下痢の種類は原因etc…で複雑に分かれる!あなたの下痢はどのタイプ?牛乳でお腹がゴロゴロするのはなぜ?の疑問を解決

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前回は下痢の定義や腸の働きとの関係性、下痢の時にお腹が痛くなる理由についてお話させていただきました。

下痢は単に消化不良や冷えが原因で起こるものとは限りません。
便の水分量によって、また、大元の要因が何かによっても細分化することができます。

 

ご自身の下痢がどの種類に当てはまるのか、一度自己診断してみてください。
ということで、今回は下痢の種類と原因、特徴などをご説明していきます。

 

下痢は「浸透圧性」「分泌性」「ぜん動運動性」の3種類に分けられる!

下痢は便の水分量が多い状態を指しますが、何が要因となって水分量が多くなってしまうのかによって大きく3種類に分けることができます。

 

牛乳でお腹が痛くなるのは浸透圧性下痢!

水分を取り込もうとする力が強い高浸透圧物質が腸管内にあると、腸で水分の吸収が上手くおこなわれずに下痢を起こします。これが浸透圧性下痢です。

原因となる飲食物を摂取しなくなれば下痢が止まります。
マグネシウムが含まれたサプリメントや下剤、人工甘味料のソルビトール(糖アルコール)、ガムなどによく用いられるキシリトールなどが浸透圧性物質の一例です。

 

 

牛乳を飲むとお腹がごろごろするという人も多いですが、これは「乳糖不耐症」と呼ばれる浸透圧性下痢の一種です。
牛乳に含まれる乳糖をグルコースとガラクトースに分解するラクターゼという消化酵素が腸内で十分に分泌されないために起きます。

 

食あたりや食物アレルギーは分泌性下痢!

食あたりや水あたりなど、細菌が腸内に侵入することで炎症を起こると、腸管の分泌液が過剰に分泌されます。その結果、便の水分量が増えて下痢になるのです。

これを分泌性下痢といい、魚介や甲殻類、卵、小麦など食物アレルギーや解熱鎮痛剤などで腸粘膜に異常をきたしたときに発生します。
細菌の種類によっては下痢以外にも血便や嘔吐、発熱などの症状が伴い、重症化する危険性もあるため注意が必要です。

 

賞味期限の切れた食べ物や生ものを食べた、水道水や硬度の高い飲料水を飲んだなどの心当たりがある場合は分泌性下痢を疑いましょう。

 

過敏性腸症候群はぜん動運動性下痢!

ストレスが原因とされる過敏性腸症候群はぜん動運動性下痢に分類されます。

本来、食べたものが便となって排泄されるまでには時間がかかります。その間、腸は蠕動運動を繰り返し、少しずつ便を移動させていくのです。
しかし、腸の働きが活発すぎると便が短時間で通過してしまい、水分の吸収が不十分となり下痢が起こります。

 

ぜん動運動性下痢はストレスのほかに暴飲暴食、冷え、バセドウ病などの甲状腺の病気が原因と考えられています。

 

急性下痢と慢性下痢にも分けられる!潰瘍性大腸炎が原因の滲出性下痢に気を付けて

一般的に、下痢は上記の3種類に分けることができますが、発生する頻度や期間によっても別の分け方をされることがあります。

 

短期間で治るのは急性下痢!長期間続くのは慢性下痢です

突然始まって短期間で治る下痢は「急性下痢」と呼ばれています。
原因が明確である場合に多く、例えば暴飲暴食や食あたり、一時的な身体の冷えなどが挙げられます。従って、急性下痢は外因性の下痢ともいわれることも。

 

 

一方、下痢が3週間以上の長期間続く場合は「慢性下痢」に分類されます。

ストレスや胃腸の状態が悪化している、全身疾患などが原因とされており、内因性の下痢ともいわれます。
過敏性腸症候群は慢性下痢および内因性の下痢の代表的な症状と言って良いでしょう。

 

潰瘍性大腸炎が原因の滲出性下痢に気を付けて

慢性下痢の一種に滲出性下痢と呼ばれるものがあります。これは、腸に炎症が起きることで腸管壁の透過性が高くなり、そこから血液成分などが腸管に滲み出ることで便の水分量が増加することで起こります。

 

腸の水分吸収が低下することも原因の一つで、便に血液や膿、粘液などが混入する場合があります。
滲出性下痢は潰瘍性大腸炎やクローン病の症状であるため、医師による治療を必要とします。

下痢が続く場合や便に異常が見られる場合などは重大な病気が隠されている可能性も否定できません。医療機関を受診しましょう。

 

下痢のときにおすすめの食べ物やNG食品をご紹介!プロバイオティクスも活用しよう

下痢は深刻なものでなければ、数日経てば症状がなくなるのが一般的です。

とはいえ、なるべく早く快方に向かわせるためには、腸にやさしい食事を意識するべきでしょう。
また、日ごろから下痢を予防するための生活習慣なども併せてご紹介していきます。

 

下痢のときは水分補給を大切にしよう

下痢のときに注意したいのが、脱水症状です。下痢によって体内の水分や電解質(ナトリウムやカリウム)が大幅に失われることがあります。

喉の渇きを感じる軽い脱水症状から始まり、頭痛やめまいなどが生じることもあり、命に危険が及ぶことも。
常温の水やスポーツドリンクなどで水分補給を心掛けましょう。

 

それ以外の飲み物でも構いませんが、基本的には刺激の少ない温かい飲み物の方が望ましいです。

カフェインの多いココアやコーヒー、炭酸飲料や冷たい飲み物、アルコール類は腸に刺激を与えるので避けた方が良いです。
ハーブティーや番茶、ほうじ茶、野菜スープや味噌汁、リンゴジュースなどを飲むようにしてください。

 

下痢のときは消化吸収が良い食べ物を摂ろう

飲み物と同じく、刺激のある物や消化の悪い食べ物は避けた方がベターです。

カレーライスや香辛料の強いもの、脂肪の多い肉や魚は腸に負担が大きすぎます。

 

また、不溶性食物繊維が多く含まれる食材(海藻、きのこ、豆類、生野菜など)や菓子パン、ケーキなどのスイーツ、人工甘味料が含まれたもの、ラーメン、そばなどは消化吸収が悪いため控えてください。

おかゆや煮込みうどん、すりおろしたリンゴ、豆腐、半熟卵、白身魚などは消化吸収が良いため下痢の時に向いています。
どうしても甘いものが食べたい時は、脂肪分控え目のアイスクリームを選びましょう。

 

下痢止めや防止にプロバイオティクスが役立つ

下痢にならないためには、正しい生活習慣を身につけることが大事です。

バランスの取れた食事はもちろん、睡眠不足やストレス、冷えなどの影響を受けないよう環境を整えることも腸の健康には欠かせません。
特に、過敏性腸症候群は緊張しやすい人や仕事が忙しい人、生活が不規則な人、真面目で几帳面な人ほどなりやすい病気です。

 

昨今の研究により、プロバイオティクスが過敏性腸症候群に有効であることが明らかになっていますから、ぜひ健康のために活用してみてください。
プロバイオティクスは急性下痢や子供の慢性下痢などにも効果があるという研究結果もあります。

 

 

もちろん、大人の慢性下痢にも効果が示されています。
プロバイオティクスで腸内フローラを理想的な状態に保てれば、下痢になりにくい体質になることは十分可能です。

 

細菌の感染による下痢を予防するには、こまめな手洗いが有効です。
感染した人と接触した時はもちろん、外から帰ったら必ずしっかりと石けんや消毒液などを用いて手洗いを徹底しましょう!

 

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