キーウィ(キウイ)フルーツの効能と効果、作用について

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キーウィ(キウイ)フルーツは、ニュージーランドの栽培果実として有名で、日本では、キーウィ(または、キウイ)など様々な呼び名で親しまれています。

キーウィの特徴は、なんといっても、ビタミンCが豊富に含まれているフルーツということです。

ビタミンCは、抗酸化作用(アンチエイジング作用)、肌の美容効果(シミ、ソバカスなどの予防)抗ストレス作用や、コラーゲンの生成に使われます。

その量は、100g中に約70〜80mg前後と豊富に含まれています。

およそ、みかんの倍の量、イチゴと同等で1日の必要目安摂取量のビタミンCをキーウィ1個で、約70%も補給することが出来るのです。
(ゴールドキーウィは、グリーンキウイの約1.5倍のビタミンCを含有していると言われています。)

 

ビタミンCが多く含まれている他に、抗酸化作用のあるビタミンEも含まれています。

キーウィに含まれている良質の食物繊維であるペクチンが多く含まれているため、腸内環境を整える整腸作用や、便秘改善にも効果を発揮するだけでなく、体内の有害物質やコレステロールを排出するなどの働きもあります。

(ペクチン=植物の細胞壁や中葉に含まれる複合多糖類で、ガラクツロン酸 (Galacturonic acid)がα-1,4-結合したポリガラクツロン酸が主成分)

その他には、カリウム(ナトリウムやカルシウムと共に、神経や筋肉の機能を正常に保つ必須ミネラルの一つでスポーツ選手なども利用する)、カルシウム葉酸も含まれているほか、アクチニジンと呼ばれるタンパク質分解酵素が含まれております。

 

このアクチニジンは、胃内の消化不良によって生じる口臭を抑制したり、口腔内の食物(食べかす)を分解、細菌の繁殖を抑制する働きがあります。

 

更に、アクチニジンは、60度までなら効果があるため、アルコールにも比較的強く、たんぱく質を消化する働き(消化促進作用)もあるため、ダイエットにも、痛風、糖尿病、心筋梗塞にも、効果を発揮します。
(固い肉などは、キーウィの液に数時間漬けると柔らかくなるほどです。)

 

また、抗酸化作用のあるポリフェノールの豊富に含まれており、癌や、動脈硬化の予防にも役立ちます。

特に皮の部分には、果肉の約3倍のポリフェノールが含まれています。

 

キーウィの酸味の主成分は有機酸で、クエン酸、リンゴ酸、キナ酸、シュウ酸などです。
この有機酸は、エネルギーの代謝に影響があり、疲労回復や二日酔い時の回復などにも役立ちます。

豊富なビタミンCなど、風邪予防に、また、風邪に伴う発熱時の栄養と水分補給などにも適しています。
そのままフルーツとして、ヨーグルトに混ぜたり、ドライフルーツにしフルーツティーとしても、料理に利用しても良いフルーツです。

美肌効果にダイエット効果、便秘解消、抗酸化作用(アンチエイジング作用)、鉄分葉酸(貧血防止)、など、特に女性には、嬉しい大きな効果を得られる小さなこぶし大のフルーツと言えるでしょう。

 

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キウイフルーツをもっと詳しく解説

キウイフルーツとはマタタビ科マタタビ属に属するツル性植物の果実のことで、産毛の生えた果実には果汁が多く含まれ、果肉には小さな黒い種子が数多く含まれているほか、食物繊維やビタミン、ミネラルなど様々な栄養素が豊富に含まれていることから“フルーツの王様”とも呼ばれています。

 

キウイフルーツの原産地は中国の揚子江沿岸で、中国では古くからキウイフルーツの原種の果実を薬用や食用として重用していましたが、1904年にニュージーランド人女性が原種の一つである「ヤンタオ」の種を本国に持ち帰り、植物学者によって試験的に栽培した結果、1910年頃に実を付けました。

 

当時ニュージーランドでは実を付けた果実を「Chinese Gooseberry(チャイニーズ・グーズベリー)」と呼び、1920〜30年頃に品種改良が試みられ、種苗生産業者のヘイワード氏によって現在最もポピュラーな緑色の果肉品種の開発に成功し、彼の名前から「ヘイワード種」と名付けられています。

ヘイワード種の開発成功後ニュージーランド国内での栽培が盛んになり、1950年頃から国外へも輸出されるようになりましたが、この際に原種である中国種と区別をつけるために「キウイフルーツ」と呼ばれるようになりました。

 

「キウイ」とはニュージーランドの国鳥である「KIWI(キウイ)」のことをさし、キウイフルーツの産毛が生えた果実の見た目がKIWI(キウイ)の幼鳥に似ていることから名付けられたとされています。

日本には1964年にアメリカから初めて輸入され、日本の気候でも育てやすいことから1970年頃から国内での栽培が始まり、現在は東北から九州にかけて全国的に栽培されています。

 

◆キウイフルーツの主な種類

キウイフルーツは品種改良によって数多くの種類が生み出されていますが、果肉の色によって緑肉種の「グリーンキウイ」と黄肉種の「ゴールドキウイ」に大きく分類されています。

 

◎グリーンキウイ

日本でもポピュラーなヘイワード種がグリーンキウイです。
果肉が緑色で、甘味と酸味の程よいバランスが特徴です。
食物繊維を100gあたり3.0gと豊富に含み、その量はゴールドキウイの倍に相当します。

またタンパク質の消化・分解をサポートする酵素の一種・アクチニジンも豊富に含まれています。

 

◎ゴールドキウイ

果肉が黄色をしたゴールドキウイは近年日本でも人気が高まっている品種です。
グリーンキウイと比べて甘味が強く、食物繊維の含有量はグリーンキウイと比べて約半分であるものの、ビタミンCの含有量は100gあたり140mgと約2倍に相当します。

 

◆キウイフルーツに含まれる主な成分

 

◎ビタミンC

キウイフルーツにはビタミンCが豊富に含まれていますが、特にゴールドキウイには1個当たりレモン8個分ものビタミンCが含まれており、ビタミンCの1日あたりの摂取目安量を補うことができます。

ビタミンCには美肌作りに欠かせないコラーゲンの合成を促す作用や、シミやそばかすの原因となるメラニン生成を抑える作用、疲労回復作用、免疫力向上作用などがあります。

 

◎ビタミンE

「若返りのビタミン」とも呼ばれるビタミンEには強力な抗酸化作用があります。

抗酸化作用とは体内で増えすぎた活性酸素による体の老化を阻止する作用のことです。

活性酸素には体内に侵入したウイルスや毒素を分解し体外へと排出する働きがありますが、体内で増えすぎると正常な細胞まで傷つけ、酸化させて老化を招く原因となります。

特に血管が錆びて老化すると動脈硬化を招き、心筋梗塞や脳梗塞といった重篤な血管障害の原因にもなります。
ビタミンEには強力な抗酸化作用によって活性酸素の働きを阻害して体の老化を防止するほか、肌にハリ艶を与えて若々しさを保つアンチエイジング効果などを発揮します。

 

◎カリウム

キウイフルーツにはカリウムが豊富に含まれていますが、特にグリーンキウイはフルーツの中でも含有量がトップクラスです。

カリウムには体内のナトリウムを体外へと排出する作用があり、高血圧の予防効果を発揮します。

また体内でナトリウムが蓄積されるとむくみを引き起こすため、カリウムによってナトリウムが排出されることでむくみの改善・予防効果を発揮します。
さらにカリウムには利尿作用があり、体内の老廃物の排出し新陳代謝を促すことで血流が促進され、冷え性の改善効果も発揮します。

 

◎食物繊維

食物繊維には水溶性食物繊維不溶性食物繊維の2種類がありますが、キウイフルーツにはこの2種類の食物繊維が含まれており、特にグリーンキウイにはバナナの約2〜3倍もの量が含まれています。

食物繊維には整腸作用があり、腸内環境をキレイに整えることで便秘改善効果や美肌効果を発揮します。

 

◎アクチニジン

アクチニジンとはタンパク質を分解する酵素の一種で、消化促進作用があります。
このアクチニジンはキウイフルーツのみに含まれる成分で、消化促進作用によって胃の負担を軽減し、胃もたれの改善効果を発揮します。

 

◎葉酸

ビタミンの一種である葉酸は赤血球を作るうえで欠かせない成分で、体内で葉酸が不足すると貧血を引き起こす原因となることから、生理中に貧血を引き起こしやすい女性の積極的な摂取が推奨されています。

また葉酸は胎児の発育に欠かせない成分でもあるため、妊娠中の女性は特に積極的な摂取が推奨されています。

 

◎ポリフェノール

健康成分としてもお馴染みのポリフェノールには強力な抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去して体の錆びを防ぎ、動脈硬化の予防効果やアンチエイジング効果などを発揮します。

 

◎有核酸

キウイフルーツにはリンゴ酸やクエン酸、キナ酸などの有核酸が豊富に含まれています。

有核酸には身体が疲労を感じる原因物質の「乳酸」をエネルギーに変換する作用があり、疲労回復効果を発揮します。
また鉄分の吸収率をアップさせる作用もあり、貧血の予防効果も発揮します。

ここまでキウイフルーツの種類や含有成分についてご紹介しましたが、引き続き後半で主な効果・効能、おすすめの摂取方法や注意点についてご紹介します。

 

ドライキウイフルーツがブレンドされたビタミンたっぷりのフルーツティー!

 

「キウイフルーツの効果と効能、作用について 前半」では主な種類や含有成分についてご紹介しました。

ここでは引き続き主な効果・効能、おすすめの摂取方法や注意点についてご紹介します。

 

◆キウイフルーツの主な効果/効能

◎疲労回復(有核酸が疲労物質である乳酸をエネルギーへと変換し、ビタミンCがエネルギー代謝を促進するため)

◎胃もたれの予防(アクチニジンがタンパク質の分解を促して消化をサポートし、胃腸への負担を軽減するため)

◎生活習慣病の予防(抗酸化成分が動脈硬化を、カリウムが高血圧を予防し、食物繊維がコレステロールの排出を促すため)

◎感染症の予防(ビタミンCが免疫機能を司る白血球の働きを強化し風邪やインフルエンザなどの原因菌への感染を防ぐため)

◎ストレス緩和(ビタミンCがストレスを緩和させる副腎皮質ホルモンや精神を落ち着かせるドーパミンの分泌を促すため)

◎美肌・美白(抗酸化作用に優れたビタミンEやCが肌にハリ艶を与え、メラニン生成を抑制して若々しさを保つため)

◎むくみ解消(カリウムが体内の余分な水分の排出を促すため)

◎冷え症・肩凝り・腰痛の改善(カリウムの血流促進作用により血行不良による末端の冷えや痛みが改善されるため)

◎便秘解消(豊富に含まれる食物繊維が腸内に蓄積した便を絡め取ると同時に腸内環境を整えて便通を促すため)

◎ダイエット(食物繊維によって満腹感が持続し食べ過ぎを防ぐほか、腸内環境が整い痩せやすい体質へと改善するため)

◎女性ホルモンの調整(ビタミンEが女性ホルモンの乱れを整え、生理痛・月経前症候群(PMS)・更年期障害などを改善する)

 

◆キウイフルーツはこんな方におすすめ

◎疲れやすいと感じている方、なかなか疲れが取れない方
◎胃もたれしやすい方
◎生活習慣病を予防したい方
◎糖尿病・高血圧・コレステロール値などが気になる方
◎風邪を引きやすい方
◎ストレスを和らげたい方
◎肌トラブルでお悩みの方
◎むくみでお悩みの方
◎冷え性や肩凝り、腰痛でお悩みの方
◎便秘でお悩みの方
◎健康的にダイエットしたい方
◎生理痛や月経前症候群(PMS)でお悩みの方
◎更年期障害でお悩みの方

 

◆キウイフルーツのおすすめ摂取方法&注意点

◎一番おススメは“生”

キウイフルーツには様々な栄養素が含まれていますが、加熱すると失われてしまう栄養素もあるため、含まれる栄養素を余すことなく摂取するには生のまま食べましょう。

またキウイフルーツに含まれるポリフェノールは果皮と種子に多く含まれているため、できれば皮をむかずにそのままカットして食べることをおすすめします。
ニュージーランド現地では皮ごと丸かじりする女性が多数います。

 

◎完熟させるほどビタミンCの含有量がアップ!

キウイフルーツの果肉に含まれるブドウ糖や果糖はキウイフルーツが熟すにつれてビタミンCへと変化するため、完熟した状態が最もビタミンCの含有量が多くなります。
ビタミンCには美肌や疲労回復、免疫力アップなどの効果があるため、できるだけ完熟させてから食べましょう。

 

◎ヨーグルトやアイスと一緒に

カットしたキウイフルーツをヨーグルトに混ぜたり、アイスやシリアルのトッピングに使ったりする食べ方もおすすめです。
また牛乳と一緒にスムージーにする食べ方もおススメです。

 

◎ゼリーにするなら寒天で固めること

フルーツを使ってゼリーを作る場合、一般的にはゼラチンを使用しますが、キウイフルーツをゼリーに使用する場合は含有成分のアクチニジンの働きによってゼラチンが固まらないため寒天を使用するようにしましょう。

 

◎食物アレルギーをお持ちの方は要注意!

キウイフルーツの含有成分であるアクチニジンはアレルギー物質でもあります。

アクチニジンに対してアレルギー反応を引き起こした場合、食べた後5〜15分ほどで口の中や喉がイガイガするように感じたり、腫れを引き起こしたりします。

重篤な場合はアナフィラキシーショックを引き起こす場合もあるため、食物アレルギーをお持ちの方はよく注意し、万一アレルギー症状が現れた場合には直ぐにかかりつけの医師の診察を受けて下さい。

キウイフルーツには様々な栄養素が豊富に含まれているため、1日1個食べるだけで手軽に健康をケアすることができます。

また価格もリーズナブルなうえに1年中手に入れやすいため、ぜひ毎日の食生活に取り入れてみましょう。

 

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