)として認可されているものもあります。
キトサンを完成成分として「コレステロールの高い方、または注意している方の食生活の改善に役立ちます」などの行事が許可された特定保健用食品が数多く発売されています。

 

キトサンの製造方法は、カニやエビの殻から炭酸カルシウムとタンパク質、色素を取り除いて精製して得られるキチンからアセチル基を外して、抽出精製します。
それがキトサンです。

 

【キチンとキトサンの特徴と違い】

キチンはキトサンのアミノ基がアセチル化された構造をしています。

つまりキチンは酸やアルカリ、一般的な有機溶媒、水に解けない性質ですが、キトサンは希塩酸や希酢酸など酢や胃酸に溶ける性質を持っています。

 

またキチンを分解する酵素はキチナーゼであり、キトサンを分解する酵素はキトサナーゼになります。
異なる酵素として生体内では存在しているので、キチンとキトサンは区別して考えられることが多いのです。

 

キチンもキトサンも多糖類に分類される物質ではあるものの、一般的な多糖類とは異なり、セルロース、炭素、酸素、水素だけではなく、窒素も含まれています。
この窒素はアミノ基として多糖類の構造に組み込まれており、キチンやキトサンの生理活性をしめす要因となります。

 

【キトサンの効果・効能とは?】

キトサンの効果・効能は以下の通りです。

・コレステロール値を下げる効果
・高血圧予防効果
・脂肪蓄積を防ぐ効果
・解毒・排毒作用
・免疫力を高める効果
・抗菌・防カビ作用
・腸内環境の改善
・血管の老化防止
・育毛効果

それぞれまとめてみましょう。

 

<コレステロール値を下げる効果>

キトサンはコレステロールを原料として作られる胆汁酸を吸着、排出する作用があります。

この作用によって、胆汁酸を作るためにコレステロールが肝臓へと積極的に運ばれるようになるたえ、血液中のコレステロール値を低下させることができます。

キトサンを用いた臨床実験においては、総コレステロールが低下し、HDLコレステロールが上昇したという結果が得られています。
つまり、キトサンは高脂血症などの生活習慣予防に効果を発揮してくれるのです。

 

<高血圧予防効果>

血圧が高くなる原因には、ストレス、運動不足、喫煙、食塩の取りすぎなどがあります。

食塩の主成分はナトリウムであり、このナトリウムはカリウムと一緒に細胞の水分調節を行っています。

塩分を取りすぎてしまうと、体内ではナトリウム量が必要以上に多くなってしまうため、水分バランスが崩れて、血管壁が膨張してしまいます。
またナトリウムが過剰に増えることで、血管は収縮しやすくなり、血管の通り道が狭くなってしまうため、血圧が上昇します。

 

高血圧が続くと、血管がもろくなってしまうため、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などを引き起こしやすくなります。
キトサンは、高血圧の原因となる塩分(ナトリウム)を吸着する働きがあり、吸着したナトリウムは体外へ排出されます。この働きによって血圧上昇を防ぐのです。

 

<脂肪蓄積を防ぐ効果>

不規則な食生活、運動不足、カロリーの高い食事の取りすぎを続けていると体内では余分な脂肪が増えて、そのまま蓄積して、肥満につながります。

肥満には、皮下脂肪が増えて厚くなる皮下脂肪型肥満と、内臓周りに脂肪がつく内臓脂肪型肥満があります。
内臓脂肪型肥満は、外見的には肥満に見えない体型であっても、内臓に脂肪がたまっている状態なので、隠れ肥満とも呼ばれています。

この内臓脂肪型肥満は糖尿病や高脂血症など生活習慣病を引き起こしやすく、非常に危険です。

 

キトサンは小腸を通過する時に、腸内に残っている食物の脂肪を吸着して、体外へスムーズに排出してくれる作用があります。
この働きによって、体内に残った余分な脂肪が減るので、脂肪の蓄積を防ぎ、肥満予防につながるのです。

 

<解毒・排毒作用>

体に有害物質や毒素が溜まってしまうと、体の不調が現れ、病気にかかりやすくなります。

キトサンには毒素を吸着して、体外へ排出する作用があるので、デトックス作用が期待できます。
体にたまっている肝臓では処理しきれない毒素や不要物質をスムーズに排出してくれますよ。

 

<免疫力を高める効果>

キトサンは免疫細胞の1つであるマクロファージを活性化させる働きがあります。

マクロファージは白血球の一種であり、免疫機能を担っています。このマクロファージは生体内に侵入したウイルスや細菌、死んだ細胞などを捕食して、消化する働きがあります。

 

マクロファージには2つの役目があります。1つが体内に入ってきた細菌やウイルスを発見した時に、すぐに免疫系全体に警報を発信する機能。

もう1つは、体内に侵入してきた細菌やウイルスをマクロファージの中に取り込んで、酵素で殺菌処理する機能です。
マクロファージの働きを活性化させるキトサンを摂取することで、自然治癒力、免疫力が高まり、風邪など病気にかかりにくい強い体を作ることができますよ。

 

<抗菌・防カビ作用>

キトサンには抗菌、防カビ作用もあります。大腸菌や黄色ブドウ球菌、緑膿菌などに抗菌作用があるため、食中毒予防などにも効果を発揮してくれます。

 

<腸内環境の改善>

食物繊維であるキトサンは腸内環境の改善効果もあります。善玉菌を増殖させて、腸内のバランスを保つことで、便秘を解消してくれます。

 

<血管の老化防止>

細胞が活性化し、柔軟性が増すことで血管の老化防止に役立ちます。

 

<育毛効果>

キトサンは、発毛や育毛剤、人工皮膚、縫合糸などの医療材料としても用いられています。

キトサン融合体は人工キューティクル形成能力があるため、枝毛や切れ毛の防止やキューティクルの保護、保湿性による髪の毛の乾燥を守ってくれます。

髪にツヤやハリを与えて、毛髪の帯電防止効果も得られます。
静電気は髪の毛を傷めて、抜け毛の原因になるので、健康的な髪の毛を維持できるでしょう。

 

【キトサンが多く含まれる食品は?!】

キトサンが含まれる食品には

・カニの甲羅
・エビの殻
・シャコの甲羅
・イカ軟骨
・チーズ
・キノコ類

などがあります。

エビやカニの甲羅は食事から摂取する機会が少ないので、食事から摂取するよりも、サプリメントから摂取した方が効率的にキトサンを摂取できるでしょう。

 

【キトサンを摂取する上での注意点】

キトサンの過剰摂取による副作用としては
・下痢
・腹痛
・膨満感
・便秘
などがあります。

 

キトサンは食物繊維になるので、消化されにくいという性質があります。

そのため、胃腸の弱い人が過剰にキトサンを摂取してしまうと、下痢や腹痛などを引き起こす可能性があるので注意が必要です。

またキトサンは水分を保持する作用が強いため、水分が不足してしまうと便秘になる場合があります。キトサンを摂取する時には水分を一緒にとるように心がけてたいですね。

 

そのほか、キトサンは脂溶性のビタミン類であるビタミンA、D、K、Eの吸収を妨げることがあります。
キトサンを摂取する時には、脂溶性のビタミンや必須脂肪酸を補うようにしなければなりません。

 

もう1つ、キトサンを摂取する上で気を付けておきたいのが、アレルギーです。

エビやカニなどの甲殻類アレルギーがある人は、カニやエビ由来のキトサンを摂取するとアレルギー症状を引き起こす可能性があります。
そのため甲殻類アレルギー体質の人は、キトサンの摂取は控えるようにしましょう。