サメ肝油の効果と効能、作用について その1
2018年11月12日
マカの効果と効能、作用について
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スピルリナは藍藻類に含まれる藻で、最古の植物とも言われています。

スピルリナには、必須アミノ酸が多く含まれていることから、様々な健康効果を生み出すことが出来ます。

また、クロロフィルや、ビタミン群やミネラル群も多く含まれていることから、近年の健康ブームに乗って注目が集まっている食品です。
そのため、スピルリナを摂取していると、体調をよくすることが出来たりするので、積極的に生活に取り入れていくといいでしょう。

 

スピルリナは1927年にドイツの藻類学者によって発見され、ギリシャ語の「らせん」という意味に由来して命名されました。
その後、研究が進んでいくうちに、スピルリナは「35億年以上」昔から地球上に存在していたといわれ、あらゆる動植物の起源とされています。

そして、このスピルリナの研究が進んでいくうちに、必須アミノ酸をはじめ、ビタミン群やミネラル群を多量に含んでいることが分かり始め、1967年ごろから食用として注目が集まり始めました。
その栄養素の種類は50種類以上含んでいるとされ、NASAでは宇宙食として研究もされるようになっているのです。
スピルリナは女性に嬉しいダイエット効果のほか、以下のような効果効能があります。


スピルリナの主な効果/効能/作用

・アンチエイジング作用がある(抗酸化作用により、活性酸素を除去するため)
・貧血を予防する働きがある(血液の原料となるため)
・風邪をひきにくくする(リンパ球を活性化させ、免疫力を高めるため)
・アレルギーを緩和する(γ-リノレン酸がアレルギー物質を抑えるため)
・抗炎症作用がある(フィコシアニンに炎症を抑える働きがあるため)
・ダイエット効果がある(必須アミノ酸が基礎代謝率を高めるため)
・二日用意を予防する(アセトアルデヒドを分解してくれるため)

 

こうした働きがあるスピルリナは、低カロリーという特徴もあります。
そのため、様々な健康効果、美容効果を得られるうえ、太りにくいという特徴があるのです。
上記の点が人気となり、健康食品の話題の的となっています。

 

スピルリナの過剰摂取は、下痢などを引き起こす可能性があります。
ですが、通常の摂取量では副作用は起きないので安心してください。
けれども、万が一のためにも1日の摂取量は3~6g程度にしておくといいでしょう。

 

また、こうした様々な面で健康作用があるスピルリナを効率よく摂取するには「サプリメント」がオススメになっています。
このようにサプリメントからスピルリナを摂取するのであれば、用法・用量を守って摂取することで、手軽に様々な効果効能を手に入れることが出来るのでオススメです。

 

 

 

スピルリナの効果と効能、作用について その1」ではユーグレナの特徴や栄養素、アミノ酸(タンパク質)の働きについてご紹介しましたが、ここではそれ以外の作用や効果・効能、副作用についてご紹介します。

 

スピルリナの主な効果/効能/作用

※腸内環境を整える

スピルリナには非常に多くの食物繊維(100gあたり3.6g)が含まれています。

その量を比較するなら、キャベツや凍り豆腐の2倍程度。
2015年版の「日本人の食事摂取基準」によると、食物繊維の1日の摂取目安量は成人男性が20g以上、成人女性が18g以上とされています。

スピルリナは野菜不足になりやすい現代人の食物繊維補給に役立つでしょう。

しかも、スピルリナに含まれる食物繊維は、40%以上が水溶性食物繊維。文字どおり腸の中で水に溶けやすい食物繊維です。

 

海藻やきのこ類、果物などに多く含まれます。
水溶性食物繊維は有害物質の吸収を妨げるだけでなく、便として体外へ排出させる働きをもちます。
このことから、便秘の解消にも効果が期待できます。

スピルリナの摂取量が多いと、便の色が黒っぽくなることがあります。
この場合、摂取量を減らすことで

また、水溶性食物繊維は善玉菌のエサにもなるため、スピルリナには腸内環境を整える働きがあると考えられています。
ラットによる実験でも、スピルリナによる乳酸菌増加が認められました。

 

※生活習慣病予防改善

・動脈硬化症疾患の予防改善(コレステロール値の低下)

スピルリナに含まれる水溶性食物繊維には、腸内を移動するときコレステロールやコレステロールによって生産された胆汁酸を吸着する性質があります。

吸着したコレステロール類は便となって体外に排出されるため、コレステロール値を下げる効果が期待できます。
コレステロール値が高いと、動脈硬化の進行により脳梗塞や心筋梗塞などになりやすいため、水溶性食物繊維は積極的に摂りたい栄養素です。

 

以下のような研究試験も行われています。

○ラットに高コレステロール食とともにスピルリナを摂取させた結果、コレステロール値の上昇が抑制された
○高血圧症をもつ人にスピルリナを1日4.2g投与したところ、コレステロール値および動脈硬化指数が改善した

 

・高血糖疾患の予防改善(血糖値の上昇を抑える)

水溶性食物繊維には粘着性があるため、腸内をゆるやかに移動する性質があります。

食べ物の栄養素(糖質など)の吸収スピードもゆるやかになり、血糖値の急激な上昇が抑制されます。
また、インスリンの過剰な分泌が抑えられるため食欲抑制作用も期待できます。

血糖値が高いと倦怠感や多尿、肌荒れなどの症状が現れるだけでなく、糖尿病や肥満、糖尿病の3大合併症といわれる神経障害や網膜症、腎症などのリスクが高まります。

重度の糖尿病患者を対象に行われた研究試験では、スピルリナの投与により30日後及び60日後に血糖値が改善されるという結果が出ています。

食生活の改善や適度な運動、禁煙などの生活習慣を見直すとともに、スピルリナが有効活用できるでしょう。

 

・肝炎の予防改善(肝機能の保護)

スピルリナ特有の色素「フィコシアニン」には肝機能を保護する効果があるとされています。
フィコシアニンはクロレラやユーグレナには含まれていません。

ラットによる実験では、有害物質を与える前にフィコシアニンを与えたところ、有害物質から肝臓が保護されることが分かりました。

肝炎患者6名を対象にした研究試験では、スピルリナの投与(1日21錠)により全員の肝機能が改善されたことが明らかにされています。

肝機能悪化で上昇するGOT(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)およびGPT(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)の値は二週間後から改善がみられ、2か月後に6名とも正常値になりました。

現在では、肝炎患者の食事療法の一種にスピルリナが採り入れられている病院もあります。

 

・抗ガン作用

毎年60万人以上の方ががんにかかっているといいます。
近年、スピルリナの抗ガン作用が注目され、ガン患者の栄養療法にも活用されています。

 

スピルリナの抗ガン作用についての研究試験の一例は以下になります。

○スピルリナの投与でガンの発生リスクが減少、もしくは腫瘍が小さくなった(細胞、動物対象)
○口腔内の前癌病変(ガンの発生率が高い早期ガン)をもつ患者にスピルリナを1日1g投与。対象者のうち45%に病変が完全に退縮した。

しかし、スピルリナの摂取を止めると、対象者の50%が翌年に再発した。

また、スピルリナにはガン転移抑制作用や抗ガン剤の副作用リスクを軽減させる効果も期待されています。

 

※アレルギー疾患の症状緩和

・アレルギー性皮膚炎の抑制

スピルリナはアレルギー疾患の症状緩和にも効果的とされていますが、これもまたフィコシアニンの働きだと考えられています。

ある実験では、フィコシアニンを投与したラットに皮膚炎を発症する物質を投与すると、炎症はみられたものの60%以上の炎症が阻害されたことが確認されました。
フィコシアニンではなく食塩水を投与した方のラットには抗炎症作用がみられませんでした。
実験ではフィコシアニンの投与量が多ければ多いほどアレルギー性皮膚炎の領域が小さくなることも明らかにされています。

 

・アレルギー性鼻炎の改善

花粉症をはじめとしたアレルギー性鼻炎は、埃やハウスダスト、動物の毛などのアレルゲンが原因で引き起こされる疾患です。
鼻気道の炎症による鼻水やくしゃみ、鼻づまり、かゆみなどが主な症状です。

アレルギー性鼻炎の患者を対象に行われた研究試験では、1日2gスピルリナを摂取することでこれらの症状が緩和したという結果が出ています。

 

※その他の効果効能、作用

・免疫機能向上
・抗酸化作用
・白内障の進行阻止
・貧血の改善
・抗ウイルス効果
・インフルエンザ予防
・血圧調節作用