酵素の効果と効能、作用について その2
2018年11月25日ルテインの効果と効能、作用について
2018年11月25日クロレラは淡水性の緑藻類の総称のことをいいます。
緑藻類はクロレラのほか、アオサやアオミドロなどが含まれます。
クロレラは1890年にオランダに手発見され1960年以降に健康食品として販売されるようになりました。
このように健康食品として販売された理由は、クロレラには70種類以上の豊富な栄養素がバランスよく含まれているためです。
そのためクロレラは栄養補助食品として注目を集めるようになっています。
クロレラの中に含まれる栄養素を詳しく見るとタンパク質が60%も含まれており、
必須アミノ酸をはじめ、非必須アミノ酸、緑葉素、ミネラル、ビタミン、食物繊維などを多く含んでいます。
また、抗酸化作用が強いために、人体への有害な活性酸素に対抗してくれるのがクロレラとなっています。
こうした豊富な栄養素を含むクロレラには以下のような効果効能があります。
目次
クロレラの主な効果/効能/作用
・肝機能を高める(アルブミンによる体内の毒素を排除するため)
・利尿作用を高める(カリウムを多く含み、ナトリウムを排出するため)
・コレステロール値を下げる(ナトリウムを排出するため)
・アルツハイマーを予防する(酸化ストレスを軽減するため)
・動脈硬化を予防する(コレステロール値を下げるため)
さらに豊富なミネラルの効果として、骨や歯を丈夫にしたり、骨粗鬆症、心筋梗塞や狭心症を予防したりします。
ただし、クロレラを摂取しすぎると嘔吐や下痢、湿疹などの副作用の恐れもあります。
また、ビタミンKが豊富に含まれるため、血液凝固剤として使われるワーファリンの働きを軽減させてしまします。
そのため、クロレラの摂取量の目安は1日当たり、1~3gとなっています。
そして摂取上の注意点としては「長期間にわたって摂取すること」が大切です。
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さらに詳しくクロレラについて
クロレラとは、クロレラ属淡水性単細胞緑藻の総称で、1890年、オランダの微生物学者・バイリンク氏によって発見され、ギリシャ語で「緑」という意味の「chloros(クロロス)」とラテン語で「小さいもの」という意味の「ella」から名付けられました。
クロレラは地球上に生命が誕生した30億年前よりもさらに昔から生息しており、直径2〜10μmと非常に小さなほぼ球形で、細胞の中に光合成を行う「クロロフィル(葉緑素)」を持っているため緑色に見えます。
クロレラが持つクロロフィル(葉緑素)の光合成能力は、同じくクロロフィル(葉緑素)を持つ植物の数十倍もあり、その驚異的な生命力によって人間の細胞分裂の2倍速である4分裂によって細胞が増加していきます。
クロレラが持つ驚異の生命力は科学分野でも注目を集めており、1961年にはアメリカの物理化学・生物学者であるメルヴィン・カルヴィン氏がクロレラを用いた光合成の研究でノーベル化学賞を受賞しています。
さらにクロレラには様々な栄養素が豊富に含まれていることから動脈硬化や糖尿病の予防効果が期待できるスーパーフードとして注目を集めています。
◆クロレラの主な成分
◎タンパク質(全体の約45〜60%を占める)…臓器や骨、血液、筋肉など全身の組織の素となるほか、エネルギー源にもなる。
◎必須アミノ酸9種…タンパク質の構成分。人間に必要な20種類のアミノ酸のうち、体内で生成できないもの。
◎葉緑素…抗酸化作用によって生活習慣病の予防、さらにクロレラ成長因子を保有しておりアンチエイジング効果も発揮する。
◎ビタミン…三大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)の代謝をサポートする補酵素として働く第四の栄養素。
◎ミネラル…臓器や筋肉、神経が正常に機能するために欠かせない第五の栄養素。
◎食物繊維…腸内環境を整え、血糖値やコレステロール値の上昇を抑制する第六の栄養素。
◎ルテイン…赤血球膜のリン酸脂質の酸化を抑制し、脳の神経伝達物質の機能を正常に保つことで認知機能を維持する。
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◆クロレラの主な働き/作用
◎免疫力増強作用
免疫力とは体内に浸入した細菌やウイルスを攻撃して体外へと排出する白血球の防御システムのことです。
クロレラにはこの免疫機能を司る白血球の一種・マクロファージの働きを活性化させ、免疫力を増強させる作用があります。
またクロレラの細胞壁に含まれる成分には、体内に最近やウイルスが侵入した際に分泌されるタンパク質の一種・インターフェロンの生産を促進させる作用があります。
さらに血液中に含まれるタンパク質の一種・アルブミンを増殖させて白血球の数も増加させる作用があります。
アルブミンは血流によって栄養素を全身へと運搬する役割を担っているほか、体内の毒素と結合して中和する役割があり、アルブミンが不足すると腎機能や肝機能が低下して免疫力の低下も招きます。
つまりクロレラを摂取することで白血球の働きを活性化させるだけでなく、体内の毒素を中和して腎機能や肝機能の低下を防ぐことで免疫力を増強させる効果を発揮します。
◎造血作用
クロレラに含まれる成分の一つ「クロレラ成長因子」には赤血球の回復を促して造血作用を活性化させる「S-ヌクレオチドペプチド」が含まれており、貧血の改善効果を発揮します。
またクロレラ成長因子によって細胞が活性化することで細胞の新陳代謝が促進され、肝機能の向上や疲労回復効果などを発揮します。
◎抗酸化作用
クロレラに含まれる葉緑素には強力な抗酸化作用があります。
抗酸化作用とは体内に発生した活性酸素による細胞の錆びを防ぐ作用のことで、血管の錆びによる動脈硬化や肌細胞の錆びによるシミ・シワなどのエイジングトラブルを防ぐ効果があります。
またクロレラには細胞を活性化させるクロレラ成長因子も含まれているため、血管や肌だけでなく全身のアンチエイジング効果を発揮します。
◎腸内環境の改善
腸内環境が悪化すると腸内に便が蓄積されて便秘を引き起こしますが、クロレラには食物繊維が豊富に含まれており、この食物繊維が腸内に蓄積した便と絡み合うことで排出を促します。
またクロレラに含まれる食物繊維や葉緑素にはカドミウムやダイオキシンといった有害物質を排出するデトックス作用があり、腸内の有害物質を吸着して排出を促すことで便通を改善し、便秘そのものを改善させる効果も発揮します。
◎消化促進作用
クロレラにはタンパク質の分解する「ペプシン」や、クロロフィルを分解する「クロロフィラーゼ」という消化酵素が豊富に含まれており、食物の消化を促進させる作用があります。
消化が促進されることにより胃腸への負担を軽減させるほか、腸から上がってくる便や胃から上がってくる消化中の食物の臭いを抑えることができ、口臭予防効果を発揮します。
またクロレラに含まれる葉緑素にも口臭予防効果があります。
◎認知機能の向上作用
クロレラに含まれるルテインには脳の神経伝達物質の働きを正常に保つ作用があり、加齢と共に衰える認知機能を保つ効果を発揮します。
また認知機能を保つにはビタミンB12が欠かせませんが、クロレラには体内に吸収されやすい状態のビタミンB12が豊富に含まれており、認知機能の向上だけでなく記憶力アップなどの効果も発揮します。
◎視力向上作用
クロレラに含まれるルテインは目の健康に欠かせない成分で、白内障や緑内障、加齢黄斑変性症などの予防効果を発揮します。
また視力回復に効果的なβ-カロテンも豊富に含まれており、ルテインと同時に摂取できることで視力を向上させる効果を発揮します。
◆クロレラの主な効果/効能
◎貧血の改善(クロレラ成長因子に含まれるS-ヌクレオチドペプチドが赤血球の回復を促して造血作用を活性化させるため)
◎疲労回復(クロレラ成長因子が細胞の新陳代謝を促すため)
◎肝機能の向上(クロレラ成長因子が肝細胞の新陳代謝を促すため)
◎生活習慣病の予防(強力な抗酸化作用により血管の老化による動脈硬化を防ぎ、脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病も予防するため)
◎認知症の予防(クロレラに含まれるルテインやビタミンB12が脳の神経伝達物質の働きを正常に保つため)
◎視力アップ&眼病予防(視力回復や目の健康に欠かせないルテインとβ-カロテンを同時に摂取できるため)
◎便秘の改善(腸内環境を整える作用やデトックス作用により腸内に蓄積した便の排出が促されるため)
◎口臭予防(クロレラに含まれる葉緑素や消化酵素が腸や胃から上がってくる臭いを抑えるため)
◎アンチエイジング(抗酸化作用やクロレラ成長因子によって細胞が活性化されるため)
◎ダイエット効果(デトックス作用によって脂肪の沈着を防ぎ、タンパク質も摂取できることで新陳代謝がアップするため)
◆クロレラの摂取方法と注意点
クロレラはサプリメントでの摂取が一般的です。
サプリメントであればいつでもどこでも気軽に摂取できますが、過剰摂取すると次のような症状が現れる場合があります。
◎過剰摂取時に現れる症状
肝機能障害、下痢、激しい腹痛、吐き気、喘息、アナフィラキシーショック、光過敏症
こういった症状を引き起こさないためにも、サプリメントで摂取する際は摂取目安量を厳守しましょう。
また医薬品を服用中の方も注意が必要です。
クロレラにはミネラル成分が豊富に含まれていますが、その中のビタミンKには血液凝固作用があります。
そのためドロドロ血液をサラサラに改善する血栓予防薬の「ワーファリン」を服用中の場合は、クロレラを摂取することで相互作用を引き起こしワーファリンの作用を弱めてうためワーファリンをはじめ血栓症の治療薬を服用中の方はクロレラの摂取を控えるようにしましょう。
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