安定の保水力で−5歳肌を実感!!《NB プラセンタ エッセンス》レビュー:14日目
2018年12月11日ヒスチジンの効果と効能、作用について
2018年12月12日目次
【レシチンとは?】
レシチンは別名ホスファチジルコリンとも呼ばれており、卵黄、大豆、公募、カビ類などに含まれるリン脂質の一種になります。
一般的な脂質はエネルギー源として使われますが、リン脂質は他の脂質と異なり、エネルギー源だけではなく体内で様々な働きをしてくれます。
細胞膜の主な構成成分であるレシチンは、体内のあらゆる細胞膜に含まれており、特に脳や神経組織に多く含まれています。
生理機能を担っており、神経伝達物質であるアセチルコリンを生成する際にもレシチンは欠かせません。
レシチンには学習や記憶力の向上、脂質の代謝、睡眠促進などに関与しており、肝臓保護の働きもあり、健康な体を維持するために非常に重要な役割を果たしてくれます。
体にとってとても重要な成分であるレシチンは、何から取られたものかで区別されています。
卵黄からとられたレシチンは「卵黄レシチン」、大豆由来のものは「大豆レシチン」と呼ばれています。
卵黄や肉類由来のレシチンにはコレステロールが含まれていますが、大豆レシチンはコレステロールが含まれていません。
レシチンの特性として、水と油の両方の性質があります。
天然の乳化剤としての作用もあるので、食品製造に使われています。
乳化剤とは、普通であれば混ざりにくい水と油を安定して混ぜ合わせるための仲立ちになるもの。
マヨネーズやチョコレート、アイスクリームなどの食品には必ずレシチンなどの乳化剤が含まれています。
レシチンはリン酸、コリン、グリセリン、脂肪酸の4つの要素で構成されているのですが、レシチンの持つ乳化作用によって細胞内の水溶性物質と脂溶性物質を溶け合わすことができるのです。
【大豆レシチンと卵黄レシチンの特徴とは?】
レシチンには大豆由来のレシチンと、卵黄由来のレシチンがあります。
この2つのレシチンは働きや効果にはそれほど大きな違いはありませんが、目的によって使い分けられています。
それぞれのレシチンの特徴をまとめてみましょう。
<大豆レシチン>
大豆に含まれる大豆レシチンは、血液中に長く留まることができる特徴があります。
血液中に長くとどまることでコレステロールが血管壁につかないように乳化させ、血中コレステロールを減少させる効果が得られます。
その作用によって動脈硬化、脳卒中、高脂血症、心臓病などの生活習慣病予防におすすめです。またダイエット効果にも優れています。
大豆レシチンに多く含まれる成分は以下の通りです。
・良質のタンパク質:消化、吸収をサポートしてくれる
・リノール酸:動脈硬化予防、コレステロール値を下げてくれる
・カリウム:血圧を下げる
・食物繊維:腸内環境を改善して、便秘を解消する
・ビタミンB:自律神経を正常に保つ
・ビタミンE:血行を改善する
ただ大豆レシチンは、大豆アレルギーの人が摂取するとアレルギーを発症してしまいます。
また酸化しやすいので体によくないことなどが考えられます。
大豆に含まれるレシチン量は、卵黄に含まれるレシチン量に比べると少なく、食事で必要量を全てまかなおうとすると、大豆や大豆製品を大量に摂取しなければなりません。
<卵黄レシチン>
卵黄に含まれている卵黄レシチンは、大豆レシチンに比べて神経系に関与する成分であるホスファチジルコリンが多く含まれています。
レシチンに対するホスファチジルコリン量は、大豆レシチンが22〜26%なのに対して、卵黄レシチンは68〜72%くらいになります。
卵黄レシチンは神経伝達をスムーズにしてくれる作用があるので、アルツハイマー型認知症の予防や改善に効果を発揮してくれます。
つまり卵黄レシチンは大豆レシチンに比べると、脳機能改善への効果に優れているのです。
大豆レシチンと比べて卵黄レシチンに含まれる成分として特徴的なのが、タンパク質とビタミンAです。
栄養価の高いタンパク質は大豆レシチンよりも、卵黄レシチンに多く含まれています。
また目の機能を守るビタミンAが含有しているのも、卵黄レシチンの特徴です。
風邪予防や精力アップ、免疫力向上にも卵黄レシチンはおすすめですよ。
逆に大豆レシチンと比べてデメリットとなるが、食物繊維やビタミンCがふくまれていないことと、コレステロールが多いことです。
卵黄レシチンは生で摂取して、ビタミンB12と一緒に補給することで、効果が増すといわれています。
【レシチンの効果・効能とは?】
レシチンの効果・効能は以下の通りです。
・記憶力や学習能力アップ
・アルツハイマー病、認知症の予防効果
・肝機能アップ
・脂質代謝を活性化させる
・美肌効果
・動脈硬化の予防効果
・発達障害に対する効果
・うつ病など精神的病気に対する効果
それぞれまとめてみましょう。
<記憶力や学習能力アップ>
記憶や判断の働きは、脳内で神経細胞の間を神経伝達物質が活発に行き来することで行われています。
レシチンを構成する成分の1つであるコリンは、体内に吸収されると脳まで届けられ、脳内の神経伝達物質の1つであるアセチルコリンを作る材料となります。
レシチンは血液脳関門を通り抜けて、脳細胞に到達すると、神経伝達物質の生成量が増えるため、記憶や認識機能が高まり、筋肉の動きのコントロールなどもスムーズに行われるようになります。
レシチンがあることで、様々な生化学的なやりとりをサポートしてくれるのです。
逆にレシチンが脳内で不足してしまうと、イライラしたり、不眠症を起こしたり、記憶力の低下にもつながります。
脳内では神経伝達物質であるアセチルコリンの濃度、記憶力保持や脳機能向上を左右しているのです。
<アルツハイマー病、認知症の予防効果>
アルツハイマー型認知症の原因の1つと考えられているのが脳内の神経伝達物質であるアセチルコリンの量が減少することです。
アセチルコリンの原料となるコリンを含むレシチンを、積極的に摂取することで、脳内では神経伝達物質のアセチルコリンの生成量が増えていきます。
アセチルコリンの量が増えることによって、記憶力や認知機能の低下を予防できますので、アルツハイマー型認知症の予防、改善につながります。
人間の脳内には30%ものレシチンが存在しており、140億個もの脳細胞の活動を支えています。
レシチンは脳の栄養素とも呼ばれており、脳が活発に機能するためには欠かせません。
しかし人間の細胞は20歳を過ぎたあたりから、1日2〜3万個も破壊されてしまい、年齢を重ねるごとに脳細胞の破壊は進みます。
また脳の神経線維はミエリン鞘という善縁質で覆われています。
このミエリン鞘はレシチンから作られており、ミエリン鞘が傷ついてしまうと、神経繊維に大きなダメージが加わるため、認知症やアルツハイマー病を発症しやすくなります。
日常的にレシチンを積極的に補給することで、神経伝達物質であるアセチルコリンの生成を促進でき、アルツハイマーや認知症の予防ができます。
また記憶力を維持して、学習能力を向上できますし、脳細胞の破壊を最小限に抑えることも可能です。
<肝機能アップ>
レシチンは細胞膜を活性化する働きもあるので、肝臓の細胞も活性化させることで、肝機能を保護し、向上させる働きがあります。
脂肪肝になると、肝臓に脂肪が蓄積された状態であり、機能が低下します。
レシチンを摂取して、脂肪の代謝が高まることで、肝臓に蓄積した脂肪も代謝され、肝機能が高まるのです。
そのほか、レシチンには肝臓細胞であるクッパー細胞や多核細胞を増加させて、肝臓内のHDLコレステロール(善玉コレステロール)を増加させることも報告されています。
<脂質代謝を活性化させる>
レシチンを構成する成分の1つであるコリンは、肝臓での脂質代謝に欠かせません。
肝臓で脂質が蓄積してするのを防いでくれるので、脂肪肝・肝硬変予防改善にも効果を発揮してくれます。
細胞の健康維持のための仕分け役として働くレシチンは、細胞に必要な栄養素や酸素を吸収する時に、不要な物質を細胞外へ排出する働きもあります。
レシチンがあることで、エネルギー代謝の効率がよくなるので、血糖値の低下や肥満予防にも効果的です。
<美肌効果>
レシチンには油と水をなじませる乳化作用があります。
レシチンの乳化作用はコレステロールの分解や排泄に作用し、血液中の脂肪を固まらせることなく、スムーズに体外へ排出することができます。
血液中の脂肪が固まらないことで、血液はサラサラで血流がよくなります。
血流がよくなると、酸素や栄養分を体の隅々までいきわたらせることができるので、基礎代謝や新陳代謝が向上します。
新陳代謝が向上すれば肌のターンオーバーが促進されるので、若々しい健康的な肌へと生まれ変われるため、美肌効果が得られるのです。
またレシチンは皮膚を熱損傷によるダメージから守る働きがあるとも報告されており、皮膚保護作用が期待できます。
そのほか、レシチンの乳化作用は脂溶性ビタミン(油に溶けやすい性質のあるビタミン)のビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンKの吸収を手助けしてくれるので、抗酸化作用が得られ美肌を維持できます。
<動脈硬化の予防効果>
動脈硬化の原因の1つとなっているのが、血液中のコレステロール値の増加です。
血液中のコレステロールが増えると、血管に付着しやすくなり、血液の流れを悪化させてしまいます。血液の流れが悪くなることで動脈硬化は起こりやすくなるのです。
レシチンには水分と脂肪分を溶け合わせる乳化作用があり、この性質によって本来であれば溶け合うことのない水分と脂肪分ですが、コレステロールが血液中の水分に乳化するようになるのです。
つまり血液中のコレステロールをレシチンが溶かして、余分なコレステロールを減らし、血管壁に付着するのを防ぎます。
そうすることで細胞内や血液中でコレステロール値を調整していくのです。
レシチンが体内にたくさんあると、悪玉コレステロール(LDL)が減少して、善玉コレステロール(HDL)は増えます。
肝臓内のコレステロール合成酵素であるACATの働きを抑制する作用もあるので、高脂血症や動脈硬化などの生活習慣病予防につながりますね。
<発達障害に対する効果>
発達障害とは、脳の機能障害の1つであり、遺伝的、先天的な病気となります。
他の人とうまくコミュニケーションがとれない、ルールを守れない、集中力がない、何かする時にミスが多いなど様々な症状がありますが、正常な社会生活を送るのが困難になる場合もあります。
また発達障害は知的障害は伴わないケースが大半なので、周りからみると気づかれにくく、ミスが多い人というイメージを持たれている方も少なくありません。
レシチンは体内で脳や神経組織を作り出す役割があります。発達障害に対するレシチンの有効性は、明確なエビデンスはないものの、老化に伴う脳機能の低下にはレシチンの有効性が認められています。
<うつ病など精神的病気に対する効果>
うつ病などメンタル面に問題が起こる精神的な病気の原因は、脳内物質であるセロトニンやノルアドレナリン、神経伝達物質であるドーパミンなどが不足することによって起こると考えられています。
脳の神経細胞同士の情報伝達にって、意思行動や喜怒哀楽の感情表現などは全てコントロールされています。
神経伝達物質に異変が起こると、バランスが崩れメンタル面の不調が起こりやすくなります。
レシチンは細胞の内外をつなぐ細胞膜の主要構成成分になるので、栄養素を取り込み、余計な要らないものを排出する作用があります。
そのため、レシチンを摂取すれば体内は活性化されて、神経伝達物質の受け渡しがスムーズになるので、脳の働きが活性化されます。
脳の働きが活性化されると正常になり、うつ病の症状が改善されます。
レシチン10mgを1日1回摂取した場合、躁病の症状として現れる妄想、支離滅裂な発言などの症状が改善されたという報告もされています。
うつ病などの精神的病気に対する効果を期待する場合、サプリメントなどで継続的にレシチンを摂取するのが理想的でしょう。
【レシチンの摂取量、多く含まれている食品とは?】
レシチンは大豆レシチンと卵黄レシチンがあり、大豆レシチンは大豆や納豆・味噌などの大豆製品、卵黄レシチンは卵黄に豊富に含まれています。
そのほか、多く含まれる食品は以下の通りです。
・大豆
・卵黄
・銀杏
・ウニ
・レバー
・ウナギ
レシチンの1日摂取目安量は食事摂取基準2015までは摂取量が特に決められていません。
またFAO/WHO合同食品添加物専門家会議においても乳化剤などの添加物として利用する際のレシチンの制限は特に決められていません。
アメリカではレシチンを供給源とするコリンの推奨摂取量は定められており、成人女性で1日425mgになります。
日本人の一般的な食事で計算しなおすと、平均的なコリン摂取量は1日300mg程度となっているようです。
ただ大豆レシチンは大豆から抽出したレシチンになるので、大豆アレルギーがある方は摂取は控えるようにしましょう。
食事から大豆レシチンを補う量に関しては特に問題はないものの、サプリメントなどから摂取する際には用法用量をよく守るようにしましょう。
レシチンは通常の食材に含まれる成分ですので安全性は非常に高く、問題となるような副作用や健康被害はありません。
また他の医薬品との相互作用においても報告がないので、安心して摂取できますね。
ただレシチンの過剰摂取になってしまうと、下痢や腹痛などを起こす可能性があるので注意が必要です。
ビタミン類を効率よく取りたいなら、こちらがおすすめ!