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2018年10月27日
ローヤルゼリー(ロイヤルゼリー)の効能と効果、作用について その3
2018年10月27日ローヤルゼリーとは、働き蜂が蜂蜜や花粉を食べ体内で分解・合成した後に分泌する乳白色をしたクリーム状で酸味のある物質です。
蜜蜂の巣には1匹の女王蜂と数万匹の働き蜂が生活していますが、女王蜂も働き蜂も卵の段階で差があるわけではなく、卵が孵化してからローヤルゼリーを与えられた1匹だけが後に女王蜂となり、女王蜂となった後も働き蜂からローヤルゼリーを一生涯に渡り与え続けられます。
ロイヤルゼリーには様々な栄養素が含まれてるためローヤルゼリーのみを食べ続ける女王蜂は働き蜂と比べて体格が2〜3倍も大きく、寿命に至っては30〜40倍も長く、毎日約1,500〜2,000個の卵を産み続けることができます。
女王蜂とその候補となる1匹の幼虫だけが口にできるローヤルゼリーは、その高い栄養価とパワーにより日本では「王乳」と呼ばれ、日本や中国では古くから「不老長寿の薬」として重用されてきた歴史があります。
◆ローヤルゼリーの種類
ローヤルゼリーは「ローヤルゼリーの表示に関する公正競争規約」によって次の3種類に分類されており、それぞれにメリットやデメリットがあります。
◎生ローヤルゼリー
働き蜂が女王蜂候補である1匹の幼虫を収める「王台」という区画に分泌したローヤルゼリーを72時間以内に採取したもので、ローヤルゼリーが持つ作用や効果・効能を一番感じることができるものの、酸味が強い独特の味で食べにくいうえに保管が難しい。
◎乾燥ローヤルゼリー
生ローヤルゼリーを凍結乾燥させたもの、あるいは乾燥処理したもので、長期保存がしやすいものの、生ローヤルゼリーと比べると効果・効能が劣る。
◎調製ローヤルゼリー
生ローヤルゼリーや乾燥ローヤルゼリーに蜂蜜や乳糖などを加えた後に錠剤やカプセル状、液体状に調製したもので、原料に使用した生ローヤルゼリーの重量が全重量の1/6以上であるもの。
手軽に摂取しやすいものの全体の約5/6はローヤルゼリー以外の物質であるため、生ローヤルゼリーや乾燥ローヤルゼリーと比べると効果・効能がかなり劣る。
◆ローヤルゼリーの主な成分
◎必須アミノ酸(タンパク質の構成分であるものの体内で合成できないため食物から摂取する必要がある成分)
バリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジン、トリプトファン、メチオニン、フェニルアラニン、リジン、スレオニン
◎アミノ酸(タンパク質の構成分で、内臓や筋肉、血液、ホルモンの素となる成分)
チロシン、シスチン、グリシン、プロリン、アルギニン、タウリン、アスパラギン、アスパラギン酸、グルタミン、グルタミン酸、セリン、ヒドロキシプロリン、アラニン、β-アラニン、γ-アミノ酪酸
◎ビタミン(体や皮膚・粘膜の健康維持に欠かせない成分)
B1(チアミン)、B2(リボフラビン)、B3(ナイアシン)、B5(パントテン酸)、B6(ピリドキシン)、B7(ビオチン)、B9(葉酸)、B12(コバラミン)、アセチルコリン、イノシトール
◎ミネラル(体の様々な機能バランスを整える成分)
カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛
◎特有成分(自然界でローヤルゼリーにしか含まれていない成分)
デセン酸、類パロチン、ビオプテリン
ローヤルゼリーは全体の約65%が水分、約13%が必須アミノ酸・アミノ酸、約10%が糖類、約5%がデセン酸などの脂質、約7%がその他の成分で構成されており、合計60種類以上の栄養素が含まれています。
中でもローヤルゼリーにしか含まれていない特有成分のデセン酸には女性ホルモンと似た働きがあり、ホルモンバランスの乱れによる月経障害や月経前症候群(PMS)更年期障害など女性特有の症状を緩和・改善させる効果があります。
このようにローヤルゼリーには様々な栄養素がバランスよく含まれていることから「優れた健康補助食品」とも呼ばれていますが、実際にローヤルゼリーが発揮する作用や効果・効能は「ローヤルゼリーの効果と効能、作用について その3」でご紹介します。