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必須ビタミンは体内で合成することが出来ない、
または少量しか合成できないビタミンのことです。

ビタミンには、水溶性ビタミン脂溶性ビタミンがあります。
水溶性ビタミンの特徴は尿などに溶けやすく排出されやすいため、体に貯めておけません。
また脂溶性ビタミンは排出されにくく、過剰摂取に繋がりやすいです。

こうした必須ビタミンの主な働きは、体の調子を整える役割があります。
そのため、この必須ビタミンの摂取が不足すると体調が悪くなったり、
また不足しているビタミンごとに違った症状があらわれるようになります。

必須ビタミンは以下の条件に当てはまる有機化合物のことを言います。
・人間の体内で合成することができない
・健康維持に不可欠
・不足すると欠乏症が現れる
こうした条件に当てはまるビタミンの由来は、ラテン語で「生命にとって大切なもの」という意味からつけられています。

そして、必須ビタミンを分類すると水溶性ビタミンは9種類あり、
それがビタミンB1、ビタミン2、ビタミン6、ビタミン12ナイアシンパントテン酸葉酸ビオチンビタミンCです。
脂溶性ビタミンは4種類あり、それがビタミンAビタミンDビタミンE、そして、ビタミンKです。
これら13種のビタミンが必須ビタミンとなっています。

必須ビタミンを摂取するうえで注意すべきことは「ビタミンA」の過剰摂取です。
ビタミンAは必須ビタミンの中で脂溶性ビタミンであるため体内に蓄積されやすくなっています。

また、もし妊婦さんであれば「葉酸」の摂取が大切です。
葉酸は核酸(DNA)を形成するビタミンなので、胎児を育てる際に重要な栄養素となります。