コラーゲンの効果と効能、作用について その3
2018年10月6日ローズヒップオイルの効果と効能、作用について その2
2018年10月6日ローズヒップオイルとは、南米チリや南アフリカの山岳地帯で育つ野生の野バラであるワイルドローズの実から抽出したオイルのことです。
ワイルドローズが開花して花が落ちた後に残る実がローズヒップと呼ばれ、実の約70%が種子であり、その種子を圧縮して抽出したローズヒップオイルは約90%以上が美容成分で構成されているため非常に美容効果が高く、世界中のセレブやモデル、女優が愛用していることから「女優オイル」とも呼ばれています。
しかしローズヒップオイルはワイルドローズ1kgから僅か3mlしか抽出できないため、非常に希少価値が高いオイルでもあります。
またローズヒップオイルはその名前から連想されるようなバラの香りはしません。
一般的に大量のバラの花弁から精製されたローズオイルはバラの香りがしますが、ローズヒップオイルは種子から抽出しているためバラの香りはせず、人によっては苦手と感じる植物独特の香りがします。
目次
◆ローズヒップオイルの主な成分
ローズヒップはビタミン類を豊富に含有することから「ビタミン爆弾」とも呼ばれており、ローズヒップから抽出したローズヒップオイルにも様々なビタミン類が含まれているほか、ミネラル類や脂肪酸、栄養素なども豊富に含まれています。
◎ビタミン類:ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンPなど
・ビタミンA…肌のターンオーバーを促進させ、美肌効果を発揮
・ビタミンB1…糖質の代謝をアップさせ、ダイエット効果を発揮
・ビタミンB2…加齢と共に乱れる肌のターンオーバーの周期を整えて皮膚や粘膜を保護し、美肌効果を発揮
・ビタミンC…シミやそばかすの原因となるメラニン生成を抑えると同時にコラーゲン生成を促し、美白効果を発揮
・ビタミンE…体内の活性酸素を除去して体の錆びを防ぎ、アンチエイジング効果を発揮
・ビタミンP…熱に弱いビタミンC保護することでビタミンCの働きをサポートする
◎ミネラル類:カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、鉄、亜鉛、ケイ素、セレンなど
・リノール酸…角質層のバリア機能を高めると同時に肌のターンオーバーを促進させ、美肌効果を発揮
・リノレン酸…肌の角質細胞へと栄養を補給し、ハリや弾力を与えて美肌効果を発揮
・オレイン酸…皮脂の働きをサポートし、保湿効果を発揮
◎栄養素:βカロテン、リコピン、アスコルビン酸、リンゴ酸、クエン酸、ティリロサイドなど
・β-カロテン…体内でビタミンAに変換された後ビタミンAとして働き、美肌効果を発揮
・リコピン…強い抗酸化作用により体内の活性酸素を除去し、アンチエイジング効果を発揮
◆ローズヒップオイルの主な働き/作用
・肌細胞のダメージを修復し再生を促す
ローズヒップオイルに含まれる脂肪酸にはストレスや紫外線ダメージによって傷ついた肌細胞を修復する働きがあるほか、細胞を活性化して再生を促す働きもあり、健やかな状態の肌へと導く作用があります。
・肌のターンオーバーを促す
肌細胞は肌の内側で生まれると時間の経過とともに徐々に肌表面へと上がり、やがて最後は角質となって剥がれ落ちますが、このサイクルのことをターンオーバーといいます。
年齢が若く肌が健康な状態であればターンオーバーによって肌は常に潤いやハリ、弾力のある若々しい肌を保つことができますが、ターンオーバーは加齢と共に衰えるため肌表面にどんどん角質が蓄積され、シミやそばかす、くすみ、シワといったエイジングトラブルや、ニキビ、肌荒れ、乾燥といった肌トラブルの原因となります。
ローズヒップオイルに含まれる脂肪酸やビタミン類には加齢と共に衰えるターンオーバーを促す働きがあり、肌細胞のダメージ修復&再生作用も相まって若々しい健やかな状態の肌へと導くことができます。
・肌の水分&油分バランスを整える
加齢により肌のダメージ修復能力やターンオーバーが衰えると肌表面の水分と油分のバランスが崩れ、キメが乱れてしまいます。
ローズヒップオイルは人間の肌のph値に近いため肌馴染みが良く、水分と油分のバランスを整えてキメも整えることができます。
キメが整った肌は毛穴トラブルを引き起こしにくいため、若々しい肌へと導くことができます。
このようにローズヒップオイルは肌へと働きかける作用に優れています。
肌は常に紫外線ダメージやストレスなどの刺激に晒されていますが、傷を負った肌細胞の修復や再生能力、ターンオーバーは加齢と共にどんどん衰えるため、いつまでも若々しい美肌を保つためには肌の修復・再生。ターンオーバーにアプローチできるローズヒップオイルでのケアが効果的です。
実際にローズヒップオイルでケアした場合に期待できる効果については「ローズヒップオイルの効果と効能、作用について その2」でご紹介します。